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忠犬ポチは、異世界でもお手伝いを頑張ります!  作者: 藤なごみ


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ポチの55話 いっぱいお友達ができたよ

 謁見も無事に終わって、晩餐会に向けて色々とやっているんだよ。

 りっちゃんはダンスの猛特訓。

 あっという間に、綺麗に踊れる様になっているんだ。

 やっぱり、りっちゃんって凄いね。

 晩餐会には太っちょのハゲたおっちゃんとあの香水臭いおばさんは来なくなったけど、りっちゃんにとってはそんな事は関係ないのだ。

 ポチは、りっちゃんと一緒にダンスの練習をしたりお茶会に出たりしているの。

 ポチもグレース様とトール君とダンスを踊る為に、ばっちりと特訓するのだ。

 そういえばお茶会であった人がポチの事を凄いって褒めてくれるけど、ポチはあんまり凄い事したって感覚がないんだよね。


「こうやって、悪い虫を捕まえるんだよ」

「ポチちゃんって凄いね。僕には無理だよ……」


 今日は屋敷のお掃除のお手伝いをしていたんだ。

 ポチは、またまた庭木に付いた芋虫や毛虫を沢山捕まえているんだよ。

 そうしたら、トール君が屋敷に遊びにきてくれたんだ。

 トール君に、ポチの仕事風景をバッチリと見てもらうのだ!


「芋虫とか毛虫をちゃんととらないと、葉っぱがどんどん食べられちゃうんだよ」

「うう、僕はそもそも芋虫とか毛虫がダメなんだよ……」


 あらら、トール君はポチの背中に隠れてこっそりと芋虫を見ているの。

 侍従のお姉さんも芋虫と毛虫は全くダメだし、虫が苦手な人が多いなあ。

 ポチは虫なんてへっちゃらだし、りっちゃんも全然大丈夫だよ。

 ポチの手にかかれば、芋虫も毛虫もひょいひょいと捕まえちゃうのだ。

 

「ポチちゃんは本当にお手伝いが好きなのね。うちの子にも見習わせたいわ」


 お手伝いを終わりにして、皆でお庭でお茶にするんだよ。

 今日はトール君のお母さんも一緒なんだ。

 トール君に似て、髪の毛も目の色も茶色なの。

 茶色のボブカットなんだ。

 そして注目すべきは、お胸がとっても大きいことなんだ。

 これはとんでもない戦闘力の持ち主なんだよ。

 ポチにはとても太刀打ちができないよ。


「病院ではトールの面倒を見てくれてありがとうね。ちょっと急いで帰らないといけなかったから、この子には寂しい思いをさせちゃったのよ」

「ポチもトール君とお話しできて良かったんだよ。ポチはトール君とお友達なんだ」

「あら、それは良いわね。今後もトールを宜しくね」

「うん!」


 王都に来る機会は中々ないと思うけど、トール君やグレース様とはずっと仲良くしたいな。

 ポチ、色々な所でお友達ができて嬉しいんだよ。

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ポチちゃんを、ぜひよろしくお願いします

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