表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
忠犬ポチは、異世界でもお手伝いを頑張ります!  作者: 藤なごみ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

31/64

ポチの31話 お出迎えの準備だよ

 という事で、今日は領主様の娘さんが屋敷に戻ってくる日なの。

 だから、ポチとミッケちゃんとリルムちゃんで侍従のお姉さんと一緒に屋敷をピカピカにするんだよ。

 今日のポチは、気合十分でお掃除を行うよ!


「じゃあ、先ずは草取りと虫を取る事だね」

「私、草むしりをやる! ポチちゃん、虫をお願いね」

「リルムも草むしりをやるの」

「分かった。虫はポチにお任せだよ」


 この前屋敷の掃除をした時も、ミッケちゃんとリルムちゃんは虫が駄目だったよね。

 ここは、虫がへっちゃらなポチの出番だよ。

 また枝をお箸みたいにして、ひょいひょいって虫を摘んでいくんだ。

 毛虫は触るとかぶれちゃうし、特に念入りに捕まえないと。

 先週庭師のおじちゃんが丁寧に剪定したから、今週は剪定は不要なんだって。

 だから張り切って虫を集めちゃうよ。


「うわあ、すごい量だね……」

「流石に気持ち悪い……」


 草むしりが終わったミッケちゃんとリルムちゃんがポチの捕まえた虫を見にきたけど、袋にウジャウジャと入っている虫を見てびっくりしていたよ。

 やっぱり屋敷の葉っぱは栄養があるのか、本当に虫がいっぱいなんだよね。

 捕まえた虫は、このまま袋ごとゴミと一緒にポイです。


 さて、次は廊下とか玄関のお掃除です。

 箒で隅々までゴミを集めるよ。

 他の侍従のお姉さんは、窓を拭いたりしているの。

 流石にポチ達はまだ背が低いから、窓拭きはできないな。

 その代わりに、ポチ達でできる場所を綺麗にするのだ。


「ふんふんふん!」

「あら、ポチちゃんご機嫌ね」

「そうなの。新しい人に会えるから、とっても楽しみなの!」


 侍従のお姉さんからも言われちゃったけど、自然と鼻歌がでるくらい今日のポチはご機嫌なんだよ。

 新しいお友達ができるって、やっぱり嬉しいよね。

 ポチは思わず尻尾もふりふりしちゃうよ。

 

 食堂も綺麗に拭いて、テーブルを清潔にするよ。

 因みにポチは清潔にするのが普通だと思ったけど、この世界では普通じゃなかったみたいなんだ。

 だから、ポチがきてから皆手洗いとかをよくする様になったんだって。

 周りを清潔にすると、病気になりにくいもんね。


 高い所ははたきでパタパタやるよ。

 三角巾をマスク代わりにして、埃を吸い込まない様にするのだ。


「あら、ポチちゃん面白い格好だわね」

「あ、奥様! 埃を吸い込まない様にしているんだよ」

「埃を吸い込むと体に良くないけど、吸い込まない様にするにはそういう方法もあるのね」

「本当はマスクがあれば良いけど、ないから代用なんだよ」

「おっと、また新しいアイデアだわ。ポチちゃんのアイデアは有効性高いからね。後でゆっくり聞かせてね」


 おっと、今度はマスクの事で奥様に目をつけられちゃったよ。

 でも、エプロンの事もそうだけど、清潔な事が広まるのはとっても良い事だよね。

 こうして、お掃除も終わったよ。

 後はお出迎えだけだよ。

「面白い!」「続き読みたい!」など思った方は、ぜひブックマーク、下の評価を5つ星よろしくお願いします

ポチちゃんを、ぜひよろしくお願いします

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ