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俺は彼女を監禁する / 白銀の剣閃  作者: 清水
幻夢 〜 In the Cage "Girl".
1/26

『檻と少女』

 白い世界と黒い檻。

 ここはそんな異世界だった。


 彼は、檻だった。

 檻の中には囚人が一人いた。


 囚人はただの少女だった。

 囚人は一糸纏わぬ姿で檻を掴む。

 囚人の少女は檻の隙間を覗く。


 囚人は脱獄する気もなく、外界を眺望する。

 隙間からはどんな光景が見えているのだろう。


 囚人の瞳は恐らく、絶望を写しているのだろう。

 隙間からはどんな絶望が見えているのだろう。


 ただ、

 ただ、

 ただ、


 彼は『彼女』を隔離していた。

 彼は『彼女』を遮蔽していた。

 彼は『彼女』を保護していた。


 何からだろうか。

 恐らく、そう、世界の全てから。



「ご主人様が、私を監禁していたのですね」



 湖畔に反射する月の輝き。

 その白い光が降り注ぐ夜。

 彼は、名も無き『彼女』と出会う。

 それは、暖かく、どこか懐かしく。

 まるで、『彼女』とずっと昔に逢っていたようで……。

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