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蜘蛛
僕は自殺を考えたことがある。
自殺未遂もしたことがある。
嫌なことや辛いことがあると考えてしまう…
死んで楽になりたい…何も考えたくない…
それでも僕は死ねずにいた、
死ぬのが怖くて…。
ある日の休日、
僕は自分の部屋で、一匹の蜘蛛を見つけた。
その蜘蛛は、何が目的でそこにいるかもわからない
僕は人間だからね。
蜘蛛は喋らない、だから分からない…
休日の昼間、一匹の小さな蜘蛛を殺そうとする僕。
僕は虫が大の苦手だ、
部屋で履き慣らしているスリッパを片手に、
慎重に蜘蛛に近づく僕…
蜘蛛は僕の存在…やろうとしていることに気づき、
足早に逃げていく…
僕は諦めて、片手のスリッパを置き、
座椅子に腰を下ろした。
ため息をつく。
あの蜘蛛はまた出てくるだろう…
僕はまた、ため息をついた。




