語句説明。
・神霊
北條壱騎が転移した異世界において、人間や魔物よりも高位な存在である霊獣。そしてその中でもトップクラスに君臨する精霊の上位種。
・言霊
神霊のみが扱うことができる言葉の力。しかし万能というわけではなく、ゴブリン等の下級の魔物にしか通用しない。
神霊イヴに関しては、北條壱騎との契約によってその範囲が広がっているため、最高でC級までの魔物に通用するようになっている。
・闇の剣
セリアが扱う闇属性の術式。筒状の棒を媒体、展開点とし、剣としての性質を持った闇属性の魔力をレーザーのように噴出する。
・ノーラムリング
この世界に存在する魔水晶と呼ばれる宝石が取り付けられた指輪。その本質は装飾者の魔力を封じ、溜める事で、魔力が多過ぎる者等はこれを使って魔力漏れを防いだり、オーラを隠蔽したりする。
普通は銀で出来ていて統一されたデザインだが、北條壱騎が付けているのはミスリル製で、常に魔水晶が赤く染まっている。
魔水晶の色の段階は、透明→白→黄色→橙色→赤の五段階。右に行くに連れて多くなる。
・魔力
この世界に住まう人族が必ず持っている(もしくは保持できる)エネルギー。しかしその量・回復速度には個人差がある。
霊獣との契約者はその魔力が霊力に変化する。
主に魔術を使うために必要なエネルギー。
・霊力
霊獣・もしくはその霊獣の契約者が保持する魔力とは違う、しかし魔力としての性質をも兼ね備えるエネルギー。その量・回復速度には個人差がある。
霊獣の契約者は魔力が霊力に変質する。
霊術・魔術を共に扱う事が出来るエネルギー。
・霊術
霊獣もしくはその契約者のみ――もとい霊力をもった者のみが扱える術。
・魔術
魔力を持つ者が扱える術。しかしそれには才能や技術力が関係していて、出来る者と出来ない者に分かれている。
・霊術結界
霊術の結界
・霊術障壁
霊術の障壁
・召使
魔術的な力によって作用する別名『使い魔』。姿・形はそれぞれで、#3では騎士の鎧に術式が施された召使が登場している。魔術の中でも難易度が高い。
・刹那《Momentum》
セリアの身体に施された術式。演算ではなく意識することがトリガーとなっていて、意識した効力分の魔力が勝手に消費され、速度を操ることができる。
セリア=オレアスの二つ名でもある。