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異世界バトルロイヤル  作者: コジロウ
戦いは突然に。
13/19

幕間 heroes side

今回は翔が主人公ではありません。

毎日の平凡な日常がこんなことになるとは。


修学旅行のバスの中で急に先生が

みんなにはこれから殺し合って貰うと言い出し、俺たちは空中に飛ばされた。

ベイルアウトと言うのだったか、バスの座席が戦闘機の緊急脱出のように座席ごと飛んでいった。しばらくその状態で空中を飛んでいた。そして急に座席は空中でバラバラになり俺の体は自由落下を始めたのだ。眼下にある雲を突き抜け、街の様なものが見える、どんどんと街は大きくなり、空中で死を覚悟したが着地の瞬間不思議と着地体制をとり、派手な衝撃音をさせながら着地した。


ありえない。俺の予想だが富士山ぐらいの高さから落ちたはずだ。雲が下にあった。無事着地などありえない。足が痛い。夢ではないようだ。



あまりの衝撃にぽかんとしていたところに複数の男達がこちらにゆっくりと近づいてきた。頭までフードを被ったいかにも魔法使いです、みたいな人が数人と、高そうな服、マントを着ているいかにも貴族が数人、甲冑を着て剣を持っている人が数人。中心には王冠なんかつけたいかにも王様らしき人がいる。どの人も西洋人だろう。色が白く鼻が高い。日本語通じないよな。

なんだ?仮装パーティか?

「お告げの通りか」

王様らしき人が前に出てくる。日本語だ。ここはなんかのアトラクションってことはないよな。


横の爺さんが

「皇帝陛下!危険です!」

とか言ってる。


ん?俺のことか?


「構わん。大事な我が帝国の英雄殿だ。」


英雄


神と名乗る奴が言ってたな英雄が一人になるまで殺し合えと。


マジか、、、

俺はどうやら英雄になったらしい。その事実が頭の中でぐるぐるしている。

一人になるまで殺し合うと云う事は、最後の二人になった時には必ず相手を殺さなければならない。それまでは他のクラスメートが殺し合うのを待つこともできるが最期の1人は俺が倒さないといけないんだ。俺に人を殺すなどできるだろうか。いやそもそも神が殺し合えと言ったからといって殺し合う必要はない。帰ればいいのだ。場所がわからんが飛行機に乗れさえすればなんとかなるだろう。それに最期の1人もモブのやつらが殺すかもしれない。いや俺も殺られるかもしれないんだった。



「英雄殿、余はゼロス・ギュルヴィ・メリクリウス26世である。そなたの名を教えていただけんか。」


「俺は、、、(たちばな) (しょう)だ。いや、です。」

この人偉そうだから敬語使わんといかんよな


「ふむ、この辺りの名ではないな。」

そういえばこの王様も洋風だな。もしかしたら偽名を使う方がいいのかもしれない。

「タチバナ殿はこの国に召喚された理由をご存知か?」

召喚?俺は空中から落ちてきたぞ、

「いや、わかりません」


「そうか、、簡単に言うとそなたはこのメリクリウス帝国に召喚された英雄だ。

英雄と言っても、何かを成し遂げたわけではない、これから成し遂げるのだ」


「その何かとは?いやその前に立ち話もなんですから、どこか座って話しませんか。」


「ふむ、確かにこのような場で話をするとはなんとも無粋であった。場を変えて話いたそう。」


広場のような場所から歩いてすごくデカい建物に入る。

扉に鎧を着た人が立ってる。

ここが王宮なんだろうか。

中に入り右に曲がり部屋に入ると30人ぐらい座れそうな長いテーブルとイスが置いてあった。奥の席に皇帝様が座る。

「えっと俺はどこに、、、」

「本来ならそちらの端が来賓席だが話がしづらいので余の横に来るがよい」

「陛下!それでは他の物に示しがつきません!」

「よいではないか。」

やはり席にも順番があるのかめんどくせ。

「早速話を戻そう、ブラインバッハ将軍、地図をもってきてくれ。」

「はっ!」

鎧を着たヒゲの生えたオッサンが地図を持ってきた。

机の上に広げる。

どこだここ?見たことないぞ

数字の9のような島、もしくは勾玉のような形と言ってもいいのかもしれない。左下のあたりには小島のようなものがいくつもある。この地図は複数に色分けされている。おそらく国ごとの領域を表しているんだろう。

「これはミッドガルドの地図だ。」

「ミッドガルド?」

「ああ、この地図に書かれている大陸と島国をさす言葉だ」

「この国は?」

「ここはメリクリウス帝国。地図で言うここだ」

将軍は9の上の丸の右下、9が下に伸びる付け根辺りの区画を指さす。

「メリクリウス帝国領は、今から約500年前には魔王軍の領域で様々な民族が存在していた。それを当時の勇者アレク・リヒト・メリクリウスが魔王を討伐し魔族を現在の魔半島に追いやり各民族をまとめた後に、メリクリウス帝国を建国したのだ。現在約400万人の人が住んでおり、世界一の土地、軍事力を持っている。」

9の下半分はグレーになっていて魔半島と呼ばれているらしい。おそらく人は住んでいないのだろう。

「メリクリウス帝国から時計周りにユーダリル国、フェンサリル水上国家、アスガルド王国、神聖国家ウルズ、ガルガンド獣王国、があり南西に位置する島国をフォルクヴァング諸島連合と呼ぶ。」

次々と指差し説明を受けるが全然記憶できん。

とりあえずこの大陸は7つの国々があるってことか

7つ、 、 、 、最近7ってなんかの数字で聞いたな。

「この場所は?」

9の上の丸の中はグレーになっている

「ここはヴィグリード平原じゃ、ミッドガルド大陸の中心にあり戦争があるごとに焼け野原にあるため、ここは誰も所有したがらん、今では冒険者ギルドの本部があるだけじゃ」

「メリクリウス帝国は世界一の軍事力を持っていますが、ヴィグリード平原を手中に収めますとほとんどの国に面します。ほとんどの国に直接攻め込める様になると同時に戦力が分散し守ることも攻めることも難しくなります。」

なるほど土地がでかくなると守る面積も増える為大変ということか。


「それで、俺は何を成し遂げればいいのでしょうか?」

「うむ」

王様がいや皇帝陛下か、急に前乗り出してきた。

「簡単に言おう。大陸の統一じゃ。この大陸はおよそ200年も前にから戦争や紛争を続けておる。そして現在の7国になった時には戦線が膠着状態になり先ほどの理由で統一が難しくなった、そこに英雄殿がバランスブレーカーとして投入されれば大陸統一も夢ではでなくなるということじゃ。」



「. . . .ムリ だって俺、戦争経験もなければ戦ったこともありません!」


その言葉に皇帝陛下をはじめ周りの幹部連中がザワザワし始める。

「しかしの、神の啓示では王国歴1999年7の月召喚により空より英雄が降臨し大陸を統一に導くとのお告げがある。そしてその啓示通りお主は召喚されたではないか。」

俺はアンゴルモアの大王かよ。

今気づいたが7つの国と7人の英雄。つまりそういうことか。

「しかし私は昨日まで学生をしており、人を殺したこともありません。戦争など無理です。」

「、 、 、さようか、、、まずそなたの力量を測る必要があるの、おいブラインバッハよ兵を連れてまいれ」

将軍が俺よりデカい兵士を連れてくる。

「そなた名前は」

「はい!メリクリウス帝国 第2強襲部隊 副隊長アイゼンシュツルム・ブラウニーです。」

「なかなかの精鋭じゃの、ではいくか」

皇帝陛下と将軍が立ち上がる

「タチバナ殿こちらだ」

将軍に促され移動する。外にでてしばらくあるくと丸いドームのような建物にはいった。ローマのコロッセオに似てるな


将軍が木の棒を渡してくる、アイゼンなんちゃらも木の棒をもらってる

「ではこれより片方が負けを認めるか戦闘不能になるまで模擬戦を行う」

え!?急展開すぎるでしょ

「い!今からですか!?」

「まぁ模擬戦だからな。負けても咎めはせん。気軽にやりたまえ」

え え マジすか!相手はもう構えている

「構え!、 、 始め!」 


うそぉお!?


「てぃやあああ」

相手が棒を振り上げ迫ってくる。俺は逃げようとするが足がすくんで動けずにいた。

振り下ろされる棒、 、 、 あれ?遅いな

持っている棒で受ける。ガッ!っという音がする。けど軽い。

今までの感覚で考えたらこんな棒で今のを受ければ手がじんじんするはずだ。

よく考えたら俺はかなりの高さから落ちたけど死ななかった。

もしかしたら英雄になったことにより超人化しているのかもしれない。

数回棒を受けたあと目一杯力を入れて相手を横なぎにする。

相手は棒を受け止めるがメキメキと音立てて棒が折れる。

横腹に食い込み、メキメキと音がする !?やばい止まらない


棒を振り切ると相手の体が吹き飛び、壁にぶち当たる。


将軍が相手の方に走っていく  首を横に振った。


え!? しっ死んだ、 、 、


信じられない。夢かなんかだよね


「お前!力加減も分からんのか!」

将軍がこちらに向かってくる。

「す、すみません。」

「お前!」

「辞めよ、陛下の前である!」

宰相らしき爺さんが止めにはいってきた。

俺だってこんなに力が入るとは思わなかったんだよ。

俺処刑されたりするのかな。いやな汗が止まらない。一応英雄だから大丈夫だよな

しかし皇帝陛下はニマニマとした顔で俺を見てくる。今までの紳士的な表情ではなく嫌らしく、我が策成せり、という顔。


つまり俺は嵌められたんだろう。

「さすが英雄殿じゃ。我が帝国の精鋭が手も足も出ぬとは、しかし模擬戦とはいえ帝国法に則れば殺人罪じゃ。打ち首もありえるの」

俺の周りを兵士が取り囲みだした。

「わ、わざとじゃないんです!なんか急に力が強くなってて自分でもなにがなんだか」

皇帝がニヤニヤしている、くそたぬき親父め

「そうかでは、そちにチャンスをやろう」


「は、はい!」

「3ヶ月以内に西のユーダリル国、もしくはガルガンド獣王国を滅ぼせ!それができなければそちは法に則り打ち首じゃ」


こうして俺は、否が応でも英雄として戦うことになった。

今の俺の力なら逃げ出すことはできるかもしれない。しかし人間は食べ物が必要だし睡眠を取らなければいけない。帝国から逃げ、他の英雄から逃げ、睡眠は取れないかもしれない、飯がくえないかもしれない。頼れる人はこの世界にはいない、英雄じゃない友達もいつ裏切るかもわかない。


だから俺はこの地で確固たる力をつけなければいけないんだ。



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