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クラスメイト

「今回も全員参加確定と」


 今回も全員と言う事は今まで参加を辞退した者たちがいなかったと言う事。ネーラが拒否権があったのかと聞いたのは歴代の特別科全員が参加をしていたから知られていなかったのだ。


「こんなにすんなりと参加してもくれてありがとう。正直もっと悩むかと思っていた。さて、まずはこれからのことを踏まえて軽く自己紹介といこう。まずは俺から」


 始めはダンリから


「クラス特別科の担任ダンリ・セントだ。俺のことはただの先生だと思えばいい」


 ただの先生だと思えばいいと言っていたがノードは霊峰のことについて知っており長に合ったことがあると言っていたダンリのことが気になってしまった。


「ただの先生じゃない。剣帝ダンリ」

「ただのと言うには剣帝は大物が過ぎるな」


 アリアが言う事に呼応してシュウザも反応する。守護を任されている二家の人間が言う剣帝と。


「まだまだ若輩者、剣帝などと呼ばれるようにはなったが今だにまだ修行中の身だ」


 ノードは始めて観た時に感じた強さに納得した剣帝だったのかと。

 剣帝ダンリ・セント

 世界的にその名が轟く剣帝と名付けられた男。

 剣の道において最強と言われているが表世界に立たず日々剣の修行に費やす。

 故に知る者たちが限られているが彼を知る者たちは口を揃えて言う。


「世界最強」

「世界最強なんてやめてくれ。俺はそこまでじゃあないよ流石に。だからこそ修行中の身なんだし」


 そこまでじゃあないと言っていたがノードにはダンリの力の底が見えなかったそして思う。

 ダンリ・セントは世界最強と呼ばれるにふさわしいと


「俺の話はいいよ、それより次だ次」

「では、俺が」

「私も」


 声を上げたのは金髪の青年シュウザと

 銀髪の少女アリア


「シュウザ・スラン、家名から分かるであろうが南側の守護をしているスラン家の人間だ。よろしく」

「私はアリア・ファベント、北側の守護をしているファベント家の人間よろしく」


 バルエド公国を守護する二家の人間がクラスメイトとは、残りの者たちに少し緊張が走ったが


「じゃあ次は私たちだね」


 赤髪の少女ルージュはそうでもなさそうだ。


「ルージュ・ピアリだよよろしくね。ルーちゃんでいいよ」


 いかにも元気がありすぎる少女そしておとなしそうな橙髪の少女ソフィ


「ソフィ・アンシアです。ルーちゃんがバカなことをしたら言ってください」

「もうソフィ!!バカなことなんてしないって」

「しない方が少ないでしょう?」

「今回は大丈夫だって」

「昔から何回も聞いたから信用できないよ~」


 ルージュとソフィは昔からの友達のようだ。

 会話を聞くだけで仲の良さがうかがえる。


「仲が良いのはよいことだな。ノードにも見習わせたいものだな」

「別にいいだろ。それと見習わせたいのは俺のほうだカラス」

「なんだとノード!!!」


 ノードは一息入れ


「とりあえず次は俺が自己紹介としよう。

 ノード・エンルだ、そしてさっきからうるさいのは俺の一応だが従魔のカラスだ」


 このカラスについても紹介したノード、適当ではあったが


「我の紹介をするならきちんとおこなえ!!!うるさくもないし一応の従魔でもないわ」


 カラスは自分で自己紹介しだした。


「我の名はカレイサ・ランガーオ・スノーツだ。従魔において最高峰の存在である。あとノードみたいにカラスなどとは決して呼ばぬようにそこいらにいるカラスとは大違いなのだから」

「長いから略してカラスでいいぞ」

「略すな!!!」

「それと従魔において最高峰ってこのクラスにお前よりもっと立派な従魔がそこに」


 そうこのクラスにはもう一人ノードと同じく従魔を連れている者がいた。


「なにを言っているそこにいる猫と一緒にするな!!!」


 カラスは猫と言ったが明らかに猫なんかより狂暴そうな虎であった。

 確かに虎はネコ科に分類されるが見た目的にはカラスよりよっぽど立派で頼りがいがありそうだ。


「……………………」


 少しの間沈黙のあと


「フッ」

「此奴、鼻で笑いおったな」


 一人、いや一羽がぎゃあぎゃあ騒ぎだす。

 これが自分の従魔だと思うと悲しくなる。

 そもそも従魔とは世界中にいる魔物たちの中で知性を持った者たちのことである。

 暴れている魔物と違って契約しともに戦うのが従魔である。


「ご、ごめんね。シャルも鼻で笑うんじゃあないよ」


 この虎の従魔を従えているのは紫髪の青年

 ヴァン・ダイス少しひ弱そうだ。


「自信で最高峰の従魔などと言う鳥頭がいたら笑っても仕方がありません」

「誰が鳥頭だ!!!」

「あなたのことですよ」

「ーーーーーーーーー」


 声にならない声を出すカラス、よっぽど頭にきたのだろう。


「もう、そこまでだよシャル、同じクラスで唯一の従魔同士仲良く」

「ヴァンが言うならいいでしょう。ある程度仲良くしておきましょう」

「それはこちらのセリフだ」


 このカラスは何を張り合おうとしているのかノードはますます悲しくなった。


「あ~ごめんね僕も従魔がそのまま自己紹介するね。僕はヴァン・ダイスでこっちが従魔のシャル」

「シャル・ローズそこのカラスみたいに最高峰などとは言いません。よろしく」


 またうるさくする前にノードはカラスを抱えた。案の定腕の中で暴れている。


「愉快なクラスになりそうですね。では次は私が」


 そう切り出したのは黒髪の少女ライファであった。


「ライファ・バニッタです。これからよろしくお願いいたします皆さん」


 貴族の令嬢のような綺麗な一礼をしたライファそして


「最後は私ですね。ネーラ・セントそこにいるダンリ・セントの妹になります。兄共々よろしくお願いします」


 最後に名乗ったのは青髪の少女ダンリの妹ネーラだった。





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