ひとり
今日は一人、回りに誰もいなければ魔法を使い放題だ、ガイナスに馬鹿にされることも戦士なのに魔法を使っていることを疑念に思う人はいない。
この世界の魔法使いは杖を持っている人もいれば剣をもっている人もいる。
いざという時、魔法の詠唱を行っていてはまにあわないからだ。
今のステータスから考えると魔法職がLV20ぐらいだ(魔法使い+ヒーラー)
平均より少し下ぐらいのレベルの魔法が使えるはずだ。
話が変わるがこの世界の人は成人のとき(ほとんどの国で15歳)に国家大聖堂で職を国に決められほとんどの人が一生をそれですごすらしい。
ガイナスいわく、例えば国民全員が自分の希望で戦士になったとしたら兵士や冒険者、などばかりになり、経済がガタガタになる為のある一定のバランスを国家が管理しているらしい。つまり15才になったとたん自分の夢や希望とは関係なく未来のレールを決められるということ。
15才当時のステータスによって勝手に大聖堂の司祭が職を決めるらしく、ガイナスは鍛冶屋になる為、力を鍛えてたら結果、それにより戦士になったらしい。しかし戦士に向いてないことを分かっていたから司祭に変更を求めたが首を縦に振ることはなかった。
ただ国に貢献することによって才能が認められると国家大聖堂に転職届けを出せば転職が認められるらしい。上級職になるにはその方法が一般的で貴族の中には上級職が割りと多い為強い人も多いらしい。
また怪我をおって戦えないなどの理由がある場合商人などへの転職が認められるらしい。
なにが言いたいかというと、俺みたいにいろんなジョブのレベルを上げている人はほとんどいないということ。
一般的な冒険者のレベルはその職業のみのレベルを表すということ、すぐに職を変えれるのは自分のアドバンテージだということ。
つまりオレtueeeeも近い
うし!
とりあえず弓を買いにいこう。
アーチャーをレベル10まで上げたが今まで弓を使っていない。
アーチャーを上げるときにガイナスに遠くから弓を撃ったら楽に倒せるんじゃない?と聞いたら、戦士が弓を持つのはおかしい、ジャマになると言われたら。それに戦士はステータスの【技術】が上がりにくい為、命中率が悪い、確かに遠距離攻撃があるのはいいが、まともに当たらなきゃ意味がない。
しかし俺にはスマホがある。でかい弓も矢も必要な時に取り出せばいい
それにアーチャーを上げたため技術もある。つまり使わないなんてもったいない
ということで武器屋アルティメットに向かった
相変わらずボロい
中は閑散としており、こんなんで店成り立つのか?って感じた。
今日はニッパさんは休みなのか、やたらいかついおっさんが店に立ってる
どうでもいいがこの世界はいかついおっさんが多い。
俺の気のせいならいいが。
「どうした?中に入らないのか?」
「えっは入ります」
考え事をしていたせいで入りあぐねていると思われたみたいだ。
まぁ実際入りあぐねていた。
「今日は何を探してるんだ?」
「弓を買おうかと」
「今までの弓はどうした?」
そうかこの世界ではみんな転職をしない。それなりに使い込んだ鎧を見たら今までアーチャーとして戦闘を行ってると思われるはずだ。
「いや、知り合いに頼まれて」
「武器はな、体格や力によって扱えるものが変わる。特に弓なんかは長弓か短弓、弦の張りも人によって変わる、本人が買いに来んとうまく扱えんかもしれんぞ」
「で、ですよねー」
クソっこんなところでつまずくとは、いかにも頑固親父だな
「で、でもそいつ僕とほとんど同じ体格、力なんで僕に合せてもらったら大丈夫ですよ」
「、 、 、 全く最近の若いもんは」
うわぁ、かつて古代エジプトでもそのフレーズを使った文書が見つかったらしいけど異世界でも使うんですねー。
「で!どれにするんだ?」
ちょっとキレ気味じゃないですか、そんなだから客がよりつかんのじゃないだろうか
「とりあえず扱いやすい弓でお願いします。」
「、 、 はぁ、じゃあこのショートボウだな材質は硬くて折れにくいグルスの木を使って、持ちて部分はオーガーの革で補強してある」
分からん、グルスの木ってなんだ
「じゃあそれで」
「結構するぞ。10000ルクスだ」
!?剣より高いのか。ま、まぁいいだろう順調に稼ぎは増えてる
俺の財布の3分の1というところか、また稼げばいいか。
あと予備の剣も買っとくか
「大丈夫です。あと矢を100ぐらい下さいそれと予備の剣がほしいんですが。」
「今使っている剣と同じのがいいのか?」
今使っている剣はブロードソードだ。幅が広い直剣だ。突く時には直剣が適しているが、少し反りがある方が切れ味がよさそうなんだよな、最近のステータスが上がって突くより切るほうが効率がよく、切るほうが多い、日本刀みたいな反りがある方が良さげだよな。
「今の剣より切れ味が良いやつないですか?」
「いっちょ前に注文つけてくるとは、まぁいい。これなんかどうだ」
差し出されだのはブロードソードより色が黒光りしている剣だ
「それは鋼のブロードソードだ、鉄よりも錆びにくく硬い。ただ値段がその分高がな」
鋼か正直鉄との違いは分からないが確かに硬そうだ。
「いくらするんですか?」
「30000ルクスだ」
「無理だな、お金がそんなにない」
「だろうな。じゃあこのブロードブレイドなんかどうだ」
差し出されたのは反りがある幅広の剣
「今お前が持ってるのと材質は変わらないが反りがあるため切ることに特化している、俺はいいと思うがこの辺の冒険者はあまり使わないな」
お!良さげだな。反りがある方が鞘から抜きやすいしな。
「でも値段がその分上がるんだろ?」
「今のお前が持ってるのと変わらんよ6000ルクスだ今回は5000ルクスにまけてやるよ」
前もまけてくれたよな、この剣実は定価5000ルクスなんじゃないだろうな。
でもまけてくれるのは嬉しい、買うか。
「じゃあそれでお願いします。」
弓と矢を100本、ブロードブレイドを買ってアルティメットを出た、そういやここ武器屋のくせに防具も売ってたな。そういや防具屋のほうが少ないから武器屋が防具屋を兼ねてるんだろうか。アルティメットをでたあと路地裏で武器をストレージにしまった。少しめんどくさいが変な能力があるとうわさされたらろくなことになりそうにない。
次はギルドだ。魔法の練習を行おうと思うが依頼を兼ねたほうが効率的だ、そう思いギルドの扉を開く、中にはいつもよりザワついているような気もする。
「なにかあったんですか?」
近くの顔見知りの冒険者に聞いてみる
「俺もよく分からんが国の兵士が誰かを探してるみたいだぜ」
お尋ねものかなんかだろうか、まぁこの国の人間じゃないおれには関係よな。
受付にいくとゴッツ親父はいなかった。受付に行くとおねぇさんに
「カケル様は昨日のクエストを持ちましてDランクに昇級しております。」
という事でDランクのギルドカードを受け取った。その後Dランクのクエストリストを見せてもらった。けど読めないので受付嬢に教えてもらう。
○はぐれオークの討伐
○ゴブリンの殲滅
○青の迷宮25階層探索の護衛
◯癒草クレメンティア納品
めぼしいのはこれぐらいか、オークは倒したことがないから不安だ、下の2つは場所が分からないからな1日で終わりそうにないし。やはりゴブリンか、今の俺なら10匹や20匹ぐらい大したことない。やはり戦いなれた相手の方が安全だろう。
「じゃあこのゴブリンの殲滅で」
「かしこまりました。それではこちらの書類とこちらのカウンターをお持ちください」
「カウンター?」
「モンスター討伐数をカウントするアイテムです。これによりあなたが本当にゴブリンを殲滅してきたか図ります。」
「でも殲滅できたかどうかは分からないよね」
「はい。分かりません。それでもかなりの量のモンスターを倒しているならモンスター側にもかなりの痛手を与えているはずです。危険性は薄まったと考えれます。」
「なるほど、じゃあいってくる」
「頑張ってください。」
今までのこんなアイテム渡されてなかったのになー、町を出る途中考えていたが答えがでなかった。まあいいか。
町をでてしばらく立ったので魔法の練習をしてみようと思い、昨日読んでた魔法の手引を思い浮かべた。
スキルでの魔法発動は叫ぶだけだ
「ファイアボール!」
野球ボールぐらいの火の玉が出現し俺が方向をイメージしながら行け!と念じると飛んでいった。
威力も一定で1個しかできない
MPを見ると3減ってた3か、大して使わないんだな。
しかしスキルを使わない魔法は簡単ではない。
イメージが大切で、例えば自分が放出した魔力を圧縮しそこに火を灯すのがファイアーボール、魔力を螺旋状に回転させ火を灯すと自然と上昇気流によりファイアーストームができるらしい。
なるほど、でもゲームとかでよく見るしイメージはもうできてるんだよねー
そう思いゲームでよくみるメ◯をイメージして魔法を唱える「ファイアーボール!」すると自分の前に火の玉ができ真っ直ぐ飛ぶイメージを浮かべると真っ直ぐ飛んでいった。
すごい!今のは前に使った黒いビー玉サイズよりはるかに大きかった。バレーボールぐらいあったと思う。スキルで発動したファイアボールよりでかい。魔力が上がったおかげかな。
スキルを使わない魔法を使うのを覚えないと強く慣れそうにない。
頭に5個のファイアボールを思い浮かべ魔力を放出する。自分の頭の周り1メートルのところに火の玉が出現した。それを連続で発射するイメージを思い浮かべると火の玉は任意の方向へ飛んでいった。
あっ今無詠唱だった。魔法名が思いつかなかっただけだけど。
イメージがきちんとできていれば唱える必要もないみたいだ。
この前使った闇と火の玉の混合魔法もイメージすればきちんと使えた、自分には向かって来なかった。しかしこの魔法HPも減ってる闇魔法はHPも使うのかもしれないな、多用するのはやめとこう。
すごいな俺!魔法の手引き書には使えるまで数週間から数ヶ月かかるって書いてるけどゲームやアニメでイメージがあるせいかすぐ使えた。
あらかた魔法の方の実験は終わった、実戦といこうじゃないか
向かったのはクエストの依頼書に書かれた場所だ。今回はフリーな討伐ではないのだろうか。
この林を抜けた先にそのポイントがあるはずだ
林を超えて目の前の光景に唖然とする。
ゴブリンの村。いや町だ。木造だが家があり様々なゴブリンが生活している。
建物の中に何匹いるのかわからないが人間と同じぐらいに考えるなら300匹ぐらいいるんじゃないだろうか。
まずいな、とりあえず逃げるか。
後を振り向いた先の生き物と目が合う。
ご、ゴブリンさんじゃないですか。
五匹のゴブリンが凶悪な顔でこちらを見ていた。
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ギルドにて
「センパーイ先ほどの冒険者さんにゴブリンの討伐カウンター渡したんですけど、渡す案件と渡さない案件の違いはなんですか?」
「討伐の数よ、100を超えたらそんなに耳を持って帰れないからカウンターを渡すのよ」
「じゃあ先ほどの冒険者さんはなかなか強いんですかね?」
「?ちょっと帳簿見せて、 、 、カケルくんじゃない!昨日Eから上がったばかりよ」
「あーそんな話しましたね。」
「そんな話しましたねじゃないわよ!このクエスト欄外にDランクなら4人以上もしくはCランクが望ましいって書いてるでしょ」
「えー!マズイパターンですかね!?どうしよー!」
受付嬢たちがあたふたしているところにガイナスが帰ってきた。
「どうした?」
「カケルクンガー!フンガー!」
受付嬢はテンパっていた
「おいおい落ち着けよ」
「かくかくしかじかでー!!!」
「!?」
「それはまずいな俺もいってくるわ」
「お、お願いします!」




