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【プロットタイプ】餌付け

作者: 秋暁秋季
掲載日:2026/10/19

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


※『小説家になろう』、『カクヨム』様にも投稿をしております。


注意事項2

人の価値も自分の価値も、見誤りたくはないというか。

そんな出来た人間じゃないからね。


「上司からお土産貰ったんさぁ、食べよーぜ」

帰ってくるなり、鏡花はそう言った。

鏡花は派遣先でそれなりにお菓子を貰うことが多いらしい。其れは何件か派遣先を変えてもか笑ない事実であった。

大抵は社内置いて、好きな時に食べるようだが、食べきれない場合はこうして持ち帰ってくる。

「お、丁度三つあるじゃーん。ゆらりぃにあげるか」

本来ならば其れで終わる会話であった。ただその裏にしただけの会話になるはずであった。しかし。

「うーん……餌付けを感じる。あ、嬉しいんだけどね」

「万人に配られているならば、其れは餌付けとは言わないだろ」

「そうだと良いね。ただその裏に下心、つまり、別の策略が混ざってないとは言い難いでしょう?」

そう言って質の良さげなカステラの箱を適当に追いやって、食べながら口を開く。

「私の今の上司に着いてどれだけ言ったっけ? 悪い人じゃないけど、前提条件を端折ったり、質問を吟味しないまま返答する癖があるから、矛盾が生じる事がままぁある。大体五割。

だから『これ違くない?』ってのは再度質問したり、此方で補填を入れながら進めてる。

私への評価も悪くない。営業を通じて『残って欲しい』とも言われてる。

で、まぁ、自分の手の内に居なくて、相手に交渉を引っ掛ける時って、まぁ何かしらを差し出すじゃない? 金銭しかり、信用しかり。でも派遣という土俵にあるから其れは出来ないし、そもそもそこまでする価値のある人間だとは私自身を思ってない。

だからどうするかって言われたら『たまにお菓子を渡す』ぐらいになるのかね。

って思っただけだよ」

邪推と言えば、ただそれだけなのだろう。そこに至るまでの根拠が何一つないのだから。けれども、考えずには居られない。自分の筋道がきちんと走るか確かめたい。

その想いが恐らくこうした事に発展するのだろう。

「ま、そこまで考えてないか。多分ただの好意だろうね。でもだからこそ、厄介なんだ。私の価値を過度に高く見積ってる気がするからね」

あれ、私の上司ってどんな人かって話したっけ?

悪い人ではない。

良いのか悪いのか分からないけど、よくお菓子くれる。

顔合わせの時から少し見えたけど、結構前提上限端折る癖がある。

時間がないのか、質問を吟味しないまま、なんなら話の途中で、GOサイン出す。

※それでええんか!? とはたまに思うこと。

だから基本的に此方が図解で説明する事が多い。

0,で理解させるには図解が良いから。

こういう感じの人。


だから別にお菓子を渡すことに、

『お前絶対残らせるからな……』

みたいな執念はないと思うんですが、私に対する過度な期待は薄らあるというか。


あのー、なんでこんな二ヶ月未満しかないのに分かるんだって話なんですが、ぶっちゃけ他の人より分かりやすいから。

分かりやすいということは、私が色んな意味で対策が練りやすいということだから、決して悪いことでは無いんですよ。


ああ、この人は此処が抜けやすいから、ここ補填しよう。

とか出来るから。



ただなぁ、過度に期待されても、それに伴った実力があるとは思ってないんだよね。


私にとっての当然が、相手にとっての期待に変わることもある。

それがいつまで通用するかなって。

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