誰にも言えない秘密を私は抱えている。
・・・話せば長くなるのだが、出来るだけ簡単に説明しようと思う。
“私は結婚している。”
子供にも恵まれ男の子と女の子の二人のお母さんだ!
旦那さんはとても家族想いで、私にもとっても優しい。
歳はかなり離れているのだが、私は彼を心から愛してしている。
彼も私を心から愛しているとよく私に言ってくれるわ。
ただ私には、【誰にも言えない秘密を抱えている。】
それは? 私と夫は“元々は親子だった。”
そう、母親の再婚相手が彼だったのだ!
でも? 母は再婚して直ぐに病気で亡くなってしまった。
私は長女で当時まだ8歳だった、私の下にも妹と弟が居たのだが、、、。
“里親に引き取られる。”
何故か? 母と再婚した彼は私だけを引き取ったのだ!
その後は、“彼の理想の女性に近づけられるように彼に私は教育される!”
ただ、彼は私にとっても優しく手をあげる事は一度もなかった。
それどころか、物凄く愛情深く私を愛してくれた。
普通に考えれば? “この事は、おかしな事なのかもしれない!”
大人になって、それがやっと私にも分かった事だった。
でも私は? “彼への愛情は何一つ変わる事無く今がある!”
優しい彼に、私の気持ちはこれからも変わることの“愛”持ち続ける
のだろう。
・・・そんな平和なある日。
『ねえ、パパ?』
『どうした、美都?』
『“わたしね、ママよりパパの事が大好きだよ!”』
『えぇ!? なんだって! 美都はパパに嬉しい事を言ってくれるな~』
『美都! パパだーい好き!』
『パパも美都が大好きだよ。』
・・・あの時の私は、血の繋がった娘に恐ろしく嫉妬していた!
愛する旦那を娘に取られてしまうんじゃないかという怒りと恐怖。
私が嘗て、母親にしたように私もいつか? 娘に旦那を奪われると想った
だけで、どうしようもない不安が私を襲った!
他愛ない旦那と娘の会話にこんなにも私は冷や汗を掻くなんてね。
*
・・・でも? まさか!?
それが、現実のモノになった事とフツフツと娘に対する怒り覚えていた!
ある日、旦那は私と息子に内緒で娘を連れて旅行に行くと置手紙だけおいて
家を空けたのだ!
何も聞いていない私はその置手紙を見て直ぐに旦那の携帯に電話する。
【プルルルル プルルルル プルルルル】
『“今、何処なの?”』
『ごめんごめん、“美都が海が見たい”って言うから! それならと思って、
一泊二日で旅行に行こうかって言ったら? “うん”と美都も言ってね。
急な事だったし、置手紙だけでも書いておかないと心配するかなと思って
置いていったんだけど、ビックリさせたかな。』
『な、なんでよ、なんで! 美都と二人で? 家族で行けば良かったんじゃ
なにの? 暢だって居たのに、、、。』
『本当にすまない、でもお土産を買って帰るから許してくれよ!』
『“ダメよ! 今すぐ家に帰って来て!”』
【・・・どうしたの? ママ、怒ってるの?】
【ママが怒る訳ないだろう、美都は何にも心配しなくていいんだよ。】
『取り合えず、もう時間も遅いし電話を切るよ。じゃあね、』
【ガチャ】
『“もしもし? アナタ、ちょ、ちょっと待って!”』
・・・一方的に、旦那に電話を切られてしまった。
私は不安で不安でその日、一睡もできなかった。
私は当時の事を思い出していた、母が亡くなる前から実は彼にそれとなく
ボディータッチや軽いキスはよくあった事。
それに彼が私を見る目は、“娘としてじゃなく、女として見ていた事。”
8歳の私はそれでも彼が“父親として好きだった。”
母が亡くなるんじゃないかという恐怖を彼が払拭してくれていたからだろう。
『僕が父親として君の傍にずっと居るから何も心配しなくていいんだよ。』
『・・・ううん。』
幼い私は彼の心強い言葉に救われていた。
でも? 私以外の妹弟は施設に引き取られ、里親の所へ行った。
私だけが今でも彼の傍に居る。
“私は彼以外の男性を知らない!”
・・・だから彼が居ないと私は何をどうしていいのか分からないのだ!
でも? 次の日、彼と娘はもう二度と家に帰って来なかった。
旦那の携帯に連絡しても、繋がらない!
私はどうしたらいいのか分かるず、家で一人お酒を飲んで紛らわしていた。
息子は、何度も何度も私に“お腹が空いた、ご飯まだ? お父さんと妹はと”
聞いてきて、私はその言葉にウンザリしてしまったのだ。
到底私は、子供を育てていく自信もなくなり、仕方なく私は息子を施設に
預ける事したの。
息子はいずれ施設を出て、里親の元へこれから行くと思うわ。
今の私に、“母親らしい事なんて息子にしてあげられる自信はない!”
・・・それなら、息子を手放すしかないと思ったの。
今の私は、一人になり旦那を探している。
“娘の事よりも愛する旦那の事が気がかりで仕方ないのだ!”
私は彼なしでは生きてはいけない!
“どうかアナタ、私の元へ返ってきて! お願い!”
最後まで読んでいただいてありがとうございます。




