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忠犬ポチは、異世界でもお手伝いを頑張ります!  作者: 藤なごみ


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ポチの49話 王宮に着いたよ

「ポチ、朝だよ」

「お、うお、りっちゃんだ。あれ? ここはどこ?」


 りっちゃんに起こされて、はてなのポチだよ。

 えーっと、昨晩は一人で寝れなくてりっちゃんの部屋で寝たんだ。

 おお、ポチは段々と思い出してきたよ。


「ポチ、今夜は一人で眠れる?」

「無理!」

「だよね……」


 りっちゃんもガクッとなったけど、ポチは寂しいのが嫌だから一人で寝るのは無理。

 今日も寝る時はりっちゃんと一緒に寝るのだ。


「ともかく起きるよ。この後は着替えて王城に行くからね」

「うん。ポチ楽しみ!」


 いよいよ王城に行くから、朝からポチはワクワクしてきたよ。

 朝食も直ぐにすませて、ポチもお姫様みたいな服に着替えるんだ。


「フリフリのお洋服だ!」

「今日は王宮に行くから、ポチちゃんも可愛いドレスね」


 ポチはピンク色のふわふわのドレスで、りっちゃんも青色の綺麗なドレスを着ているんだ。

 着替えも終わったので、馬車に乗っていざ出発です。

 領主様と奥様は、仕事があるので今日は参加しないんだって。

 なので、今日はりっちゃんのいう事をよく聞く様にします。


「おお、大きいね!」

「国の中で一番大きな建物だからね」


 王宮は屋敷からも見えたけど、近くに行くと本当に大きいね。

 沢山の人と馬車が行き来しているから、すごく忙しそうだよ。

 ポチも何かお手伝いができるかな?


「さあ、降りましょうね」

「はーい」


 馬車から降りて、りっちゃんと共に王宮に入ったんだ。

 玄関ホールから圧倒される広さだよ。


「リリーナ様、ポチ様、お待たせしました。ご案内いたします」

「はーい」


 出迎えてくれた侍従のお姉さんが、りっちゃんとポチを案内してくれるんだって。

 玄関ホールから出発ってなった時に、香水臭いおばさんが後ろに女性を何人か引き連れてりっちゃんとポチに近づいてきたんだ。

 うー、香水の匂いが臭くてポチの鼻がおかしくなりそうだよ。

 お化粧も凄くて、ピエロの様な感じだよ。


「あら、これはこれは車椅子の君ではありませんか。ごきげんよう」

「……ごきげんよう、侯爵夫人様」


 このおばさん、ニヤニながらりっちゃんの事を馬鹿にしているよ。

 りっちゃんが耐えているからポチは何もできないけど、とっても嫌なおばさんだ。

 しかもマシンガンの様に、りっちゃんの悪口を言っているんだよ。

 ポチ、何だか悔しくなっちゃったよ。


「それでは、ごきげんよう」


 言うだけ言って、あっという間におばさんは消えて行ったよ。

 うー、辺り一面香水臭くて、まだ鼻がおかしいなあ。


「りっちゃん、大丈夫?」

「大丈夫よ、もう慣れているからね」


 あのおばさん、りっちゃんが慣れるほど嫌な事を言っているんだ。

 りっちゃんが暗い表情で俯いちゃったよ。

 ポチ、ちょっとプンプンだよ。

 侍従のお姉さんの後をついていきながら、次に会ったらポチは言い返してやると思ったんだよ。

 でも、香水臭くてポチ大丈夫かなともおもっちゃったよ。

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ポチちゃんを、ぜひよろしくお願いします

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