あまみのおに【甘美之鬼】誕生秘話
偶像魔法幻想せかいと、遭遇した。
ゆずき酒之精霊と、話しをした。
ゆずき悪魔バージョンの写真を見ながらアレコレ。
だが、はっきりと思い出せない。
なんだったのか?
鬼だったような気がするのだが?
ゆずきが、何者であるのか?
とある少女給仕者と相談する。
柚子之樹で、樹之妖精だと、面白味が無い。
せっかくの『き』だから、鬼で良いだろう。
あとは、なんの鬼なのか聞いてみた。
「甘味処」
「では、甘味之鬼」
なかなか良さげである。
鬼は、仏法の守護者でもある。
仏法の正道を歩まぬ人間にとって天敵の鬼。
人間という愚かなケモノにとって脅威の存在。
第三の目、心の目を、開こうとしない人間。
煩悩にまみれた欲の塊である人間。
仏の教えを知ろうともせず、悟ろうともしない。
神の愛や仏の慈悲などと、無縁の人間達。
鬼の金棒で、討ち滅ぼせるならそうすべきだろう。
人間にとっての教えは、弱肉強食であり拝金教。
資本主義の根本原理は、オカネ第一。
商品交換をする際の媒介物にすぎないオカネ。
その機能は、価値尺度、流通手段、価値貯蔵。
オカネの正体は、尺度でありたんなる目盛り。
それを大事なモノとして崇め奉るオカネの教え。
拝む集団の教えこそが、拝金教。
資本主義の人間にとって、オカネは、命そのもの。
他者の生命さえオカネに出来るならする人間。
世界大戦の危機は、人間にとって金儲けの好機。
だから恒久平和の実現には、人類駆逐。
それこそが、必須事項。
平穏に家畜化する獣駆除が、計画として良案。
などと話し合ってから、ふとした疑問を問いかける。
「柚子って甘い?」
「甘くないな」
そう言い終えてから爆笑する少女給仕者であった。
コチラもそれにつられて笑う。
ひとしきり笑った後に、少女給仕者が、言う。
「味は、美しいの美で」
「了解」
甘味を、甘美に書き直す。
かんび、と、読めるが、あまみ、のままで。
甘美之鬼は、こうして誕生した。
平和な日常だった。
大戦予定の年は、まだ、来年。
つまり、審判の日は、来年やってくる予定。
それまでに、少女達が、覚醒すれば良し。
しなくても、誰も文句は、言わない。
と言うより、その時には、言えない。
覚醒しないのであれば、一蓮托生。
世界大戦勃発の道筋に沿って、進むだけ。
大惨事は、北斗の拳か、ターミネーターで決着する。
地球表面上が、核の炎で包まれるか?
それとも、人工知能機械による、哺乳類の大量殺戮。
大戦に突入すれば、genocideは、もう目前。
少女達が、悟りを開き女神社会創造を成し遂げるか?
それとも、、、
2024年2月14日のバレンタイン。
鈴川愛依オーナーのカルボナーラは、美味だった。
そのあと、約束通り戻ると、沢山の少女達がいた。
せかいとは、『お嬢。』の話題で盛り上がった。
めあとは、ブロマイドの話しをし購入した。
そこに来た原因となった少女もそこにいた。
お嬢様として、しれっとそこにいた。
アイコンタクトを交わしただけで充分だった。
1時間後には、秘密基地で語り合っていた。
そして、ゆずき誕生秘話を、投稿してもらう。
白兎の指が、画面に触れて投稿準備作業を行う。
黒髪清楚美少女革命給仕者にタイトルを聞いた。
「ま之ユメ」