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私が猫を語る理由

 猫被り、と言う言葉がある。

 本性を隠している人間の事を、そうやって言うんだそうだ。

 実際は凶暴な猫が、餌をくれる人間に媚を売る仕草からきている言葉、という説があるが、全くその通りだと思う。

 人は皆、皮の厚薄はあれども、多少なりとも猫被りだ。

 当たり前である。人間、心の奥には邪悪なる魔物を……程度の差こそあれど、飼っているのだ。猫を被らなければ、自分の醜い姿を晒してしまう。そんな者を晒して生きている人間は周りにいるだろうか?

 ……はい、居ませんね。

 当然だ。そんな奴と付き合いたいなんて、私だって思わない。つまり、人は誰でも猫被りなのだ。はい、これ大事。覚えておいて頂きたい。

 ちなみに私は生粋の猫被り女である。どんな猫被りかは……まぁ、話を進めていけば分かるだろう。

 そう、人は猫を被って生きている。悲しい事に、それがこの冷ややかなる世界の常識である。

 ……ところで、猫は何を被って生きているのだろうか。

 猫が被っているものは猫に決まっている。猫被りは猫が猫被りだから猫被りと呼ばれている訳だし。……とまぁ、私もつい最近まではそう思っていた訳だ。


 さて、長々とした無意味な前置きはこれくらいにして、と。


 そんな猫被りの私は、大惨事と呼ぶに値する恐るべき出来事に巻き込まれてしまった。冒険譚と呼ぶと大袈裟だけど、珍事で済ますにはあまりにも衝撃的な体験だ。今から始まるのは、怪しくて不思議で絶望的で悲観的だけど、ちょっぴり希望もトッピングされた物語。

 信じるも信じないのも貴方次第……なんちゃって。

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