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一件落着?

 キメラのようにいろんな魔物が合体したような見た目の魔物が今回王家が監視を依頼した魔物であった。


「すまね~巻き込んだ」

「巻き込まれたな俺たち」


 エイリーとダンリはお互いに巻き込んだ巻き込まれたと確認する。必要ないように思われても仕方ない会話だが念のためである。


「さて討伐するか」

「だな」

「こうして見ると結構いるな変異しだした魔物」

「お前なら数が多いだけなんて関係ないだろ剣帝ダンリ」

「関係ないのは確かだが少し面倒くさい」


 ダンリは剣を構え一振


「残空」

「いや~清々しいほどに一掃していくな流石剣帝」

「結構疲れるんだぞこれ」


 疲れると言いつつ剣を振るってどんどん魔物を真っ二つにしていく。


「ネーラ魔力を乗せた斬撃ってのあんなことになるの?」

「無理ですよ普通は、あれは兄さんがおかしいだけです」

「先程も見たがどうやっているんだ」

「あれが出来たらカッコいい」

「アリアあれはカッコいいを越えて引くよ」


 特別科全員がダンリの剣を見る中ノードとカラスだけは違ったことを考えていた。


「あれが霊峰の魔物と似ていただけの突然変異であることを願うな」

「そうであろうな、もし霊峰の魔物だとしたら簡単には倒せんだろ」

「ダンリ先生なら簡単に討伐しそうだがな」

「あ奴は霊峰についてしっているからの、我らより戦っているから分かっていそうだが」


 ノードとカラスは霊峰にいた頃の魔物のことを思い出しながら見ていた。



 そして数分後………



「さて殲滅完了だな」

「いや~お疲れ様私達のやることほとんどなかったな」

「素晴らしい剣技だ剣帝」

「お前ら二人もちょっとは手伝えよ」


 ダンリは二人が手伝えってくれたらもっと楽だったと考えていたが協力すると初めにいったのは自分だしその理由は暴れさせないためでもあったため諦めて一人で討伐していた。


「先生がいたら捕縛できるとか言い出すのもわかるかも」

「王家の周りの研究者が黙るのこれ」

「ダンリ先生だったらどんな状況でも対処しそう」


 皆ダンリの強さに呆れていた。


「仕方ねよ、あいつは特別だからな」

「特別ですか?」

「言われなかったのかお前ら?『お前らが特別になる』って」


 全員がエイリーの言葉に思い出した。

 入学式の日特別科の説明に

『お前らが次のすべてに、特別になる』と言われたのを。


「エイリーさんは何か知っているんですか?」

「知らねーよ、特別になるってなんなんだって話だしダンリもわかってないって言ってなかったか?」


 エイリーは特別科の存在を知っているが知っているだけであった。


「だけどな歴代特別科の連中はどいつもこいつもおかしい」

「おかしいですか?」

「単純な強さだったり頭脳だったり人としての存在だったりな」


 エイリーは今まで会ったことのある特別科の人間たちを思い出しながら語った。


「まぁ今の特別科がどうなるかは誰にもわからねぇがな」

「そうだな、これからだろうな今のお前ら特別科は、とりあえず終ったしハイザに連絡するためサイグルに帰るぞ」


 ダンリがサイグルに帰還する。その背を見なが皆が考えずにはいられなかった。特別になるとはいったいどういうことなのかを。








 ある部屋の一室にて誰かがいた。



「研究を出来なかったのは残念ですが見つかるよりはマシでしょうか」


 その誰かがいるのはサイグルより大きく離れた場所であった。


「サイグルに居たままだと剣帝に消されていましたかね」

「剣帝が来る前にサソリの連中が来た時点で逃げてきたじゃねか」

「当たり前です。見つかるとその時点で終わりかねません」

「研究も大事だがまだ見つかる訳にもいかんか」

「そうだけどよ」

「何またサイグルにいけばいいんですよ」



 誰かが不敵に微笑むゆっくりと。


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