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俺はずっと兄のように慕っていた男が実は本当の俺の親父だったと知った!

作者: 七瀬





”俺はずっと兄のように慕っていた男が実は本当の俺の親父だったと知った!”




俺が幼い頃祖父に、お前の親戚の叔父さんだと紹介されていた男性が居る。

でもまさか!? ”この男性が俺の本当の親父だとは全く思っていなかった。”

何故なら、その親戚の叔父さんとは10歳ぐらいしか歳が変わらないし、

凄く俺と気が合う人だった。

俺の母親からは、”父親は俺が産まれる前に病気で亡くなったと聞いていたし。”

それに、亡くなった親父と母親が写っている写真を数枚母親から見せて

もらっていた事もあって俺はなんの疑いもしなかった。



・・・今思えば? ”母親と一緒に写っていた男性は当時、母親が付き合って

いた男性だと俺が大人になって知る事になったのだが。”

これは! 奇跡に近い事だが、俺が写真に写っていた男性と街でバッタリ

会ってしまったからだ!

俺は思わずその男性に声をかけてしまう。



『”えぇ!? 親父?”』

『えぇ!?』

『母さんと写真に写っていた男性ひとに似てたんで、つい声をかけて

しまって、スミマセン。』

『今、その写真持ってる?』

『携帯の写真ホルダーに入ってるけど、』

『見せてくれるかな?』

『・・・あぁ、はい!』



 ・


『あぁ、あった! これです!』

『・・・これは!?』

『”この写真に写ってる男性は貴方ですよね?”』

『・・・あぁ、そうだけど、』

『”横に写ってる女性は、俺の母親なんです。”』

『・・・そうか、君が彼女の息子か。』

『俺は母親から、写真に写ってる男性は俺が産まれる前に亡くなったと

聞いていて、それとこの写真の男性は俺の親父だと。』

『・・・す、すまん、オレは君の親父じゃないよ、それにオレは死んで

ないしな。』

『”でもなんで? 母親は俺に嘘をついてたんですかね?”』

『”君は自分の本当の父親に会いたいのかい?”』

『はい!』

『オレが彼女から別れ話をされた時、ある男性との間に子供がデキたから

オレと別れてほしいと言われて、オレはかのと別れたんだが、、、。』

『”母親のお腹の子の父親が誰だか知ってるんですか?”』

『“君の親戚の叔父さんだと聞いたよ。”』

『えぇ!? 叔父さん?』

『あぁ! 彼女から写真を見せてもらったが、随分と若かったように

オレの記憶には残ってるな。』

『”・・・まさか? あの親戚の叔父さんが、”』

『心当たりがあるのかい?』

『えぇ、あります。』

『直接、本人に聞いてみたら?』

『そうですね、会いに行ってきます、ありがとうございました。』

『いや、いいよ! まさか昔、愛した女性の息子に会えるなんて、

凄く嬉しかったよ。』

『じゃあ、また会えますか?』

『勿論! 名刺を渡しておくから何時でも連絡してくれていいからね。』

『はい、分かりました。ありがとうございます。』

『”じゃあー本当の父親に会えるといいね。”』

『はい!』







 *






・・・俺は直接、親戚の叔父さんに連絡を取って会いに行く事にした。

俺が叔父さんに、”叔父さんにどうしても聞きたい事があるんだけど、”と

言うと? 叔父さんは何か覚悟を決めたように、叔父さんも賢次にずっと

話したい事があったんだと言ってくれた。



そして俺は叔父さんに会いに行っていろいろ話を聞く事になった。




『久しぶりだな~』

『そうだね。』

『元気だったか?』

『まあね、叔父さんは?』

『元気だったよ。』

『”今日は、ずっと気になってた事を叔父さんに聞きにきたんだ!”』

『”覚悟は決めてるよ。”』

『率直に聞くね、”叔父さんは俺の本当の父親なんですか?”』

『”あぁ、叔父さんが賢次の本当の父親だ!”』

『なんで今までずっと隠してたの?』

『”それは賢次の母親、百合子さんが絶対に賢次に僕が父親だと言わない

と約束したからだ!”』

『・・・か、母さんが?』

『そう、それに僕と百合子さんは元々お互い親同士が兄弟だから

狭い町だし直ぐに悪い噂が広まってしまうと恐れてね。』

『”だから母さんは女手一つで俺を育てたのか。”』

『すまない! でも養育費は俺が18の時から月々少ないが入れるように

してたんだ。それが唯一の罪滅ぼしだと思ってね。』

『・・・お、叔父さん、』

『”いつか? 賢次に僕が父親だとバレる日が来るだろうと思ってたよ。”』

『・・・・・・』

『百合子さんは、この事を知ってるのかい?』

『・・・ううん、知らないよ、偶然! 母さんが俺に親父だと言う昔見せて

もらった写真の男性に俺が会ったんだ!』

『・・・そ、そんな事があったのか、』

『叔父さんは、俺の本当の親父なんだろう?』

『あぁ、そうだ!』

『”父さん!”』

『”俺を父さんと呼んでくれるのか?”』

『当たり前だよ、俺はずっと父さんと会いたかったんだから!』

『・・・け、賢次、』

『父さんは今、家庭を持ってるんだよな、離れてても父さんが幸せなら

俺はそれでいいよ。』

『”今度、家に遊びにおいで! 賢次の弟達に会わせてやるよ!”』

『ありがとう、母さんも一緒にいいかな?』

『あぁ、勿論だ!』

『じゃあ、母さんにもこの事を俺から話すね。』

『あぁ、待ってるぞ!』

『うん!』







 *







・・・俺は母親に叔父さんが本当の俺の父親だと知った経緯を

分かりやすく母親に話した。

母親は俺から話を聞いている最中、膝から崩れ落ちるように

泣き崩れてしまった。

ずっと隠し通すつもりの話を俺に何もかもバレている事に、

驚きと安堵の顔をして俺を目を見つめていた。

それと、””何度も何度も泣きながら俺にごめんねごめんねと”

謝るんだ!

俺はそんな母親を強く抱きしめて、”もう謝らなくてもいいんだよ”

と母の背中をさすりながら母を慰めた。





・・・そして俺と母親は、親父の家に二人で会いに行って、

親父が今幸せなんだと直に知ったよ。

可愛い俺の歳の離れた弟達も可愛かったな。

それに久々に、”母親と親父が会ったあの瞬間、二人の心が

繋がった感じがしたんだ、もう夢のような時間だったよ。”

今では親父の家族とも仲良くなり、時間がある時は俺は親父の

家に遊びに行くようになったんだ。

今が一番! 俺自身が幸せだと思えているよ。

可愛い弟達にも会えるしね!






最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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