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異世界バトルロイヤル  作者: コジロウ
戦いは突然に。
11/19

ゴブリン殲滅クエスト

俺を見つめる5匹のゴブリン。そんなに見つめられると照れるな。

ギャイギャイ言ってやがる。俺を襲う作戦でも立ててるんだろうか。

ゴブリン5匹なら何とかなるか、俺は腰のブロードブレイドを抜いた。武器はこれとストレージ内のブロードソードとショートボウと魔法か、戦闘中に動きながら魔法が使えるだろうか。

くそ!さぁ実戦だ!とか調子に乗ったつけがもうくるとは。

やるしかないな。右手に持った剣を正眼に構える

ゴブリン達も俺が殺る気を出したのがわかったのか静かにこっちを見てる。

ん?、このゴブリンたち武器持ってる。今までのゴブリンは素手だったのに。

5匹全員が刃渡り20センチぐらいのナイフを手に持ってる。

人間でいうと村の防衛用の兵士なんだろうか。

考えながら出方をうかがっていると1匹が切りかかってきた、いや一匹だけではなくその後ろに隠れるように一列になっておそってくる。一匹目を横に両断したとしても2匹目のナイフに刺される。くそ、今までこんな連携とってくるような相手じゃなかったのに。ジェッ○ストリームアタックか!?

右横に転がって攻撃を避ける、幸い相手のリーチが短いためかすりもしなかった。

ゴブレンジャーは今度は縦一列状態から横に向かって横に一列になって襲ってくる。

クソっここまで連携がとれてるとは。

俺は真中のゴブリンに向いて走りだした。

「ファイアーボール!」

まず真ん中のゴブリンを火の玉で火だるまにした。

「ブロードソード!」

俺の左側に水平にブロードソードが現れる、音声ショートカットは約5秒間自分の体幹を中心に追従する、しかもこの空中に浮いた剣をその位置からどかすことはできない。

俺は真中の火だるまになったゴブリンを蹴りとばし

体を左にひねり反動をつけて真ん中から右のゴブリンに対して右手のブロードブレイドで左から右に剣を振り、切り倒す。

俺に追従しているブロードソードも捻り動作により左のゴブリンを切り倒した。

そのまま回転しながら左のブロードソードを掴む。

掴むと同時に空中に浮いていたブロードソードの重さが手に伝わる。

俺がつかむことにより約5秒間の音声ショートカットによる追従機能が強制的に終了するからだ。

そして回転の勢いを利用し左右に握っている剣を両端にいたゴブリンに投げつける。剣はゴブリンの体に刺さりゴブリンは動かなくなった。

「ブロードブレイド、ブロードソード」

剣が体の左右に戻ってくる。宙に浮いている剣を手にとり火だるまになってのたうち回るゴブリンの首を切り飛ばした。

「ふぅ やけに訓練されたゴブリンだったな」

ブロードソードをストレージにしまう。

しかしこのスマホ便利だな。あるRPGでは武器を投げるとなくなってしまう為エクスカリバーや菊一文字等の最強クラスの武器はラスボスでしか投げないのが鉄板だが音声ショートカットによる武器召喚があればいつでも投げれる。

しかも呼び出して5秒間は自分の体から設定した位置から手に持つまで動かない。

以前安い短剣で試した結果。剣が折れるまで俺に追従した。しかも全くこちらに反作用がない。つまり剣を体の横に設定しアイススケートのトリプルアクセルを行うと3回転半切りができる、俺がトリプルアクセルをできないのが悔やまれる。


とりあえずどうしようか。こんなにゴブリンが多いとは思っていなかった。

あっ格闘家のレベルが上がってる。

格闘家は力、技術、身のこなしが上がりやすいようだ。

そうだなこれだけ倒したらレベルもかなり上がるはずだ。

やるか。


まずは遠くから弓を使って狙撃する。よくゴブリン集落を観察すると、ところどころに武器を持って警戒しているゴブリンがいる。きっと村の防衛をする役でさっきのゴブリンみたいに連携などの戦う技術を身に着けたやつなんだろう。

あいつ等を先に何とかしないと厄介だな。


俺はほふく前進をしながら矢の射程距離まで近付く。

ジョブがアーチャーならレベル5の時に覚えたスキル【狙撃】によって命中率と射程距離を伸ばせるのだが今は格闘家に設定しているため使えない。

しかし別にスキルが無くてもきちんと狙えばステータスの【技術】が高いため当たるはずだ。

ほふく前進で近づき相手がこちらを見ていない時を狙って矢を放つ。

ゴブリンの頭に当たり、ドサッと倒れた、まずは、一匹目

気分はスニーキングミッションのあれ

集落の建物らしきものは全部で21

それなりに大きい。しかし今は昼間のためおそらく中にはそんなにいないと思いたい。

建物周辺の警戒しているゴブリンから次々屠っていく。

何かをむさぼり食っていてなんの警戒もしていないゴブリンに対しては後から喉を短剣で切り裂く。

そういやあのゲーム割と得意だったな。ダンボールがないのが残念だ。

離れた位置にある4軒の建物の周辺は制圧した。建物の中はどうしようか。

アレだな。


建物の外をコンコンと叩く。

しばらくすると中からギャイギャイいいながら2匹のゴブリンが出てきた。

茂みに隠れてた俺は縦一列に歩くゴブリンの後ろにゆっくり近づいていく。

後のゴブリンに手が近づく距離に来たときさっと短剣で喉を切り裂いた。

吹き出る血に前を歩いていたゴブリンが反応しこちらを振り返るがそこには短剣を捨てブロードブレイドを掲げた俺。ゴブリンはなす術なく切り捨てられた。



その後は離れている4件の建物の制圧は問題なく完了した。

中を見てみるとここは装備小屋のようだ、先ほどのゴブリンは短剣を持っていたし皮のちゃんちゃんこみたいなのを羽織っていた。

今まで平原で倒したゴブリンはまっ裸でアレもブラブラさしていたのにここのゴブリンは生活のレベルが高いようだ。

他の小屋はゴミにしか見えない木の枝や何かの骨が散乱している部屋だった。

正直すごい臭い。この世界にきて俺も何日かに一度水浴びを行う程度なので俺も臭いはずだが、この部屋は腐った肉と腐った野菜がごったがえした生ごみの匂いだ。こんなに臭いなかで生活しているゴブリンどもは鼻がないのだろうか。

いや◯リリンよりかは、鼻らしきものが見てとれるんだがな。


残りの建物は割りと密集していて近づきにくい。

弓で狙撃したら倒れる音で、すぐ見つかりそうだ。 

ゆっくり近づいて短剣で暗殺するのが1番良さそうだな。

おれから見てとれる見張りは12匹。木の上に2匹と1番大きな建物の前に2匹、

後の8匹は各自バラバラだな。まずは散らばっている敵から行くか。5匹は問題なく後から喉を切り裂いた、だけど後の3匹は位置からすると木の上のやつに見つかる。

何か良い手はないかな。

死体はストレージに入るのかな。先程倒したにゴブリンをスマホに当てるするとスッと消えていった。ストレージ内を見るとゴブリンエース(遺体)の項目が増えてた。武器を持ってるゴブリンはゴブリンエースになるみたいだ、そういや経験値の入りも今までのゴブリンよりいいな。

後は死の定義が問題か。まぁやってみてだめなら正面突破と行くか。

おっ格闘家がもうLV10になってる。これで5つのジョブは制覇だな。

次はもう一度魔術師でもやるか。

ちなみに現在のステータスはこうだ

------------------------------

天城 翔 (アマギ カケル) MOBU


LV10 格闘家

16歳

身長182cm 体重68kg


HP   748/800

MP   415/475


力     109

体力    109

技術    168

身のこなし 132

魔力    212


スキル

飛び膝蹴り、精神統一


チート

裏切りの代償

------------------------------

若干HPが減ってるのはレベルの上昇にHPの回復が間にあってないからか。

飛び膝蹴りはなんとなくわかるが精神統一のスキルはなんだ?長押しの説明を開く【精神統一】混乱や睡眠などの精神状態異常に対しある程度耐性を得れる(パッシブ)

なるほど常時発動型のパッシブスキルみたいだ。

レベル5では発動型のアクションスキル、レベル10ではパッシブスキルみたいだな。戦士は大型武器攻撃力アップ、アーチャーは集中、魔術師は魔法攻撃威力アップ、ヒーラーは回復力アップだ。しかしスキルはそのジョブに設定してないと発動しない。

全部LV10になったし次のジョブは何にしようかとおもってたらジョブが増えてた。


-------------------------

端末が再起動しました。ジョブをえらんで下さい。


 戦士 LV11

 アーチャー  LV10

 格闘家    LV10

 魔術師    LV10

 ヒーラー   LV10

>アサシン   LV1

-------------------------

やっぱりさっきの暗殺によるものだろうか。

行動によって増えるならいろいろと試してみないとだめだな。

ハンマーで倒したりしたら鍛冶屋とかできるかな。

とりあえず帰ってから考えるか。

そういやまだ戦闘中だ。気を抜いてた。危ない危ない。


木の大きい枝の上にいるやつを倒そう。

ゴブリンが後ろを向いている隙に目掛けてジャンプする。

ステータスが上がったからか5メートルぐらいならジャンプできる。

流石に大きく枝が揺れた為こちらに気がついたが、その時には俺がもう剣を振りかぶっていた。ゴブリンの首を切り落とす。木から遺体が地面に落ちようとしていたので体をストレージに入れ首を手で掴む。

「うぅぇ流石に生首はグロいな」

地面にストッと降りて首を捨てる。

その時大きな建物の方から人の叫び声が聞こえてきた。

「いやあぁあ!だすけでぇ!たすげてぇ!!」

クソっゆっくり暗殺して殲滅しようと思ったのに。流石にほっとけないな。

女の人の声か、間に合うか。

俺は弓を使いもう一匹の木の上にいたゴブリンを撃ち落とす。

急いで大きな建物を目指し、入り口にいたゴブリン2匹に対して走りながら弓を放つ。一射目はこちらに、気付いてすぐだったため反応できず目に矢が刺さったおそらく脳内に達したのだろう、その場に崩れ落ちる。

二射目はゴブリンがしゃがむ様に避けた為建物に突き刺さった。走りながら魔法を唱える。

「ウインドカッター」

不可視の風の刃が相手を切り刻む、しかしこの魔法は致命傷にはならない、ゴブリンは顔を守る様に手を上げている。この隙に近くまで近づき、俺から見て右の肩から左の胴まで切断した。

おそらくこの戦闘音が中まで聞こえたのだろう、先程まで女の人の叫び声がしていたのに今は中でガチャガチャと金属が触れ合う音がする。

入り口は扉ではなく布で覆われており、真中に縦に切れ目があるからそこから入れる、

けど中に入ったら武器を持って待ち構えられてたら嫌だな。

待ち伏せを警戒した俺は、入り口の布を剣で両断する。

上のあたりを切った為布がばさりと落た、なかの様子が見えるようになった。

予想通り入り口にはゴブリンがいて中から飛び出してきた。

俺は布を右から左に切った返す刀で今度はゴブリンを右に切断する。

そろそろ剣の切れ味が落ちてきたな、研がないと


建物の中は暗く、明るい場所にいた俺には見えにくい。

どうやら建物のなかはさっきのゴブリンしかいなかったようだ。

さっきまで叫んでたであろう女性が虚ろな目をして涙を流している。

服はびりびりに破られ、いたる所に擦り傷や殴られた後があることからこの場所で何があったかは容易に想像がつく。

ガイナスからもゴブリンは豚や牛、人間の胎盤を使って繁殖するって以前聞いた、しかし話に聞いていたのと実際に見るのではかなりの差がある。

人同士が行うものとちがい本能のままに一方的に繁殖行為が行われたようだ。

高校生の俺には刺激が強すぎるな。しかし現在の状況で興奮するほどおれも馬鹿じゃない。

「だ、大丈夫ですか?」

ストレージに閉まっていたワイシャツを女性に被せる、

反応がない、顔をつんつんしてみると、急に錯乱しだした、

「いやぁ!!もうやめて!触らないで!触らないで!」

うわぁこんな経験初めてなんでどうしたらいいか分からん。

「大丈夫です、助けに来ました。大丈夫ですから落ち着いてください。」

「ぅあああ汚い、汚い!なんで、なんで!なんでこんな目に」

痛い!ひっかくなよ、

泣きじゃくる女の人、たじたじの俺。誰か助けて。

5分ぐらいなだめてたら次第に女の人も正気を取り戻した。

「ずみません、ずびばせん」

ああ鼻水だらけだけどティッシュねぇわ。

「とりあえずこの場から脱出しましょう。」

女性は首だけを立てに振った。建物の奥から外を見る、


うわあ


囲まれてる


建物の周りにはおよそ100匹のゴブリン、武器を持ったやつは少ないな。

女性を守りながらは厳しいので建物のなかに隠れるように合図する。

仕方がない、本気ってものを見せてやる。いや今までも本気だったが。


俺は魔法を唱えながら外に走り出てきた。

「ファイアストーム!」

火炎旋風が建物の外に集まっていたゴブリン共を焼き殺す。

「ファイアストーム!」

さらに別の箇所に火炎旋風をつくる

「ファイアストーム!」

集落の3箇所に作り出した火炎旋風はゴブリンの逃げ場奪う。

やがて火炎旋風はお互いの風に引き込まれ中心部分で合体するはずだ。

魔法は発動するまでは使用者にのイメージ通りその場に発動するが発動後の動きは物理法則に従った行動をする。関東大震災ではところどころに発生した火炎旋風が合わさりかなりの規模の火炎旋風になったとかテレビでやってた気がする。

かなりの数のゴブリンが火炎旋風に飲み込まれていく。

やばいな建物をのみこんでどんどん巨大化してる。

俺は混乱しているゴブリンを退路を確保するため切り伏せながら進んでいく。

さっき居た大きい建物のなかから女性が顔を出していた。

「とりあえずこっちに来てください!」

火炎旋風が発生させた暴風のなか女性がこっちに走ってくる。

「ウォーターんんん、、」

「水の膜!」

魔法の名前が思い浮かばなかったので日本語で唱えたがうまく発動したようだ。

俺と女性の周りに水で出来た膜が作られ、火炎旋風の炎からある程度守ってくれるはずだ。

ゴブリンは火炎旋風に混乱していてにげまわっている。

その隙に俺たちは脱出しようという算段だ。

「水の壁!」

「水の壁!」

火炎旋風と火炎旋風の間に水の壁を作り、その間を走り抜ける。

ゴブリンも数匹がそれに気づき後ろからついてきた。

ん?ついてきているゴブリンの中に明らかに他よりデカイ個体がいる。

短剣じゃなく俺と同じような長剣だ、ところどころ刃こぼれしているのはメンテナンスを行ってないからだろう、モンスターらしい。

ようやく壁からでて火炎旋風の危険地帯を脱出したがデカイゴブリンとゴブリンエースが数匹ついてきたな。

ゴブリンは通常1メートルほどだがこのゴブリンは2メートル近い、この群れのボスか、強そうだな。

躊躇しているとデカゴブリンが指示を与えてゴブリンエースが飛び込んできた。

剣でゴブリンの剣撃を受け右足で蹴り飛ばす。次にきたゴブリンを

「ブロードソード」

体の左側に召喚した剣で蹴りの勢いのまま回転し、きり飛ばす。

ブロードソードを握り先程蹴り飛ばした、ゴブリンに投げつける。

その時3匹目のゴブリンがジャンプして俺に切りかかってきた。右手のブロードブレイドで受け止めた時、このゴブリンの後ろでデカイゴブリンが剣を振りかぶっているのが見えたが、このゴブリンがいる限り邪魔になって切れないだろう。

と思ったが正面のゴブリンごと俺を斬り割くような縦斬りが俺を襲う。

俺は、まだ正面のゴブリンの剣のを受け止めている為逃げ場がなかった。


マズイ!殺られる


時間が止まったようにゆっくり剣が振り下ろされるのが見える。


人間は死の危険が迫った時必死に情報を集め、生き残ろうとする為周りがゆっくり見えることがあるという。今がまさにその時か。

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