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134 温泉

■温泉■




和人は、結局ユティスに押し切られ、温泉宿を今夜の宿に選んだ。


(とにかく、ダブルベッドはまずい。今晩もダブルベッドだったら、もう止まらないよ・・・。待てよ・・・。温泉旅館といや、ベッドなんかないぞ・・・。畳だ。畳に布団を2つ並べる・・・。うん。この方がはるかに気が楽だ)


和人は2日続けて理性に勝たせる自信がなかった。



がらぁーーー。

和人は戸を開けた。


「まぁ、いらっしゃいませ」

「いらっしゃいませ」


女将と中居が二人を出迎えた。


「あのぉ、本日2名泊まれますか?」

和人が心配そうにきいた。


「はい。幸いまだ空きがございますので、お二人一部屋ということであれば、手配できます」

女将が愛想よく答えた。


「お願いします」

「はい。喜んで承ります」

女将はすぐに二人を上がらせ、名前を宿帳に記入させた。


「まぁ。ユティスさんとお呼びしますの?」

「はい。ユティスです」


「お姿もキレイで素晴らしいのに、お名前もステキなんですね。柔らかくて女性らしい豊かな響きだこと・・・」

女将はにこにこしながら、ユティスを褒めた。


「まぁ、恥ずかしいですわ」

「ホントのことですもの。さぁ、さぁ、おあがりください。お部屋にご案内しますわ」


女将は二人を部屋に案内した。


廊下も木作りで、それはユティスにとってとてもエキゾチックに見えた。


「まぁ、これが『地球』の伝統的な建物ですか?」

「おほほ。そうですわよ、ユティスさん。これが、『地球』の伝統的な温泉宿でございます」


--- ^_^ わっはっは! ---


女将はユティスが外国人だと思って、少々の言葉の間違いはまったく気にしなかった。


「ここの温泉は、炭酸水素酸塩温泉、つまり重曹温泉と言って、とても貴重な成分の温泉なんですよ」

「そうなんですか・・・」


「ええ。お入りになるとすぐにおわかりになられますわよ。お肌がつるんつるんになるんです。女性にはとっても人気があるんですよ。別名『美女の湯』。かのエジプトの女王クレオパトラも好んだとか言われてる成分の名湯です」


「美女の湯だってぇ・・・。すごいんですねぇ・・・」

和人も感心した。


「はい。男の方にも、人気高いですわよ。男性だって、お肌はキレイになるにこしたことはありませんでしょ?」


にっこり。

女将は微笑むとさらに宣伝を続けた。


「この温泉は、ph9.1で、弱アルカリ性です。殺菌効果もあって、アトピー性皮膚炎にも効果絶大なんですよ。1ヶ月お泊りで療養される方も、最近多くなりましたよ。温泉水もお飲みになられます。1日にコップ1杯から始められて、続けられれば胃腸も格段に良くなりますわ」


「すごいんですのね・・・」

ユティスは女将の言葉に聞き入った。


「うちはまだ大丈夫なんですけど、最近行政指導が厳しくて・・・」

女将は悲しそうな表情になった。


「どうしたのですか?」

ユティスは心配になった。


「せっかくの天然温泉に人工の消毒薬を入れろ、とものすごい圧力をかけてくるんです」

「どういった圧力なんでしょうか?」

ユティスは先を聞きたがった。


「はい。温泉の衛生面の指導で、細菌が増殖しないように塩素酸系の殺菌剤を入れるようにと・・・。それが、温泉の成分以上に強力なんです・・・」


「どういうことですの?」


「それを入れてしまったら、もう、温泉の成分がまるっきり変るくらいなんです。温泉成分表なんて、最初に計った数値ですもの。実際のお湯はまったく異なっています。温泉成分表なんて、あんなものウソっぱちですわ・・・」

女将は憤懣やるかたないという勢いだった。


「それほどの量になるんですね?」


「ええ。もともと、うちもそうですけど、温泉というのは、地下から湧き出たお湯をそのまま掛け流しでいただくものです。そうでないと温泉の効果も出ません。湯船には常に新しいお湯が注がれ、汚れや細菌増殖なと起こりえないのですが、そういった純粋の温泉ではない温泉と称する公衆浴場がたくさんあるのです。と言うより、90%以上それが温泉とまかりとおっているんです・・・」


「その違いはなんですか?」


「はい。単純に言うと、新鮮な新しいお湯を流し続けるか、一定量のお湯を循環させて使い回しするか、なのです。循環することで、使用するお湯を節約できるんですが、循環する濾過過程で成分はどんどん弱くなりますし、細菌増殖の危険性も高くなります。もし、毎日お湯を変えないで、数日間循環濾過に頼るとすれば、それを防ぐために多量の塩素系消毒剤を使用することになるんです・・・」


「それじゃあ、最初の成分と違ってくるはずですわ・・・」

ユティスは悲しそうに言った。


「そのとうりですよ、奥様」

「奥様・・・。うーーーん、いい響きですわ!」


--- ^_^ わっはっは! ---


ユティスはにこにこ顔になった。


「そういったお湯は一発でおわかりになりますわ。つーーーん、とものすごく塩素の臭いがしています。時には、わたくしなどは、吐き気がするくらいの強さなのです。ご存じない方たちは平気で入っておられるようですが、わたくしには到底我慢できません。妙にお湯もぬるぬるしています。うちのように本当にアルカリ系の温泉でしたら、ぬるぬる感の中にも、ひつこさがありません。お肌にやさしく、つるんとした感触なんです。でも、そういった塩素消毒剤たっぷりの人工温泉では、『ぬるっ、べとぉっ、つーん』、としてるんです」


「『ぬる、べとぉ、つーん・・・』、ですか?」

ユティスは女将の言葉を確かめるように、自分の腕を触った。


「はい。というわけで、お役所は細菌による事故の責任を取りたくなくて、あらゆる温浴施設に、消毒剤を遣うよう、猛烈に圧力をかけてくるんです。そもそも温泉というのは、浴場という意味以上に療養施設としての意味が大きいのです」


「療養施設ですか?」


「はい。もう千年以上の前から、日本には温泉場があります。そこは、病気で苦しんでいる人たちが温泉の療養効果を期待して、何ヶ月も湯治したのです。温泉の発端は、ただ身体をキレイにするという公衆浴場とは別物なのです。ですから、それを、お役所が公衆浴場と同じ扱いにすること自体、とても心外ですわ。毎日の清掃と100%掛け流しで、細菌事故など起こるわけがありません。実際、そういう細菌事故を起こしているのは、温泉と謳って、お湯を何日も使い回しているただの公衆浴場です」


「ここは、消毒剤を入れてないんですか?」

和人がきくと、女将は眉をひそめた。


「とんでもない。うちは、100%純粋掛け流し、循環なし、一切水も足さないですし、加熱も消毒液もなし、5つ星天然温泉です」


「まぁ・・・、ステキ!」

ユティスは驚くとともに喜んだ。


「ですから、安心してお楽しみください。温泉水も、取り出し口のことろにコップを置いてあります。いつも新鮮ですから、お飲みになれますわよ」

「まぁ、嬉しいですわぁ・・・」




ユティスは温泉宿に興味を示し、あれこれ質問したあげく、完全にリラックスしてしまった。浴衣も気に入って女将に頼み込んで、和人と2人分をもらってしまった。


にこっ。

「ただで、いただいちゃいました」


--- ^_^ わっはっは! ---


「浴衣を?」

「リーエス」


「ちゃっかりしてるよなぁ・・・」

「うふふ」

女将は、二人を秘密の婚前旅行、恋仲だと信じて疑わなかった。


(外国の方がわざわざ、苗字を同じにして、平日にいらっしゃった、てことは・・・。ここは、ご夫婦として扱ってさしあげなきゃ、いけませんわね。うふふふ)


日本では、外国人が日本国籍を取得して、日本人の苗字を得て、日本人に帰化するのには、最低20年はかかる。ユティスはとてもそんな歳ではなかった。




警護官たちも温泉宿に入った。


「ごめんください」

「あ。はい、いらっしゃいませ」


「女将さん、一風呂いただくことはできるかい?」

「日帰りのご入浴ですか?」

「うむ。できれば、部屋もあればいいんだが・・・」

「ええ。もちろん、ございますよ。お二人、一部屋でようございますか?」

「けっこう」


「では、宿帳に、お名前をお書きになってください」

さらさら・・・。

「これで、いいですか?」

「はい・・・。さんぞう・・・さま、ですか?」


--- ^_^ わっはっは! ---


「いや。読みが違います。しのまえ・くら、と言います」

「まぁ、お珍しいお名前で・・・」

「よく言われます」


--- ^_^ わっはっは! ---


「うちは、掛け流しの100パーセント天然温泉ですから、どうそ、ゆっくり、ご堪能ください」

「それは、ありがたいですな」


「おタオルはございますか?」

「うむ。いただこう」

「はい。かしこまりました」


「お部屋は、こちらでございます」

「どうも」




温泉宿の夕飯は、豪華海の幸の山盛りだった。


「まぁ、なんて素晴らしいお料理でしょう!こんな盛り付けも見たことありませんわ」

ユティスは盛り付けの美しさに感激した。


「これは?」

「お刺身だよ。取れた魚や貝を生のままいただくのさ」


「生ですか・・・。なんか怖そうです・・・」

ユティスは完全に気後れしたいた。


「そんなことないよ」

「・・・」

「ごめん。エルフィア人は、菜食主義だったんだね・・・」


「わかりました。せっかく、女将さんが、わたくしたちに、一生懸命お作りになったのですから、いただくことにします。これも地球の調査ですわ・・・」


「えらい!いいから、一口やってごらんよ」

「リーエス・・・」

ユティスは目を閉じて最初の一切れ口に放り込んだ。


ぽいっ・・・。

あむ・・・。


「どう?」


とろぉーり・・・。

ユティスが、それを味わうと、口の中でとろけそうになった。


「あ、甘いです・・・。それに、お口の中でとろけてしまいましたわ!」

「だろ?」

その時和人はその正体を知った。


「ああーーーっ。これは大トロじゃないか!」


女将が二人のために今日だけ特別に大奮発したものだった。


「なんですの?その大トロというものは?」

「マグロという魚のお腹の部分で、脂身が乗った、お刺身で一番おいしいっていわれてるものさ・・・。今じゃ、幻の超高級食材だよ・・・」


「うふ、どうりで・・・。わたくし、気に入りました」

「よかったぁ・・・」

「うふ」

菜食主義とはいえ、刺身はユティスも気に入ったようだった。




警護官たちは浴衣に着替えていた。


「おまえは、先に風呂に入れ」

「部長、自分が先で、いいんですか?」

「ああ。二人が同時に丸裸では、急になにかあった時困るだろう」


--- ^_^ わっはっは! ---


「確かに。警察に通報されてしまいます」

「警官は、われわれだ」


--- ^_^ わっはっは! ---


「じゃ、お言葉に甘えまして」

「おい、待て。混浴風呂は貸切専用だ。ちゃんと男湯の方に行けよ」

「了解です」


--- ^_^ わっはっは! ---




「失礼いたします」

「あ、どうぞ」


がらっ。

「お食事は、いかがでしたか、奥様?」

「お、奥様?」


--- ^_^ わっはっは! ---


「ほほほ、旦那様もお気に召されましたか?」

「だ、旦那様って言っても・・・」

「奥様は、お若くて、とても愛らしくて、おきれいですわ」


「まぁ!お褒めにあずかり、ありがとうございます。女将さん」


うっとり。

ユティスは女将に微笑んだ。


「お刺身は、とっても美味しくて、ほっぺが落っこちてしまいそうでしたわ」

「あらあら、奥様、お世辞がお上手ですこと」

ユティスは地球的比喩をマスターした。


--- ^_^ わっはっは! ---


「はい。宅の主人からそう言うものと教わりました」


--- ^_^ わっはっは! ---


「宅の・・・、しゅ、主人・・・?」


(どこで、覚えたんだ、ユティス・・・?)


--- ^_^ わっはっは! ---


「まぁ、奥様も面白いお方」

「うふふ。ごちそうさまでした」

「はい。ありがとうございます」

「いいえ、こちらこそ、素晴らしいお食事でした」


「では、お膳を片付けてしまいますので、お二方は、当旅館自慢100%かけ流し天然温泉をお楽しみになられては、いかがでしょうか?その間に、『お床』の用意をいたします」


「え・・・。『男』の用意ですか?」


--- ^_^ わっはっは! ーーー


「きゃ!」

ユティスは、一瞬で真っ赤になった。


「それ困ります。和人さんで間に合っていますわ」


--- ^_^ わっはっは! ーーー


「うふふふ。なにか勘違いされてますわね。お床の用意とは、お布団のお支度ですよ」

女将は優しく笑った。


「ああ、そうでしたか・・・」


(ユティス、なに勘違いしてるんだぁ?)

(うふふ。ちょっとした誤解ですわ!)


--- ^_^ わっはっは! ---


「それでは、天然温泉へ、ご案内申しあげます」

女将は二人を温泉に案内した。


しずしずしず・・・。

長い廊下を進んで、女将は浴室にたどり着いた。


「ここが露天風呂です」

海が望めるけっこうゆったりとした露天風呂だった。


「まぁ・・・。素晴らしい眺めですわぁ」

「わたしたち、二人で使っちゃっていいんですか?」


「もちろんですとも。ここは、お二方だけの貸切です。いつでも一緒に楽しんでくださって構いませんわ」

女将は愛想よく言った。


「貸切混浴風呂だってぇ・・・?しまったぁ・・・」


(昨日の今日だ。ユティス、今日こそ、一緒に入ろうって言うぞ。どうしよう・・・)


和人は、またしてもユティスと一緒の場面を想像してしまい、煩悩を振り払うのに、理性を総動員せねばならなかった。


「あのぉ、混浴風呂って、どういう風に使うのでしょうか?」

ユティスは無邪気に女将に尋ねた。


「ユティス!」


女将はにっこり笑ってユティスに説明した。


「まぁ、外国の方はご存じないかもしれませんわね。ご説明しますよ、奥様。混浴風呂というのは、男性と女性が一緒に入れるお風呂のことです。普通は、男性と女性を分けるんですよ。でも、せっかくの宿泊旅行ですから、ご夫婦や恋人同士に限っていえば、一緒に過ごせる時間はいくらあってもいいものでしょ?」


「あ・・・、はい」


「ですから、二人っきりで、温泉を楽しめる環境があると、旅も、もっと楽しく、素晴らしい思い出になりますわよ。日本ならでは、この旅館ならでは、のことです」


「はい。わかりました」


「だから、お二人だけの専用貸切混浴風呂ってのがあるんです」

「うふ、すてき・・・」


にっこり。

ユティスは和人を見て微笑んだ。


「ユティス、待ってよ」

「奥様、よろしいですか?」

「はい。ありがとうございます」


「ついでに、一応、温泉の入り方をご説明しますと、内湯もありますので、まず、そこで、お温もりになった後、お体をお洗いください。その後、ゆっくりと露天風呂に浸かってみてください。あまり長湯はなさらず。何回か短く分けて、お入りになると、身体にも優しく、お楽しみになれますよ」


「うふふ。楽しそうですわ」


「ええ。そうですとも。うちは、海が望める絶好の場所にありますから、夜景もきれいですわよ。心身ともに最高のリラックスができますわ」


「どうも、ありがとうございます」


「どういたしまして。それでは、ゆっくり、おくつろぎください」

「はい」




「あの、ユティス・・・」

「リーエス」


「お風呂のことだけど・・・」

「リーエス。一緒に入りませんか?」


--- ^_^ わっはっは! ---


「きたきた・・・」


(昨日、やっとの思いで、内なるオオカミさんに遠慮してもらったのに、今晩もこれかよ。ダブルベッドを避けたどころか、余計ピンチになったじゃないか)


(おー、神さまは、オレの理性を試されています・・・!)


--- ^_^ わっはっは! ---


またしても、和人の内なる『理性もどき』と『100%煩悩』の葛藤が始まった。


(バカっじゃない。お互い好きなら、さっさと入っちゃえば!)

(なにを言う。この、悪魔め!)

(別に悪いことじゃないじゃんか!)

(ユティスを守るのが、きみの役目だ。襲ってどうする?)

(さぁ、一緒に入ろうと誘うんだ!)


--- ^_^ わっはっは! ---


「和人さん、貸切混浴風呂というもの、とってもステキな計らいだと思いませんか?」


--- ^_^ わっはっは! ---


(きた、きた、きたぞぉ・・・!)


「あ、それね・・・、あははは・・・。エルフィアにもあるんだよね?」


(なに言ってんだよ、オレは・・・)


「あるといえば、ありますが、こことは、ずいぶん異なっています」

「そうかい・・・」


「リーエス。こんな自然の中で、素朴で・・・。ぜひ、試してみましょうね、和人さん」

「あははは・・・」


(冗談じゃない。ユティスと、一緒に入るなんては論外!)

(チャンス、チャンス、チャンス到来!生きてるうち、二度と来ないぞ!)


--- ^_^ わっはっは! ---


(オレが先に入って、ユティスが途中で入ってきてら、完全にピンチだぞ)


「ユティス、先に入ってくれないか・・・」


(和人の大バカヤロー!)


--- ^_^ わっはっは! ---


(さすがだ。よくぞ言ったな、和人!)


「リーエス・・・。和人さんが、そうお望みなのでしたら・・・」

しかし、ユティスは悲しそうな目をした。


(あ・・・、和人ぉ・・・!)

(大宇宙一の大たわけめ!)


--- ^_^ わっはっは! ---


(理性は、常に勝利する!)


「和人さん?」

「あ、なぁに・・・?」


和人の声は沈んでいた。


「後から・・・。やっぱり、なんでもありません・・・」

「そ、そう・・・」


しずしず・・・。

ユティスは浴衣を羽織り、独りで貸切温泉に向かった。

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