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397 親睦

「あんにふぃーるどぉーーー、でぇーーーす。きゃははは!わたしが酔っ払っているってぇーーー?あはは、だれよ?マジぃ?そうそう、ミリエルのネンネが始めたちょっと刺激的なキッスゲーム・・・。あたしが俊介と公にぶちゅーーーってできないなら、ぜんぜん、スリルもなにもないわね!ましてや、ミリエルのネンネが俊介にキッスでもする番にでもなったらですって・・・?わかりきったことよ!刺すっ!!!!!!!」

■親睦■




ぐるぅ・・・。

ぴた。


「10だわ・・・」

「10よぉ!」

「10って・・・?」


「オ、オレかぁ・・・?」

俊介がおっかなびっくりで周りを見回した。


「さぁ、いきますよ、シュンスケ・・・」

「ちょっと、待ったぁ!」


--- ^_^ わっはっは! ---


「シュンスケ、あなたには拒否権はありませんよ」


めっ!

ミリエルは厳しい目つきになった。


「・・・んなこと言ったって、キッスはキッスだぞぉ・・・」


(こいつ、絶対にイカサマしやがったなぁ・・・)

俊介は土俵際に追い込まれた。


--- ^_^ わっはっは! ---


「どうせ、ゲームですから」


にっこり。

一転、ミリエルは微笑みながら俊介と向かい合った。


「シュンスケ・・・、好きよぉ・・・」


--- ^_^ わっはっは! ---


ミリエルは潤んだ瞳でじっと俊介を見つめて囁いた。


(お船さん、予定どおりのナイスですわ。ありがとう!)

(どういたしまして)


--- ^_^ わっはっは! ---


「ミリエル!」

その時、アンニフィルドが叫んだ。


ミリエルの失敗は、エルフィア娘たちにとってシルードしていない思考がダダ漏れだということを忘れていたことだった。酔いも手伝って俊介のことで頭がいっぱいのミリエルの頭の中は、彼女たちにはガラス張りだった。


すぅーーー。

ミリエルの顔が俊介にくっ付きそうになった瞬間、再び、アンニフィルドの鋭い声が飛んだ。


「ちょっと待った!ミリエル、イカサマしたわねぇ!」

「わたしも聞いたわ!」

「インチキはいけませんわ!」


同時に、精神感応に抜群のエルフィア娘、クリステアとユティスが叫んだ。


--- ^_^ わっはっは! ---


「ええ?」


(やっぱりか!)

さっ。

すぐに俊介が身を引いた。


「あ・・、シュンスケぇーーー!」


--- ^_^ わっはっは! ---


「ん、もう!どういうことですの?拒否権なら、ないっていったはずです!」

ミリエルが不平を言った。


「正直にやったのならね」


ひく、ひくっ・・・

アン二フィルドが顔をぴくつけさせながら言った。


--- ^_^ わっはっは! ---


「宇宙船のCPUに10番で止めるよう指示しましたわ」

「リーエス。言い逃れは見苦しいわよ」


エルフィア娘3人に証言され、思考ブロックを忘れていたミリエルは誤魔化しにかかった。


「ぐ、偶然です。わたくしは運がいいんです!」

ミリエルはすぐに誤魔化しにかかった。


--- ^_^ わっはっは! ---


「おっほん。わたしにも聞こえたんだが・・・」

船長がミリエルに静かに止めを刺した。


「ミリエル、やっぱり、おまえ・・・」

俊介がミリエルを睨んだ。


--- ^_^ わっはっは! ---


「わ、わかりましたわ!やり直せばいいんでしょ!」


きっ。

ミリエルは代表したアンニフィルドを恨めしそうに睨んだ。


「今度は、ちゃんとやりなさいよぉ」

クリステアがミリエルの動作をしっかり監視した。


「もちろんです!さぁ、ルーレットを回してくださいな。スタート!」

そして、再びミリエルの声が飛んだ。


ぐるぐるぅ・・・。


「ストップ」


ぴた・・・。

出た数字は7だった。


「え、わたし?」

イザベルが困ったように言った。


「同性なら両隣の異性のだれかよねぇ・・・?」

岡本が二宮を見てにたにたし始めた。


--- ^_^ わっはっは! ---


「6番はユティスで、8番は二宮。あんたのルールだと二宮になるんだけど?」

「オ、オレっすかぁ?」


意外に、二宮は平静だった。


「に、二宮さん・・・?」


そわそわ・・・。

ところが、イザベルがたちまち心配そうにミリエルを見た。


--- ^_^ わっはっは! ---


すすす・・・。

すとん。


ミリエルは二宮の前に来て正座した。


「仕方ありませんわ・・・。二宮さん、まいります!」


--- ^_^ わっはっは! ---


「おお、かたじけない。謹んでお受けいたそう、ミリエル殿・・・!」


さささ。

ばさっ。


二宮も正座し浴衣の前をはだけ、筋肉粒々とまではいかににしても、イザベルを守って刃を受けた男らしい腹を露にした。


「いざ、まいられい!」

両手を拳にして腰に置き、介錯の刀を待つ侍のように目を閉じた。


--- ^_^ わっはっは! ---


「お覚悟!」

「拙者も短い人生でござった・・・」


--- ^_^ わっはっは! ---


「お慕いしております、二宮さま・・・」


ちゅっ。

一転、目を閉じたミリエルの優しいキッスは、二宮の頬にミリ秒だけ決まった。


「・・・」

二宮は正座のまま微動だにしなかった。


「お、お仕舞いでござるか?」

やがて、二宮は目を半開きにした。


--- ^_^ わっはっは! ---


「お仕舞いにございます」

ミリエルは正座したまま両手をつき、丁寧に一礼した。


「無・・・、無・・・、無念じゃ・・・!」


--- ^_^ わっはっは! ---


ぱこぉーーーん!


「祐樹さん、なにが無念ですか!」

たちまち、イザベルの軽い平手が二宮の脳天にヒットした。


--- ^_^ わっはっは! ---


「あっはっは!」

「わははは!」


「ふふふふ!」

「きゃははは!」


「なぁーに、それぇ!」

ゲームの参加者は大笑いとなった。


「さぁ、二宮、次はあなたの番よ。さっさと回す!あは!」

アンニフィルドも大笑いしながら先を急がせた。


「うーーーす!」

二宮はアンニフィルドに親指を立てた。


「スタート!」

ぐるぐる・・・。


「ストップ!」

ぐるぐる・・・。


皆が息を呑んで数字が決まるのを見つめた。


ぴた。

数字は茂木を指していた。


「ええ・・・?わ、わたしぃ!」


--- ^_^ わっはっは! ---


ぞぞぞぞ・・・。

茂木が尻込みをすると一座はまたまた大笑いになった。


「わははは!」

「あははは!」


「ダメ、ダメ!茂木、逃げられないわよぉ!」


がし!

岡本が茂木を掴んだ。


--- ^_^ わっはっは! ---


「さぁ、二宮、しっかり!」

アンニフィルドが叫んだ。


「二宮、そこだ!やれ!」


「うっす。岡本さん、好きっすよぉ!」

二宮が口先を尖がらせた。


--- ^_^ わっはっは! ---


「バ、バカ、わたしはあんたなんか好きでもなんでもないし、キッスなんか要らないわよぉ!」


「茂木さんに拒否権はありません!」

楽しそうにミリエルが宣言した。


「そうだ!」

「そうだ!茂木に拒否権なし!」


--- ^_^ わっはっは! ---


「んんん・・・!」


「きゃあ!」

どたばた!


ぶちゅ!

茂木が動いたので、彼女の頬をと目を閉じた二宮の狙いは外れ、その髪へのキッスとなった。


「きゃあーーーっ!二宮の唇がわたしの大事な髪に・・・!お風呂よ!お風呂!しっかりシャンプーしなきゃ!」


--- ^_^ わっはっは! ---


「茂木、イザベルの前でそれは失礼じゃない?」

岡本が言うと、またまた大爆笑が起こった。


「あははは!」

「うふふふ!」

「わははは!」


「次よです。次!」

ミリエルが叫んだ。


ぐるぐる・・・。

ぴた。

そして、茂木のルーレットは船長の番号で止まった。


「あ、あのぉ・・・」

「いやぁ、若い女性に告白付きのキッスをしてもらえるとは、長生きはするもんですなぁ」


--- ^_^ わっはっは! ---


「あははは。おじいさま、ステキ!おばあさまには内緒にしておきます!」


「ミリエル、この期に及んで、おじいさまはないだろう?」

どう見ても40そこそこしか見えない船長は、ミリエルに穏やかに抗議した。


--- ^_^ わっはっは! ---


「わはは・・・!」

「ふふふ・・・」


「よ、横をお向きください、船長・・・」

覚悟を決めた茂木が船長の前に来た。


「はい。こうですかな?」

その横顔は優しく、しかも精悍で、地球娘にも十分に魅力的だった。


どっきん・・・!

茂木は船長を思いっきり意識してしまった。


「船長、あ、あなたが好きです・・・」

船長の前に移動した茂木は覚悟を決めて、その唇を船長の頬にゆっくりと触れさせた。


ちゅう・・・。


「うほほ!」

たちまち、船長は照れて笑いで誤魔化そうとした。


「きゃあ、茂木が男にキッスしてるの初めて見たぁ!」

岡本が囃し立てた。


「どういう意味よぉ!?」


--- ^_^ わっはっは! ---


「あっはっは!」

「ふふふふ」


「ひょっとして、今のがファーストキッスだったりしてぇ?」

アンニフィルドが囃し立てた。


「んな訳ないでしょ!学生時代には俊介とも・・・」

「ええ・・・?」

今度はアンニフィルドが驚く番だった。


--- ^_^ わっはっは! ---


「いいのよ、過去のことは。わたしほど寛大な女はいないから」


じぃ・・・。

アンニフィルドは俊介を上目遣いに見つめた。


「ウソつけ!」

「きゃははは!」

「あっはっは!」


--- ^_^ わっはっは! ---


「はい、よくできました。では、船長さん、ルーレットを回してください」

ミリエルはみんなが落ち着いたところで、先を進めた。


「はい。はい。スタート」

ぐるぐる・・・。


「ストップ」

ぴた・・・。


「クリステアさんだ・・・」


「どうぞ、船長さん」

クリステアは右頬を差し出した。


すく・・・。

船長がクリステアの前に来て、ゆっくりと優しくその頬にキッスした。


「好きです。クリステアさん・・・」

ちゅう・・・。


「すっごい優雅・・・」

「王さまのお妃さまへのキッスよぉ・・・」

「うわぉ、紳士ぃーーー!」


岡本たちが自然で優雅な船長のキッスに感動した。


「今度はクリステアさんです」

「じゃ、回すわね。スタート」

今度はクリステアがルーレットを回した。


ぐるぐる・・・。


「ストップ」

ぴた。


「和人だわ・・・」

にた。


「ええーーー!」


ささっ。

クリステアが和人の前に来ると、和人は後退りして逃げ出そうとした。


「今、逃げようとしたでしょ・・・?」

(こ、殺されるぅ・・・)


--- ^_^ わっはっは! ---


そして、アンニフィルドが叫んだ。


「そら、みんなで和人を抑えるのよ!」

「よし、来た!」


ばさっ。

どさっ、

がしっ。

岡本と茂木、そして二宮が和人を取り押さえた。


「た、助けてくれぇーーーっ!ユティスぅ!」


--- ^_^ わっはっは! ---


「ダメです、和人さん!」


ぎゅっ。

ユティスは和人の右手を急いで掴んだ。


「ルール違反よ、ユティス」

アンニフィルドがユティスを制した。


「でもぉ・・・」

「だぁーめ!」


「可愛いわねぇ、和人くん。お姉さま、好きよぉ。その怯えた顔・・・」

にたらぁ・・・。


--- ^_^ わっはっは! ---


ずん!

クリステアの顔が和人に迫ってきた。


「ひーーー!」


ちゅうっ。

クリステアは目を閉じると、和人の首に唇を触れさせた。


「く、首だったか・・・」


--- ^_^ わっはっは! ---


「よく頑張りましたわ、和人さん・・・」

「リーエス。オレ、が、頑張りました・・・」

「はぁ・・・。頑張ることかねぇ・・・」

岡本は天を仰いだ。


--- ^_^ わっはっは! ---


「次はカズトさんよ」

ミリエルが言った。


「はぁ、はぁ・・・。じゃ、いくからね・・・。スタート」

ぐるぐる・・・。


「ストップ」

ぴた・・・。


「わぁーーーお、イザベルだ!」

岡本が叫んだ。


「よ、よろしくお願いします」


ぺこ。

和人が座ったままイザベルに頭を下げた。


--- ^_^ わっはっは! ---


「いえ、こちらこそ」


ぺこ。

イザベルもお返しの礼をした。


--- ^_^ わっはっは! ---


「す・・・、好きです。イザベルさん・・・」


じと・・・。

和人は冷や汗が出てくるのを感じた。


「やっぱ、ダメだぁ、和人ぉ!」


ばさっ。

二宮が立ち上がって和人を制しようとした。


「無資格者、乱入!」


ふわり。

アンニフィルドが叫び右手を振ると、空中を二宮は岡本のところまで飛ばされた。


ひょぉーーーっ。

どっすーーーん。


「よし、きた!」


がし。

岡本は右手を二宮の首に回してネックホールドをかけた。


「さぁ、和人、邪魔者は片付けたわ。存分にキッスしなさいよぉ!あは!」

アンニフィルドが笑った。


「ダ、ダメでぇーーーす!」

ユティスはクリステアに制された。


--- ^_^ わっはっは! ---


「ちゅ」


という感じで、それぞれの工夫を凝らした告白付きのキッスにみんなが大爆笑し、俊介以外は一通り、もしくは複数回だれかにキッスをしていた。そして、またもや、茂木がルーレットを回す番になった。


ぴた。


「ありゃ、終にオレの番か・・・?」

俊介が茂木を見つめた。


「何年ぶりかしら・・・?」

にこ・・・。


--- ^_^ わっはっは! ---


茂木が俊介の前に移動すると、微笑んで意味深な言葉を出した。


「過去のことなら、気にしないわよ、俊介ぇ・・・」

だが、そう言ったアンニフィルドの目は笑っていなかった。


--- ^_^ わっはっは! ---


「げげげ・・・」


茂木と俊介は同大学のチアリーダー部とアメフト部で、お互いよく知った仲であった。学生時代、少なからず噂のあった二人だが、本当のことは真紀も含めて本人たち以外は不明だった。


「さっさとするからね、俊介」

茂木が俊介の前に来て両膝をついて向かい合った。


--- ^_^ わっはっは! ---


「やれ、やれぇ、茂木!」

岡本が叫んだ。


「あははは!」

「ふふふふ・・・」


「いくわよぉ、俊介・・・」

「おう・・・」

酔っ払って頬を染めた茂木はじっと俊介を見つめた。


「好きよ。あなた・・・」

「こら、だれがあなただ!」


--- ^_^ わっはっは! ---


ちゅっ。


ふーーーぅっ・・・。

茂木は俊介の耳に囁くと、そのまま耳にキッスし、熱い吐息を吹きかけた。


びくん!


「おほほっ!」


くねくねっ。

茂木の吐息に俊介は身を躍らせた。


「あーーー、茂木さん、キッス以外は適用禁止。反則!反則!」

ミリエルが叫んだ。


--- ^_^ わっはっは! ---


「俊介、あなた、だれに感じているのよぉ!」

アンニフィルドがものすごい形相になった。


「ア、アンニフィルドぉ・・・?」


ずずっ。

俊介は後退りしながら両手を構えた。


「オ、オレは大丈夫だ・・・」


--- ^_^ わっはっは! ---


ふぅーーーっ。

アンニフィルドは俊介の反対の耳に熱い吐息を吹きかけた。


「あ、こら止めろ、アン二フィルド!くすぐったい!わははは!」

くねくね・・・!


「や、止めろってばぁ!ぎゃははは!」

俊介は感じて身もだえした。


--- ^_^ わっはっは! ---


「あーーー、アンニフィルドまでぇ!無資格者の反則!反則!反則!」


ばっ。

ミリエルが俊介を挟んでアンニフィルドを引き剥がしにかかった。


「離れなさいってば!」


「キッスじゃないもん!触れてもいないもんねぇ!べーーー!」

アンニフィルドはアカンベーをした。


--- ^_^ わっはっは! ---


「きぃーーーっ!」

「お、やる気?」


ばさっ。

アンニフィルドは浴衣の片腕をまくった。


「望むところよぉ!」


ばさっ。

ミリエルも腕をまくった。


--- ^_^ わっはっは! ---


「よせ、二人とも!」


「あははは!」

「うふふふ!」

また、爆笑の渦が巻き起こった。


「わはは。これは、どうみてもアンニフィルドの勝ちっすね」

二宮が笑いながらイザベルに言った。


「アンニフィルドさんの愛には負けます。うふ!」

イザベルは同意した。


「ミリエル、負けるんじゃないわよぉ!」

岡本が煽った。


「うーーーっ!」


どたどた!

ミリエルは地団駄を踏んだ。


「次はどうなんだ?」

船長が言った。


「わかったわよ!もう、いいから、次よ!シュンスケ、あなたの番だからね!」

ミリエルはやけっぱちになって叫んだ。


「おう。ちょいとごめんよ。ほれ、スタート!」

本日の女子たちの目玉、常務のダンディー俊介がルーレットを回した。


ぐるぐる・・・。


「ストップ!」


わくわく・・・。

ぴた・・・。

そして、指された番号は12だった。


「オ、オールマイティだとぉ・・・?」

それは、ルールでは、だれでも引き手の任意だった。


「これだけは出したくなかった・・・」


--- ^_^ わっはっは! ---


「さぁ、だれにするのかなぁ?」

岡本が女性たちを見回した。


「わたしは遠慮しておくよ」

船長が言った。


「オレもっす」

「するか、ばかもん!」


--- ^_^ わっはっは! ---


「えへ。当然、わたしよね、俊介ぇ・・・」


すりすり・・・。

アンニフィルドが自分の唇を指して俊介に擦り寄った。


--- ^_^ わっはっは! ---


「わ、わたしに決まってるじゃない!」


ぐいっ。

俊介の反対側でミリエルが彼の顔を引き寄せ息巻いた。


ぐいっ!

アンニフィルドが応戦した。


「こ、こら!そんなに引っ張るなって!」


「どっちにしても問題だわ・・・」

クリステアがユティスに言った。


「リーエス・・・」


--- ^_^ わっはっは! ---


「さぁ、だれにするの、俊介?」

茂木が期待するような目で俊介を見た。


「そ、そうだなぁ・・・」


(くっそう。アンニフィルドとミリエルのどっちにしても、誘いに乗ったら、えらいことになるぞ。ユティスはバカ真面目な和人の嫁さんで、もちろん、いかんし・・・。岡本や茂木も会社の重鎮だし、遊びといえども後を引きそうだな・・・。ここは、ぜんぜん無難なクリステアかイザベルか・・・。いや、どっちも旦那がいるし・・・。くっそう・・・)


俊介はターゲットを決めれずにいた。


--- ^_^ わっはっは! ---


わいわい!

がやがや!


「わははは!」

「うふふふ!」

「きゃは!」


石橋の部屋から一歩踏み出した真紀は、二次会場がやけに賑やかなのに気付いた。


(あれ?なんだかんだ、なんか楽しそうにやってるじゃない・・・)


「よし、わたしも気を取り直して参加するか」

そう言うと、真紀は来た道を戻っていった。


すぅーーーっ!


真紀が襖を開けると、アンニフィルドとミリエルに両腕にすがられ、浴衣を今にもはだけそうにして、俊介が二人を引っ張るようにして立ち上がろうとしているところだった。


「な、なにしてるのよ、俊介・・・?」

真紀には状況が掴めていなかった・


「お、姉貴・・・。た、助けてくれ!!!」

じたばた・・・。


「俊介、観念なさい!」

「シュンスケぇ・・・、わたしだってば!」


(こ、殺される・・・!)

俊介はもう二人から逃れようと必死だった。


「二人とも、離せってば!」

どたばた・・・。


「おっとっと!」

どたどたぁ・・・。


俊介は前に逃げようとしたが、アンニフィルドとミリエルに両足を掴まれ、真紀の手前でそのまま倒れ込んだ。


「きゃあ!」

俊介は真紀の浴衣を掴みながら真紀を巻き込んでいった。


どったーーーんっ!

俊介は真紀の上に乗りかかり身をよじった。


「痛い!重っーーーい!」

真紀は顔をしかめた。


「俊介、あなたぁって人は!」


はらり。


「おお!」

「なんと!」

二宮と船長が前をすっかりはだけた真紀の胸と素肌に感嘆の声を上げた。


「シャデルのピンクブラっす・・・」

「高級ブランド品ですな・・・?」


「黒磯さんのプレゼントっすね・・・」


--- ^_^ わっはっは! ---


「和人さん、見てはいけません!」

ユティスが慌てて和人の目を覆った。


「でも、見えちゃったぞぉ・・・」

「こ、こら、見るなっ!」


ばさっ。

真紀ははだけた浴衣の前を急いで手で覆った。


(そっかぁ、姉貴なら問題は起こらんぞ・・・)


「よし!」


「痛い!なにがよしよぉ!」

真紀は身を起こそうとすると、そこに俊介の顔があった。


「許せ、姉貴!オレは姉貴がいい。愛してるぞ、姉貴・・・!」

「はい・・・?」


--- ^_^ わっはっは! ---


すぅ・・・。

俊介は真紀の顔に自分の顔を寄せた。


「ちょっとぉ!」

真紀の顔が引きつった。


--- ^_^ わっはっは! ---


「こら、俊介、戻ってきなさい!」

「こっちだってば!」


きゅっ。

アンニフィルドとミリエルが俊介の両足を引っ張った。


ぐいっ。

ずる・・・っ!


「こ、こら!」


ばたっ!

俊介の狙いは姉の額だったが、引っ張られた分、下に移動した。


ちゅ・・・。

そして、俊介は姉の唇にまともにキッスしてしまった。


「・・・」

真紀は目を大きく開いて弟を見つめた。


(げげげ・・・)


きっ!

ばっちーーーんっ!

真紀の強烈な平手が俊介の頬に飛び、俊介は横にすっ飛んだ。


「な、なにをするのよぉ、バカ!」

「じ、事故だぁ!」


ずるずるぅーーー。


俊介は起き上がろうとして、またもやアンニフィルドとミリエルに足を引っ張られ、倒れたまま、俊介の顔はアンニフィルドとミリエルの顔の真下まで来てしまった。




その後、二次会場が、般若の真紀により、強制解散させられたのは言うまでもなかった。


「実の姉にディープキッスを迫るって、どういう了見よぉ?なんて破廉恥なの!」

「姉貴ったって、たかが数分先に生まれただけじゃないかぁ・・・」

真紀と俊介は二卵性双生児だ。


「そういう問題じゃない!あの娘たちに合わせる顔がないわ・・・」

真紀は自分の部屋で真剣に落ち込んでいた。


「悪い・・・」

俊介はうなだれて真紀のなすがままだった。


「まったく、あのミリアム、ネンネのくせに妙にこういうエッチな遊びをよく知ってるんだから・・・」

「セレアムの若者に流行ってるんだと・・・」


--- ^_^ わっはっは! ---


「うるさい!あなたも大人なんだから、どうしてそういうのに乗っ掛かれるわけぇ?」

「面目ない・・・」


「酔ってたじゃ済まないわよぉ!」


ぷん、ぷん!

真紀は憤懣やるかたなしといった様子で、俊介を睨みつけた。


「研修初夜から大騒ぎして、まったく呆れ返るわよ!」

ぎろっ!


「初夜って、意味が違うぞ、姉貴・・・」

俊介が指摘した。


--- ^_^ わっはっは! ---


「うるさいわね!研修初っ端の夜だから、初夜よぉ!」

真紀は完全に頭に来ていた。


「だから、それは意味がちとばかし違うんじゃないのかぁ?」


「ええ・・・?初夜・・・?」

はっ・・・。


--- ^_^ わっはっは! ---


「ほれ、見ろ・・・」


「いっけない。そういえば、石橋の部屋にキャムリエルを残してきたままだったわ・・・」

あたふた・・・。


「ああ。確かに、そっちは初夜になるかもしれんなぁ・・・」


--- ^_^ わっはっは! ---


「ば、ばか!わたし、行ってくる!」


ぐいっ。

俊介は真紀の腕を掴んだ。


「よせよ、姉貴。野暮なことするんじゃない」

俊介が真紀に待ったをかけた。


「なにが野暮よぉ!なにかあってでは遅いのよぉ!」

真紀は真剣に怒っていた。


「キャムリエルはそんな男じゃない。ちゃんと石橋を看てるさ」

「保証できるの?」


「わかった。わかった。だったら、姉貴がこっそり見てくるといい」

俊介は真紀の腕を放した。


「なによぉ?こっそりって、まるでわたしが覗きに行くみたいじゃない?」


--- ^_^ わっはっは! ---


「だったら、堂々押し入るつもりか、ナニの最中に?」

「な、ナニって・・・」


--- ^_^ わっはっは! ---


「やっぱり、そうなるって言ってるんじゃない!」


「違うぜ。オレは二人が熟睡中に音でも立てて起こすなって言ったつもりだぜ。わは」

「ど、どこがよぉ!紛らわしい言い方しないでよね!」


--- ^_^ わっはっは! ---


(とにかく、確かめてみなきゃ・・・)


「もう、なんだって、こんなに面倒を起こしてくれるのよぉ・・・」


ぶつぶつ・・・。

真紀は一人で文句を言いながら、石橋の部屋へと向かった。


こんこんこん。

真紀は静かにドアをノックした。


しーーーん。


「入るわよ・・・」


しーーーん。

かちゃ。


「無用心ね、ロックしてないじゃない・・・」


しかし、ここは地球から1400光年離れた星の第4惑星、まだ人類が現れる5、6000万年前のカテゴリー0である。しかも、セレアム社員しかいない密閉された宇宙船だ。


「それもそうね。だれも来やしないか。あは・・・」


--- ^_^ わっはっは! ---


真紀が入ると、灯りの調度を最低にして、ベッドに石橋が眠っていて、その脇にはキャムリエルがまだ彼女の頭を撫でていた。


「あら、起きてるならそう言ってよ・・・」

真紀が言った。


「ナナン。カレンが起きるといけないんで・・・」

キャムリエルは疲れた様子もなく真紀に微笑んだ。


「ずっと、そうしてたの?」

「リーエス。こうしていると、ボクも安らぐんです。たぶん、カレンだから・・・」

キャムリエルは本当に幸福そうに言った。


「なるほど。朝までそうしているつもり?」

「リーエス。それがボクの幸せですから・・・」


にっこり。

キャムリエルは微笑んだが、別に気取ってるわけでもなかった。


「うん。信用するわ。けど、眠くなったら、ちゃんと寝るのよ。仮眠でもいいから」


にこ。

真紀も微笑んだ。


「真紀さんは?」


「そうね。身体が冷えちゃったから、一風呂あびようかなぁ・・・」

真紀は時間を確認しながら言った。


「あれ?大浴場って12時で終わりなんじゃあ?」


「えへ。みんなにはああ言ったけど、ホントは明日の9時までなら大丈夫なの。だれもいないお風呂で、2、30分、わたし一人で豪奢に温まってくるわ」


ぱち。

真紀はキャムリエルにウィンクした。


「だから・・・、入って来ちゃだめよぉ。悲鳴上げるんだから・・・」


--- ^_^ わっはっは! ---


「もちろんですよ。わかりました。それじゃ、お休みなさい」

「お休み、キャムリエル」




それから、30分ほどたっただろうか、真紀は大浴場で温まると自分の部屋へと戻っていった。


「あ、姉貴だぞ・・・」

「真紀さん・・・」


「しーーーっ。危ない。危ない・・・」

ミリエルが人差し指を口の前で立てて、後ろの二人に合図した。


すたすた・・・。

真紀はまっすぐに自分の部屋に戻っていった。


「いいわよ、二人とも・・・」

ミリエルが言うと、アンニフィルドに手を引かれた俊介が現れた。


「おまえら、本気かぁ?」

「本気も本気。水着、着けてきたでしょうね?」

アンニフィルドが言った。


「当ったり前だ。素っ裸だったら、絶対に誘われてなんかいないぞ」


--- ^_^ わっはっは! ---


「寝る前に温っまっとかなきゃ風邪を引くじゃないの」

「わかったってば・・・」


「さっさと入りましょうよ。だれか来ると、また面倒なことになるわ」

ミリエルが言った。


「電気は点けるなよ。自然な月明かりで十分だ」

「リーエス・・・」

そして、3人は大浴場に消えていった。




こんこん・・・。

和人の部屋にだれかが入ろうとしていた。


「あ、はい・・・」

「わくしです」

声の主はユティスだった。


「開いてるよ、ユティス」


そう・・・。

ユティスが隣の自分の部屋から出てきて、辺りを確認すると、和人の部屋にそろりそろりと入ってきた。


(真紀さん、いらっしゃらないですよね・・・)


「どうしたんだい。警戒するようなものはないけど?」

和人が時計を確認すると、1時近くになっていた。


(こんな時間だったんだ・・・)

一連の騒ぎで酔いが醒めた和人は眠気がすっかりなくなっていた。


「リ、リーエス。お邪魔しますわ・・・」


ぱたん・・・。

だれも部屋の外にはいないことを確認すると、ユティスは自分の後ろでドアを閉めた。


「ごめんなさい、和人さん。わたくしの我儘からこんなことになってしまって・・・」

ユティスは部屋に入ったもの、入り口に立ったまま深く頭を下げた。


「よしてよ、ユティス。そういうことなら、オレも同じだよ。ゲームをしちゃってるんだから・・・。でも、本当は、ずっと、ユティスとの番が来ないかなって思ってた・・・」

和人は本心を語った。


「ええ?本当ですの・・・?」

に、こ・・・。

ユティスは少しだけ微笑んだ。


「だから、オレも同罪・・・」

「ナナン。わたくしが悪いのです。わたくしの態度が発端なんですから・・・」

ユティスの声は弱々しかった。


「わかったよ・・・。それに、そこに突っ立てないでこっちに座ったら?」

和人は部屋の小さなテーブルを挟んである一対のイスに彼女を案内した。


「リーエス・・・」


ちょこん。

ユティスと和人は向き合って座った。


「それで、あのぉ、和人さん・・・」

ユティスは単に和人に謝りに来ただけという訳ではなさそうだった。


「なんだい、ユティス?」

和人は優しく言った。


「あの。あの・・・。お体すっかり冷えちゃってませんか・・・?」


ぶるっ。

ユティスは小さく震えた。


「そっか。そうだね。酔いが醒めちゃって身体も冷めちゃったんだね」

もちろん、宇宙船の各部屋も廊下もすべて自動で温度調整はしていた。


(17、8度では、ユティス、浴衣一枚では物足りないのかもしれないなぁ・・・)

室内温度表示を確かめると、和人は自分も浴衣の上に茶羽織を着ているのに気付いた。


「浴衣の上からこれを羽織るといいよ。自分の部屋にもなかったのかい?」


和人はユティスの後ろに回ると、自分の茶羽織を取って浴衣だけのユティスに着せた。

ささ・・・。


「はい、どうぞ」

す・・・。


「アルダリーム・ジェ・デーリア(ありがとうございます)、和人さん」

ユティスは茶羽織に手を通して嬉しそうに言ったが、すぐに不安そうになった。


「ですから・・・」

もじもじ・・・。


「どうしたの?」

和人にはよくわからなかった。


「あの。あのぅ・・・。もう一度、ご一緒に身体を温め直しませんか・・・?」

ユティスの言葉は最後はほとんど消えそうだった。


「ええ?まさか・・・」


--- ^_^ わっはっは! ---




「おーー、おーー、貸切はやっぱいいねぇ・・・」


月明かりの下、ガラス張りの宇宙船の展望大浴場で満天の星空を見上げながら、俊介は冷えた身体を温めていた。


「そんなにわたしが傍にいるのが嬉しい・・・?」


するすり・・・。

ミリエルが寄ってきた。


「へ・・・?」


--- ^_^ わっはっは! ---


「なんだ、ミリエル、おまえかぁ・・・」

「なんだとは失礼しちゃうわねぇ。もう!」


ばしゃばしゃ・・・。


「あ、ミリエル!あなたなにするのよぉ!」


ばしゃっ!

ミリエルはアンニフィルドを押しのけて、俊介の手を抓った。


ぷちっ。


「こら。痛いじゃないか・・・」

「ダーリンがつれないからじゃない・・・」


「そうなる理由があるとは思わないの、ネンネちゃん?」


--- ^_^ わっはっは! ---


「ないわ!」

「ある!」


ばしゃ!


「うるさいわね、おばさん!」

「黙んなさい、ネンネちゃん!」


ばしゃ、ばしゃ・・・!


「止めろよ、二人ともぉ!そんなにうるさくしたら、みんなに聞こえちまうぞぉ」


「ほら、怒られた!」

「あなたもよ!」


ばしゃ、ばしゃ・・・。


「止めろ!オレは出るぞ!」

「だめ!」

「だめよ!」


ばしゃ、ばしゃ!


「だったら、静かに楽しめ。そういう約束だろ?」


--- ^_^ わっはっは! ---


「リーエス。そうするわ・・・」

すりすり・・・。


「わたしも・・・」

すりすり・・・。


ぽよぉーーーん。


--- ^_^ わっはっは! ---


「アンニフィルド?」

「なぁに、あなた?」


--- ^_^ わっはっは! ---


「変なことをするなとも言ったよな?」

「リーエス。してないわよぉ」


ぽよぉん!


--- ^_^ わっはっは! ---


「そのぉ、ナニが当たってるぞ・・・」

「当てたのよぉ・・・」


ぷよぉーーーん。

にこ。


--- ^_^ わっはっは! ---


「だから、変なことしてるじゃないか」

「これはいいことよぉ・・・」


--- ^_^ わっはっは! ---


「ず、ずるいわ、アンニフィルド」

きっ。


「ふん。持てる女の権利よぉ。持てる女のね・・・!」

ぽよぉん。


--- ^_^ わっはっは! ---


「う、うるさいわねぇ。わたしにだってあるわよぉ」

ぽよ・・・。


「本気で出るぞ」

ばしゃ。


--- ^_^ わっはっは! ---


「え、もう?」


「オレは温まった」

ばしゃ・・・。


「わたしはまだよ・・・」

「わたしも・・・」


「だったら、きみらはもうしばらくいるといい」


--- ^_^ わっはっは! ---


ばしゃ、ばしゃ。

すくっ。


「行かないで。大人しくしてるから・・・」

「わたしも約束するわ・・・」


「だったら、オレに触るな」


--- ^_^ わっはっは! ---


「どうして?」

「わたしじゃ嫌なの?」


「そういう問題じゃない。オレの理性がそう言ってるんだ」


--- ^_^ わっはっは! ---


「理性?」

「水素より軽く、いとも簡単に吹っ飛ぶという、あれ?」


「やっかましい!」


--- ^_^ わっはっは! ---


「飛んでたまるか!理性だ。オレは常務で、きみら社員には責任がある」


「だから、役員は社員を幸せにしてくれんでしょ?」

「当然!」


「わたしも、そうして欲しい・・・」

「へ?」


--- ^_^ わっはっは! ---


「責任の意味を履き違えてるな。本当に、きみらはオレの理性を吹っ飛ばす気か?」


「飛ばしていいの?」

ふっ・・・。


--- ^_^ わっはっは! ---


「よくない!」


「飛んでけ。飛んでけ。どこまでも・・・。俊介の理性よ、飛んでけぇ・・・」


ふぅ・・・。

ふわ、ふわぁ・・・。


--- ^_^ わっはっは! ---


「止めろってば!」

ばしゃ、ばしゃ。


「せっかくの展望温泉。大浴場。しかも、満天の星輝く夜空だぞ。きみらも、風情、風流ってもんをちっとは感じろよ」


ばしゃ・・・。


「感じてるわ。たくさん・・・」

ぽよん。


「わたしも・・・」

ぽよぉ。


--- ^_^ わっはっは! ---


「違う。風情、風流ってものは心で感じるもんだ。心だ。そこじゃないぞ・・・」


ぷよぉーん。


「あら。心ってのはここにあるのよ。どきどき、どきどき・・・」

「そうよ。心でいっぱい感じてるわ。どっくん、どっくん・・・」


--- ^_^ わっはっは! ---


ばしゃっ!

「出る。今度こそ出る!」


「あ、待って!」

ばしゃ、ばしゃ・・・。


「待っててばぁ、俊介!」

ばしゃ、ばしゃ・・・。


--- ^_^ わっはっは! ---

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