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どうか君が、幸せでありますように…と。

掲載日:2011/11/07

今回は、「夢」という題材を取り入れてみて、少し違うストーリーを作ってみました。



読んで頂けたら、幸いです。

「ねぇ、夢と私、どっちの方が大切?」


と君に聞かれて、とっさに口に出てしまった答えは、


「夢…」


だった。



その時の君の顔が、今でも頭から離れない。



目に涙をいっぱいためて、苦しそうに悲しそうに、けれど、どこか悔しそうな瞳で僕を見てた。



そして、


「分かった、ありがとう。元気でね」



と、一瞬笑いながら去って行く君の後ろ姿を、見ていた。





今までは、ずっと、

「君と夢はどっちも大切だから、決めることなんて出来ない」

と言って来たのに。



どうしてかな…。

少しずつ、気持ちは変化していたのかな…。



夢を追いかけるのに夢中になって、君を見失ってしまったのかな…。




でも、もう後戻りは出来ない。

だから、僕は、君に最後のメールを送った。



「昨日はひどいことを言って、傷つけてしまって本当にごめん。一緒に過ごした日々は、とても楽しかったし、大切な時間でした。付き合ってくれて、嬉しかった。ありがとう」



すると、数分後、君から返信が来た。



「大丈夫です。本当の気持ちが知れたので、良かったです。私も、同じように楽しかったです。こちらこそ、ありがとう。自分の道を見失わずに、絶対に夢を掴んで下さい。大好きでした、さようなら」



と、君からの最後のメールを読み終えた。



その瞬間、自然と涙が溢れてきた。



僕が、君のことを本当に好きだったと、その時に実感した。


でも、その涙は、悲しいと言うより温かく感じた。



きっと、君が最後の最後まで僕のことを応援してくれたからだと…思った。







桜咲く、春の始め。

僕は、自分の夢を叶えた。




もう、連絡もつかなくなってしまった君は、今どうしているだろうか?


新しい人を見つけて、新しい恋をしているだろうか?




僕には、そんなこと分からないけれど…。


君を手放して、幸せに出来なかった僕だけど…。




1つだけ願う。

“どうか君が、幸せでありますように…と”

読んで頂き、ありがとうございました!



次回作も、是非ともよろしくお願いいたします。

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― 新着の感想 ―
[一言] 今回の作品は、純粋に好きです。 連絡のつかなくなった人を想う…。 なんだか、「昔を思い出すけれど、もう戻れない」という、少しありがちなテーマ(恋の形)を描いていていますが、それが何の凝り…
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