ダンジョンボス
「もしこの先の扉の向こうにダンジョンボスがいたらこのまま挑むのは危険過ぎる」
「シュウザどうするの?出れないよね」
「ここのダンジョンボスはいきなり現れたりせず扉をくぐった先にいる。なら今ここで最低限の休息は行えるはずだ」
「扉の先がダンジョンボスでない確率は!」
「ないだろうな。こんな禍々しい扉の先が綺麗にダンジョンの外に繋がっているとは思えん。それに」
「それに?」
「ダンリ先生が言っていたろ『俺たちの代がどれだけあの人に振り回されたかだからお前らも気をつけろ。これは先生としてじゃない、あの人の生徒だった人間の言葉だいいな』ってな」
自身の生徒に余りに鬼気迫る表情で言うダンリを思い出しシュウザは語った。
「それに用心することは悪いことじゃないなにかあってからでは遅いからな」
「そうだねシュウザ、何もなかったらそれでいいし」
「アリアもそう言うならいいや」
「二人が言うなら従っておいたほうがいいですね」
「うむ、休めるのは悪いことではないからな」
「私も少し休めば多少は魔力を回復できるからね」
扉の先はダンジョンボスだと仮定して身体を休めることにしたノード達。
〜数分後〜
「全員準備はいいか」
「我は大丈夫である全快だ」
「ある程度休めたしたしね」
「ダンジョンボスどんなのだろう?」
「どんなのでも倒せる」
「さっきの百体ぎりぎりだよアリア」
「今回もぎりぎりかもね」
「それでも倒せるならいいでしょうヴァン」
「じゃあ行こうか」
禍々しい扉の先はダンジョンボス
扉をくぐり抜けた先にいた今回のダンジョンボスは
「あれって」
鷲のような翼に背中からは剣山を想わせる無数の針、鋼鉄で出来上がったかのような手足、バラバラな体を見て思う。
「サイグルの魔物じゃん」
「それもダンリ先生が討伐していた変異しだした魔物か」
ここのダンジョンボスは影が形を作っていた。その影がサイグルで見た変異した魔物を模倣していた。
「今回のダンジョンボスは先生が一刀両断していた魔物か」
「ダンリ先生は簡単にバッタバッタ倒してたけど」
「戦えばダンリ先生との実力の差がわかる」
「特別科全員いて勝てないことはないだろうが」
「油断することはせず確実に勝ちに行くぞ」
「グォォォォォーーーー」
「いきなりかよ!!!」
鷲のような翼を広げいきなり突進してきた敵は鋼鉄の手足を器用に使いノード達のいる地面を叩きつける。
「危ないわね」
全員が一斉に後ろに飛び下がる。
その中でアリアは瞬時に攻勢にでていた。
「シュウザ合わせて」
アリアの声に反応してシュウザが共に斬りかかるが
「硬すぎ」
アリアとシュウザの攻撃を両手で平然と防御し跳ね返す。
「手足は見た目どおり硬そうか」
「あれを一刀両断していたダンリ先生どれだけの威力で攻撃してたの」
「手足以外なら俺たちの攻撃でも通るだろ」
「通らなかったらキツイ」
「背中もあれじゃ攻撃しにくいかな」
「じゃあ真っ正面のお腹かな」
狙いを真っ正面のお腹に定め攻勢を開始する。
「それじゃ俺とアリアで両手を抑えよう」
「我とノードは撹乱を行おう」
「私も撹乱に徹しましょうか」
「ライファとノード、カレイサで撹乱なら攻撃は残りの僕らかな」
「ですね」
「援護は任せて」
「お願いねソフィ。私は思いっきり殴り倒す」
「兄さん見たいな斬撃をすることはできませんがきっちりと斬るとしましょう」
「グォォォォォーーーー」
またも咆哮とともに動き出す。今度は全員を狙った攻撃ではなく確実に一人を狙って
「私か」
「アリアそのまま引きつけて」
「一人を狙ってたら他の人の攻撃が届くよね」
アリアは二人の声を聞き一人で注意を引きつれたままにする。
アリアを狙った敵の攻撃の間にソフィが相手の頭を狙って弾丸を放つ。
ルージュと合わせて
「ソフィの弾丸で止まんなくても」
ソフィの弾丸を気に止めることなくアリアに直進するがルージュがそうはさせない。
「どっっっっりゃー」
アリアに直進していたがルージュの拳を顔面に受けてその体が揺らぐ。
「ちょっとでも身体が揺らげば」
シュウザは浮いた相手の右手に自身の大剣を当てかちあげる。
「ライファ行くぞ」
「合わせます」
ノードとライファはシュウザの攻撃で上に上がった右手にさらに攻撃を加えて今度は大きく体勢を崩させる。
「こっちを向いたな」
「えぇしっかりと撹乱するとしましょう」
ノードとライファは後ろに飛び距離を取る。体勢を崩したとはいえそれだけで決めきれるほど甘くはない。
「攻撃組がしっかりと止めをさせるように切り替えさないと」
相手にして貰わないと撹乱する意味がない。相手に向かってカラスが飛ぶ。
「我もおるぞ」
カラスは相手の周りを大きく飛び回る。カラスからの攻撃は来なくても邪魔なものは邪魔だ。こんな小さなカラスなど払えばいいと言わんばかりに軽く腕を振るう。
「ノード!!!ライファ!!!足元へ」
「こんな簡単に潜り込めるとは」
「カレイサちゃん様々ですね」
足元に来た敵、攻撃が通る場所に攻撃してきた、防御にもう片方の腕を使う。
「流石に防御するよな」
「初めから攻撃する気など私たちにないですよ。撹乱が目的ですので」
片腕はカラスを払うのにもう片方はノードとライファの防御に使った。
「シュウザ!!アリア!!」
足元に来たノードとライファに意識を割いた。カラスに片腕を振るっていたその腕に先程簡単に防御された二人が攻撃をした。
「なんでかわかんなそう」
「俺たちは腕を抑えるだけが目的だ。防御をさせないために」
シュウザが片腕を抑える。
アリアはノードとライファの方へ
「二人とも横にいなして」
アリアの声に二人は抑えていた腕をいなすそこにアリアがさらに斬りかかる。
「綺麗にバンザイしてくれましたね。私は兄さん見たいな斬撃はできませんが」
ネーラは思い出すダンリの剣を
どんなふうにダンリが剣を一太刀一太刀振るっていたか
「一番教えてもらっていた兄さんの剣」
幼い頃から兄さんの後ろにいた。
ずっと見ていた、愚直に剣を振るう兄さんの姿を初めは見ているだけであった。途中から兄さんの姿見ながら自身も剣を振るうようになった。
私は剣の振り方を誰に教わった。
いつも教えてくれのはダンリ、剣の世界にその名が轟く剣帝と名付けられた男。
魔力を纏い横に一振り
教えてもらっていたダンリの剣を
「残空」
ネーラの斬撃が真っ正面の空いたお腹にあたり大きな切り傷ができる。
「シャル!ダメ押しいくよ」
「えぇ」
シャルに乗りいっきに距離をつめるに入るヴァン。
ネーラのつけた切り傷に向かってさらに追い打ちをかけるヴァンの槍。
「せいッ」
ヴァンの槍はネーラのつけた切り傷に綺麗に突き立てたが
「貫けない!!」
「まっかせて!」
ルージュが勢い良く突っ走るヴァンの槍に向かって。
「おッッッりゃーーーーー」
ルージュはヴァンの槍を拳で殴りつけた。
「ヴァン!!!このまま押して」
「ルージュ!」
ヴァンはルージュに言われさらに突き刺さった槍を押し込む。
「「つらぬけーーーーーーー」」
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