表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

青空を見上げて

変り者?

作者: 貴志ひろこ

毎日時間に追われている。

仕事も大量にあって、定時では帰れない。

すると、サービス残業が始まる。


会社は『時間内に終わらせなかったのが悪いから、自己責任』と、サービス残業を正当化している。


私はウツの治療中。ストレスがたまると、抑えているウツの症状が出てくる。

だから、体調を見て定時で帰る。

上司が嫌みを言うのが聞こえる。


そうして、美容院や図書館に行く。


先日は美容院に行った。

髪を染めてもらい、コーヒーとロールケーキまで頂いた。

至福の時間だった。


私は、ゆっくり時間を過ごしたい。

『時間がもったいない』と、せかせかと色々動く人は、私を『変り者』扱いする。


ひとりひとり個性が違うのは当たり前なんだけど

自分の考えの枠に入らない人は皆、変り者と決めつける上司。


私は、自分の個性だと思ってるから、何を言われても嫌じゃないけど。


でも、若い頃、母が他人と違う事をしていた時は、すごく嫌だった。

『皆と同じにして』と言った事もある。


今なら、母の個性は、魅力的な個性だったと思える。

私が履きこなせないピンヒールの靴や、上品なスーツや着物。

母に初めて会った人は、母を『料亭の女将さん』『お金持ちの奥さん』と。

実際は、普通の会社員の夫がいて、母は、公民館の文化財資料室でバイトしていた。


母の実家は農家。


母の個性が、どこで磨かれたのかは、亡くなってしまった今では、想像もつかない。


そんなセンスのある個性は、私には受け継がれず、ただの変り者。


でも、変り者だから、自由にできる事もある。

他人が躊躇する行動も出来たりする。


個性的は、もしかしてお得?


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ