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異世界バトルロイヤル  作者: コジロウ
戦いは突然に。
14/19

幕間 heroes side 1-2

レベルを修正。伴いステータス修正。副隊長殺害によるレベルアップを考慮しました。

俺は人を殺した。

嵌められたようだ


皇帝陛下は第一印象では紳士的だった。

しかし実際は俺の英雄としての力が目当てなんだろう。

それでも今は帝国に従うしかない。

流石に超人になったといっても国に喧嘩売ったらただでは済まないだろう。

悔しい、人間の黒い部分を、高校生の俺が垣間見えることになるとは。


「それで、 、 、俺はどうしたらいい?」

少し苛立ちが混ざった声で皇帝陛下に問う。

「そうじゃのまずは教育じゃの」

「教育?」

「先ほどの戦いを見るにお主戦いは初めてじゃろ」

小さい頃はよく翔と喧嘩してたな

勝てたことの方が少ないけど。

あれぐらいでは戦闘経験にもならないか。

「そうですね」

「じゃろうな、 、魔法は?」

「魔法?」

「魔法もだめか。しばらくは訓練が必要じゃの」

魔法使いみたいなやついたけど、コスプレとかじゃなくてモノホンの魔法使いがいるのかよ。すげえな


「ああそれとの、神からの啓示の時に神器を頂戴しておる。お主に渡すようにとのことじゃ。」

皇帝陛下はそう言って高そうな小箱から黒い板みたいなものをとりだした

「スマホ?」

見た目はスマホだ。液晶が5インチオーバーのフラッグシップモデルみたいだ

電源ボタンも上についてるし音量の調整のボタンも右についてる。ただ充電のコネクターを指すとこがない

皇帝陛下から渡されたので電源を入れてみる

【Absolutely Utility】 

の文字が画面上にゆらゆら揺れる。

あぶそりゅてぃりーユーティリティ?意味がわからん

しばらくすると頭文字だけ残り、合わさって【英雄】に変化した、

、 、 、 、商標権とか大丈夫か?

しばらくすると俺のスマホのようなメニュー画面が現れた

なんでスマホ?


上と下にアプリらしきものがならんでいる。

俺のスマホだと下にあるのがよく使うアプリで上にあるのがたまに使うアプリだ

左下のアプリを押してみる。


------------------------------

タチバナ ショウ 英雄


LV6 英雄

16歳

身長172cm 体重59kg


HP   1063/1500

MP   518/750


力     750

体力    750

技術    750

身のこなし 750

魔力    750


スキル

経験値2倍 自然回復速度2倍 MP回復速度2倍 


チート

絶対命令

------------------------------

基準がわからんがとりあえず強そうだな。

レベルが6なのはさっきの副隊長を殺したことによってあがったのか?

あとチートの絶対命令が気になる。

誰かに命令を与することができたりするのだろうか?

実験が必要だな。

ステータスを見ながら今後の事を考えていたらスマホからポーン、ポーンと音が鳴った

----------------

井上 武16歳が亡くなりました。


謹んでお悔やみ申し上げます。


死因:着地失敗による脳挫傷

---------------

はっ!?井上!死んだのかよ?

井上とは仲がよかったわけではないが

良く登校中にロボットアニメの話をした記憶がある。

まじかよ。


しばらく井上を思い出していたらまたポーン、ポーンと音がする

---------------

田村 良子16歳がなくなりました。


謹んでお悔やみ申し上げます。


死因:イエローバッファローのむれ衝突による圧死

----------------

ほんとに異世界なんだな。イエローバッファローってなんだよ。

正直女子とはあまり仲良くなかったから田村とも数回話をしただけだ。

でもクラスメイトの死。聞くと恐くなってくる。 

俺にとって地球で死を感じたのはおばあちゃんが死んだ時だけだった

それがこの世界に来てからクラスメイトは死に俺自体が1人殺めた。

正直現実のことと思いたくない。

悪い夢だと思いたい。

しかしいつまでたっても目は覚めない。

目の前の事を直視するしかない、これが現実だ。


「それではタチバナ殿、そろそろ食事としようかの」

空気読めよ。俺がしんみりしてるとこなのに。

でもそういや腹減ったな、バスの中で食べたポテチから何も食ってない。


王宮に戻り先ほどの長い机の部屋に案内された。


先ほどは王様の横だったが

今度は対面側の端いわゆる来賓席に座らされる。

警戒されているということかもしれない。

ある意味すごいな、さっきまで伴に敵を倒そうという雰囲気だったのに隙を見せたらすぐこちらを操る側に回った。

いつ皇帝の座を狙われるかわからない様々な貴族が住む宮殿ですんでいるんだ、

腹芸も当然できるんだろう。


机の上に料理が処狭しと並べられる。

見た目は洋食、俺は食べたことないがイメージでは

フランス料理って感じだな。

コース料理みたいに一品ずつ出されるわけではないようだ。文化の違いか。

最後にナイフとフォークのようなものが出される

俺テーブルマナーとか知らないけどいいのか。

料理が並び終えると奥から出てきた女性が二人、席に座った。

「私の家族を紹介しよう。」

若干歳のいった美熟女と言える女の人が立ちあがった。

「女王のレテーシア・ギュルヴィ・メリクリウスでございます。」


綺麗な金髪の美女、長い髪をクルクルフワッって感じの正に令嬢が立ち上がる

「フローリア・ギュルヴィ・メリクリウスですわ、英雄様。」

うわぁかわいい。マジ好みだ。

皇帝陛下。これからお義父さんと呼んでもいいですか。


先ほど人を殺してしまった俺がこんなにテンション上がるとは。

それほど美しく、可憐でとりあえず付き合いたい。


それから他愛も無い会話を行い。会食を終えた。


王宮をでてメイドさんに2階建ての建物に入り個室に案内にされる。

メイドと言っても『御主人さま。』とかそんな甘いことはない。ようはおばちゃんだ


8畳ぐらいの飾り気のない部屋。

家具はベッドと棚と机と椅子。

当然家電製品はない。

「こちらは国軍の宿舎でございます。副隊長以上の方がお住みになっておられます。」

一応一般兵士よりは上の待遇らしい。

「あの、お風呂とかは、 、 、 、」

「お風呂、、、湯浴みですか。タチバナ様はいままで随分恵まれた環境だったようですね。湯浴みなど貴族様が夜伽前に行うぐらいで皇族の者でも毎日は入りません。貴族意外ではよほどの大商人ぐらいでしょう」

「そうですか」

あれ?すこし怒ってんのか?

「私はこちらの宿舎の世話係のマリベールと言います。洗濯は部屋のカゴの中に、食事は外へでて正面をしばらく歩くとございます大食堂でお願いいたします。体が臭うと感じたら布に水を浸して拭いてください。」

「分かりました。」

ベッドに横になる。今日はいろいろありすぎて疲れた。


俺は、今日、人を殺した。他の英雄のクラスメイトを殺さないと3年後俺は死ぬらしい

今日人を殺して思った。あんな惨たらしい死に方はいやだ。

死にたくない。死にたくないんだ。

自分でやっておいてどうかと思うが俺は、


蹂躙する側でいたい。


だから、地球であった道徳観とか正義とかを捨ててでも

他を犠牲にしても。周りにクズ扱いされても。俺は生き残る。

硬く決意した勝は今までの自分との決別する覚悟を決めた。



それから一週間俺はみっちり鍛えられた。

一日のスケジュールとしては朝食前に剣の使い方や体術などを教えられ朝食後昼までこの世界の一般常識や各国の情勢や魔法についての基礎知識等の座学を行い、午後からまた剣を振ったり魔法を使うトレーニングをする。


地獄の訓練みたいなのがあるかと思っていたがそうでもない。

いや、割りとハードなんだろうが俺のステータスにとっては大したことない


その中でわかったことがある


俺、ぱねぇ


いい剣を使えば相手の剣や鎧ごと真っ二つにできるし、

魔法は上級者でしか使えないような物も簡単に扱えた。

やはり俺のステータスぱねぇ!




それにしてもチートについてなんだが今だに使い方が分からん。

一緒にトレーニングをしている兵士にわざと落した剣を

拾え。と命令してみたが 

「へー。英雄様は随分と偉そうですね」

と言われてしまった。このチートどうやって使うんだよ。

ステータス表示画像のチート部分をタップしてみたり、長押ししてみたけど説明は出なかった。


そして今日は、国から休みをもらえた

今度街に行ってみようとも思ったが金がないので手入れの行き届いた綺麗な王宮の庭を散歩してた。そしたら王女様が庭にいた。というか王女様一人とかあぶないよな?


いろいろあったが俺は王宮の庭など、外の敷地内には自由に入れる。

王宮内は用事がないと兵士が通してくれないが

英雄としてある程度優遇されてるんだろう。


なにしてんだろ。あそこだけなんか明るく、爽やかな風が吹いているように見えるのは俺の補正だろうか。

えっ!小鳥が近くに寄ってきてるじゃん。餌とかあげてないのに。

うわぁまじ天使!フローリアたんまじ天使!

よし!話しかけよう!

ナンパってやつだ。地球ではしたことないけど


「王女様。なにをしてるんですか?」

小鳥が飛び立つ。俺は王女様と違って禍々しいオーラを放っているんだろうか。

「英雄様。、 、 、変に思われるかもしれませんが、小鳥さんとひまわりさんとお話ししてました。」

確かに近くにひまわりがある。

「王女様はいつも小鳥とか花と会話してるんですか?」

ちょっと天然なのだろうか?少し天然成分が含まれているのも可愛かったりもするが。あっち系はちょっとどうしたらいいかわからん。

「はい。私、魂と直接話ができるスキルを生まれながらもってまして、お父様はあまり表に出すなと言うのです。でも私王宮から出れませんので小鳥さんとお花さん達しかお友達がいませんの。」

そんなスキルあるんですか。

まぁ魔法が使える世界だからな、そういうものがあってもおかしくはないか。

てかその憂いを帯びた顔もかわいい。

「では私がお友達なってもよろしいでしょうか。」

「へ? 、 、 、 お、お願いします!」

少し顔を赤らめている。

こうして俺は王女様と友達になった。


王女様と話をしたらすぐ分かるが彼女はピュアすぎる。

会話に下ネタを挟んでも首を傾けて ? って感じだ。

そうして俺の異世界での初めての休日は有意義なものとなった。

「王女様、今度王宮を抜け出して見ませんか?」

「そんな、お父様に怒られてしまいます。」

「そうですね。じゃあ今度私が戦場で戦果をだしたら報酬に王女さまを貰い受けますので一緒に外でデートしましょう。」

「え、、そんな、、困ります。」


冗談のつもりだったが純粋な王女様は冗談に取らなかったみたいだ。

俺も恥ずかしいじゃないか。

うつむいてこちらをチラチラみてる。

なにこの可愛い生き物。

だが男としての本能が告げる。これは行きける。


少し調子に乗っていたのかもしれない。

「王女様」

いつもよりテンションが上がっていたせいかもしれない。


いつもの俺の言動ではなかった。

こういう事に慣れてないというのもあるかもしれない。



「俺のものになってくれ」



肩に手を置き、思い出すと恥ずかしくなるような言葉を言った。

言ってしまった。不敬罪にあるかもしれない。

身分違いの恋。ロミオとジュリエットのような物を思いうかべてしまう。

以外と俺もロマンチストだな。

しかしそれまで爛々と輝いていた王女様の目が光を失う。

恥ずかしがって赤く俯いていた顔の表情はなくなり

いわゆる無表情になった。


うわぁ調子に乗ってやり過ぎたわぁ。

流石に怒ったかな。 

と後悔していたが王女様の口から出たのは否定の言葉ではなく肯定の言葉だった。

「はい、分かりました。お受けします。」

なんの感情もない言葉。


、 、 、 、これはまさか、



絶対命令




こうしてフローリアは俺のものになった。


チートを一度発動してからステータス表示画像の絶対命令の部分を長押しすると【説明】の項目が出るようになった。

『絶対命令・対象者の体に触れ5秒以内に命令を与えることにより、相手の意思捻じ曲げ。従わせることが可能になる。』

そうか相手の体に触れることが必要だったのか。そりゃそうか無条件に従わせる

ことができたらだれにも負けないからな。


そして俺はフローリアを自室に招き、頂いた。


ご馳走さまでした。



翌日俺は、一週間ぶりに皇帝陛下と謁見することとなった。

正式に国の英雄として国内に発表される為、任命式というのを行うらしい。

マリベールさんが男の人を引き連れて鎧や具足、篭手などを持ってくる。

どうやらそれらしいカッコをしないといけないらしい。


なかなか格好いいな、俺。

鎧は白を基調としたプレートアーマー正に王道の英雄といった感じだ

マントがよく似合う。

取り付けると周りで見ていたマリベールさんや荷物持ちの人が

「あんなに重いものを軽々と」

とかいってる。実際体感では制服を着るぐらいの重さだ。

布の服なんて重さを感じない。俺の超人化は半端ないみたいだな。

さあ王宮に行くか。


歩くとガチャガチャ音がしてうっとおしい。


王宮に入ってまっすぐ進む。以前は来たことのない場所だ

階段を登り終えると左右に兵士がいた

「皇帝陛下がお待ちしております。」

一週間前にはいなかった貴族や軍人が左右にズラーっとならんでいる。

俺の前には陛下までレッドカーペットが続いていた。

玉座は3段ぐらい登った上にあり

陛下の左右には女王とフローリアが座っている。

奥の方の爺さんが前に出てきた。

「英雄タチバナよ。よく参られた、陛下の前まで脚を進められよ」

誰だこの人と思いながら陛下の前までくる。

「よく来たな英雄タチバナよ。そなたにはこれから我がメリクリウス帝国の為力を尽くして頂く。これは我が国に伝わる剣宝剣アンスウェラー。これをそなたに授ける。そなたはその力をもって帝国に勝利をもたらし200年の戦乱の時からミッドガルドを解放せよ」


「承りました。」


陛下が剣を両手で持って玉座から降りてくる。


俺はこの謁見の話が昨日の夕方に聞かされた時からずっと狙っていたんだ。


陛下から宝剣が両手で差し出され、俺も両手で受け取る。この時に少しだけわざと手に触れた。

そして小声で囁いた




「この国の全権を俺に渡せ」




周りの貴族達には聞こえていない。


「あいわかった。」


周りの貴族達は陛下が急に発した言葉に首を捻っていた。




そしてこの国は俺のものになった。


さあ、おれが生き残る為の手はずは整った。あとは帝国の力を使い

他の英雄を殺す。




俺は、





生き残る!


とりあえず現在のタチバナの話は終わります。

2章終了後書くかもしれませんし書かないかも。

次からいよいよ2章です。翔の話に戻ります。

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