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忠犬ポチは、異世界でもお手伝いを頑張ります!  作者: 藤なごみ


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ポチの64話 今日もポチはお手伝いを頑張ります!

「こうしてお姫様は王子様と結婚し、末永く幸せに暮らしました」

「わー、パチパチパチパチ」


 あの晩餐会から数年がたったよ。

 ポチは相変わらず孤児院で暮らしていて、ミッケちゃんとリルムちゃんと一緒に色々なお手伝いをしているんだ。

 ポチも成長したから、色々なお手伝いが出来る様になったんだ。

 ミッケちゃんとリルムちゃんは背がとっても大きくなったんだけど、ポチは未だに背が小さいんだ。

 きっともっと大きくなったら、もっと背も高くなるんだよ。

 背が高くなる様に、ポチはご飯をもりもりと食べているんだ。


「ポチ、そろそろお手伝いに行く時間じゃないの?」

「おお、そうだった。準備しないと!」


 ポチの所にりっちゃんがやってきたんだ。

 ポチは、おもわずおおってなっちゃったんだよ。


 ここはりっちゃんのお家で、ポチはお庭のベンチに座っているんだ。

 ポチの所にやってきたりっちゃんは、お腹がとっても大きいんだ。

 そしてポチが絵本を読んであげていたのは、りっちゃんの子どもで通称ちびりっちゃんなんだ。

 元気の良い女の子で、絵本が大好きなんだ。

 りっちゃんにそっくりの青い髪なんだよ。

 今日も商店街でのお手伝い前に、ケイン様とりっちゃんのラストダンスを書いた絵本を読んであげていたんだよ。

 晩餐会のラストダンスはとても素晴らしいという事で、絵本になったんだよ。

 勿論、ポチが怪獣からりっちゃんを守った所もかっこよく描かれているんだ。

 他にも、ポチが大きな黒い犬獣人を倒した事も絵本になっていて、ちびりっちゃんはその絵本も大好きなんだ。


「ポチ、忘れ物はない?」

「大丈夫だよ!」


 りっちゃんがちびりっちゃんを抱っこして、ポチのお見送りをしてくれたんだ。


「行ってくるね」

「いってらー!」


 りっちゃんに抱っこされているちびりっちゃんと行ってきますのハイタッチしてから、ポチは走り出したんだ。

 今日は香辛料屋さんでお手伝いなんだ。

 ルーナちゃんのお母さんも赤ちゃんが産まれて大変だから、ポチとミッケちゃんとリルムちゃんと一緒にお手伝いするんだよ。

 あとね、たまにケイン様と王都に行くんだけど、グレース様やトール君とも仲良しなんだ。

 グレース様には弟ができて、前に国中でお祝いしたんだよ。

 グレース様の弟はとっても小さくて可愛いくてポチも抱っこさせて貰ったけど、何故か赤ちゃんはポチの顔を見て笑っていたんだ。

 みんなみんなとっても仲良しだから、これからもずっと仲良しでいたいなあ。


 さて、気合を入れてお手伝いをするぞ。

 今日もポチは、お手伝いを頑張ります!

「面白い!」「続き読みたい!」など思った方は、ぜひブックマーク、下の評価を5つ星よろしくお願いします

ポチちゃんを、ぜひよろしくお願いします

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