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異世界バトルロイヤル  作者: コジロウ
暴虐の国
17/19

知らない天井

「ん、うぅん」

目が覚めきらない翔は自分がふかふかのベッドに寝ていることに疑問も持たず見知らぬ天井が目に入った。木でできた温かみのある天井だ



ん?どこだここ、、、


俺はサイクロプスと戦い、シロを抱えて必死に森を駆け抜け森が途切れた所に、小屋を見つけたが誰もいないのか開けてくれなかった。

いやあんな時間だったから気付かなかっただけかもな。それに不審者とおもって開けないか。

とりあえず俺は小屋の前で寝てしまったはずだ。


翔はバサッと布団を払い起き上がるとベッドの下に自分の靴があり横にシロが寝てることに気づく。

周りを見てみると約10畳ほどの部屋にベッドとテーブル、本棚しかないシンプルな間取り、壁はログハウスというのだろうか丸太を積み上げたような作りだった。おそらく寝る前に見た小屋と同じだと思う。

立ち上がり、シロを撫でる。毛並みにそって撫でると気持ち良さそうな顔をした。

よかった元気そうだ。扉は一つしかないとりあえず開けてみる。

木の扉をキーっと軋む音を立てながら開くと同時に美味しそうな匂いが漂ってきた。

キッチンらしきところに女性が立ってる。後ろ姿だが気づいたことがある。

まず目にはいったのが頭に被った帽子。三角形のいかにも魔術師がするような黒い帽子だ。魔女の家なんだろうか?すぐにとって食われたりはしないよな。一応ベットに寝かしてくれたみたいだし。とりあえず声をかけてみるか。


「あのー」

女性がこちらに気づき振り返った。


!?


女性がこちらを振り返り、俺の目はその豊満な胸に釘付けになった。全体は黒い、いかにも魔術師の服なんだが、ノースリーブのワンピースから出たすらりとした白い腕と胸元が空いた服の、白い左上乳と白い右上乳。ごくっ。けしからん。


元の世界の学校のプールとかで同級生の女子の胸は拝見したがここまで豊満な

おっおっぱいたんは、は、初めてなんだな。


イカン胸から離れろ俺の脳みそ。


おちつけ〜おちつけ〜おちちつけ〜


す〜は〜す〜は〜深呼吸だ。す〜は〜


「えっと、、大丈夫?」

声をかけられてはっ!と気づく。

「だ、だだ大丈夫です!なにも見てません!」

いかんテンパってる!なんか見てたみたいじゃん!見てたけど!

「ほんと?大丈夫?」

「す、すみませんいきなり知らない場所だったので動揺してました。」

「それもそうよね、私はスクルド・カスパール。あなたは?」

「僕は天城翔です。」

「アマギカケル聞いたことない響きの名前ね。こんな森で何してたの?」

「実は遠いとこから船旅をしてたんですけど。難破してしまって。」

「、、、嘘ね。私嘘は好きじゃないわ。言いたくないなら言わなくてもいいけど嘘はつかないでね。」

!?なんで分かったんだ!?

「まぁいいわ。お腹減ってない?落ち着いたらご飯にしましょ。」

よかったとりあえずとって食われることはなさそうだ。

いや、お、おれは食べてもらっても構わない。、 、 、なんてな



---------------


キッチンのカウンターの正面にあるテーブルの席につく。

手伝わなくても大丈夫だろうか。いや一応お客さまだから大丈夫だよな?


キッチンの奥からスクルドさんがお皿に持ったクリームシチューとパンを持ってきた。

いや持ってない浮いている。魔法か?

「さぁ食べましょう。」

ポカンとしながらもパンに手を伸ばした。

「あっごめんちょっとまって。」

なんだ?マナーが悪かったりしたのだろうか。

そういえばこの世界にきて女性と食事をしていない。

ガサツなおっさん空間ばかりだから知らず知らずのうちにマナー違反をしててもおかしくない。

女性がパンの皿を指さしくるりと円を描く

「えいっ」

パンから焼きたてのパンの香ばしい香りが漂ってきて食欲を掻き立てる。

うまそう。、 、 、ってか今の魔法だよな。

「そんな魔法あるんですね。」

「え?今時の魔術師はこれぐらいもできないの?」

「いや余り魔術師の知り合いがいなくて。一応僕も魔法は使えるんですけどね。」

「へぇ〜あなた大きいから戦士か何かだと思ってたわ。魔法も使えるのね。」

「でも、独学に近いので魔法を使えるとは胸を張っては言えるようなものではないんですけどね。スクルドさんは魔術師なんですか?」

「、 、 、 いや私はただの占い師よ魔法は自衛の為覚えただけよ。」

「占い師もMP上がるんですね。」

「エムピー?なんのこと言ってるの?」

「い、いえなんでもないです。」


俺はごまかす為シチューをスプーンですくい口に入れた。


旨い!


今までこの世界で一番うまかったのはどんぐり亭のオーク丼だったがそれを大きく引き離しこのシチューが1位にランクインした。

クリーミィな牛乳の味と上手くマッチした肉のうま味。

あとお芋さんほくほく 、 、 、


後は上手く言えないが旨い。

俺に良いコメントを求めるな。わかってんだろ?

俺はパンとシチューを口の中にかきこんだ。


とりあえず旨いわ。これ!

すごい。嫁にしたい。


「旨い!俺の嫁にほしい!」


い、いかん!俺の妄想が余りの旨さに興奮して口から出てしまった。

「え?」

「い、いや、なななんでもないんですよ。余りの美味しさと美しさに嫁にほしいなとか、こんな彼女いたら幸せだなとか思ったりしたんですけどそんなこと言っったらスクルドさん困りますしそんなこと言えるほど俺甲斐性ないですから。ってか嫁にほしいっておれ家ねーじゃん!何を言ってるんだ俺は」

ああああ!いかんテンパってる!朝からなんなんだ俺は!ああ穴があったら入りたい。

「え?」

少し赤くなってうつむくスクルドさん

これ又かわええわ。


も、もしかしてまんざらじゃなかったり。



「あなた誠実そうに見えたけど人は見かけによらないのね。ガッカリだわ。出ていって。」


ちーん(´;ω;`)そうですよね〜


---------------

「すみません。すみません。」

「もういいわ。男の人はみんな狼だって聞いたことあるし。不用意に家に招きいれた私が悪いわ。しばらく休んだら出ていって。」

「そ、そうですか。、、すみません。、、、!!」

まてよ俺丸腰じゃん。あんなサイクロプスとか魔物が襲ってきたら死ぬよな。

マズイ、マズイぞ。

「僕この森を西に抜けようと思ってるんですが、デカい魔物に襲われて命からがら逃げてきたんです。」

実際は襲われたというより襲って返り討ちにあったが正解だが、この森をぬけるには力が足りない。思うにこの女の人はかなりの魔術士だろう。パンを温める魔法とか簡単に思えるが実は難しい。以前雨に濡れた下着を乾かそうと思って、火の魔法を調節しながら下着にかけた一瞬で灰になった。意外と魔法の威力を調節するのは難しいのだ。現状の剣がない状態でこの森を抜けれると思えない。

「そんなの私の知ったことじゃないわ。」

「少しだけ、少しだけでいいんです。魔法を教えてください!」

「嫌です。出ていって。図々しいわよ」

「そこをなんとか!」

「私あなたに襲われたくないわ。」

「そ、そんなこと僕できませんよ。ヘタレですし。」

「ヘタレ?よく分からないけどそんなの信用できるわけないじゃない。」

ぐぬぬぬ中々強情だな可愛い顔して。

なんとか、なんとかしなければ。!!そうだ日本人における最高の謝罪&お願い方法があった。


これが俺の最強の必殺技だ!


必殺 ジャンピング土下座!


勢い良く跳ねると床の上に頭と膝から着地し額を地面に擦りつけて誠心誠意土下座をする。 

これが必殺 ジャンピング土下座! 


これをやられて首を横に振る人は見たことがない。やっている人もやられている人も見たことない。ちなみに頭が痛い。


「お願いします。俺は、なんとか生きてこの森を抜けれるかも知れない。けどシロを守りながらだと厳しいんです。だから、どうかお願いします。」


「、、、やめてよ。頭上げて、立ってください。そんなことされても困るわ。」

「そこをなんとか!どうか僕に魔法を教えてください!」

「私あなたにそんなことする理由がないわ。」

「そ、そんな」

その時物音を聞いたのかクリームシチューの匂いにつられたのかシロが横の部屋から顔を出した。

「くぅううん。くぅううん」

ナイスだ!シロ!同情作戦ネクストステージだ。

「シロ、ごめん!力ない俺にはこの森を抜けれないかもしれない、でも俺が命に変えてもお前を守るから」

チラッ

「このお姉さんが魔法を教えてくれたらなんとかなるかもしれないけど」


チラッ


「、 、 、もぉ!わ、分かったわよ!とりあえず今日一日魔法を見て上げるから。その態度しだいで考えるわ。」

「ありがとうごさいます。」


こうして俺は、スクルドさんに魔法教えてもらうことになった。

クリームシチューとパンを食べきり早速魔法を教えて貰うことにした。


「とりあえず外に出ましょう。家を壊されたくないわ。」


「ふぅ。なんで私がこんなこと。」

「いいじゃないですか。減るもんじゃなし。お願いしますよ。」

「まったく。まあいいわ。とりあえずなにか得意な魔法を使ってみて。」 

得意な魔法。とりあえずファイヤーボールかな一番多用してるし。

無数のファイヤーボールを無詠唱で出現させた。約30個ぐらいだろうか。

「へぇ〜なかなかね。無詠唱でここまでできるなら充分じゃない?」

「いやこのファイヤーボールではあのサイクロプスですかね。あいつに簡単に弾かれちゃって。」

「あぁあなた無意識にファイヤーボールに芯を入れてるわね。」

「芯?」

「そうよ見てて」

スクルドさんが近くの木の棒を魔法で浮かせる。

「いくつかあの棒を狙って打ってみて。」

火の玉は行きよい良く飛んでいったが木の棒が動き野球のバットとボールのように打たれて火の玉は明後日の方向に飛んでいった。木の棒には多少焦げ後が残ってるだけだ。

「じゃあ今度は私の番ね。この木の棒を浮かすか持つかしてくれる?」

よし、俺も魔法で持ち上げてみよう。

手に魔力をこめ浮くイメージを思い浮かべる。少しずつ木が浮いて、浮いて、どこかに飛んでいった。


「、 、 、 、取ってきます。」

「そうね」



木の棒を拾ってきた。

「すみません。続きお願いします。」

今度は手に持って構えた。やっぱりできないことはするべきではないな。


「行くわよ。」

ファイヤーボールが出現と同時に飛んでくる。速い!?

木の棒でそれを打ち返す。しかし

木の棒に当たった火の玉は打った感触もなく木の棒にまとわりついた。


「熱!」

木の棒を手から放し地面に捨てるとそのまま灰になっていく。

「違いが分かる?」

「ええっと俺のは打たれた、スクルドさんのは燃えた。」

「そんな客観的な見方じゃなく理由よ。」

「あぁそれが芯入ってるってことか。」

「そう、貴方が芯に何を思い浮かべたか分からないけど相手を燃やそうとするならまとわり付くようなものを思い浮かべなさい。」

なるほど俺が思い浮かべたのは野球の硬球だ。当たると痛いが弾かれるな。

今までのゴブリンとかは燃えやすかったんだろう。


まとわり付くようなものといえば油だな。

「もう一回やってもいいですか?」

「いいわよ。」

周りに手頃な木がなかったのか家の近くにまとめてる薪を持ってきた

「行きます!」

今度はファイヤーボールを一つだけ油中心に火を纏わせるイメージだ

火の玉ができるがゆらゆらしている。安定していない。

液体を丸く保つことが難しい。そのまま放ってみるか。

2メートルほど動いたところで球状が保てなくなり火が散らばった。

これは意外と難しいな。


「なかなか難しいでしょ。でもこれをできれば芯を尖った矢や槍に変えて放つこともできるわ。」


なるほどゲームの主人公は簡単に覚えるけどそう簡単ではないと言うことか。



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