キメラ
「じゃさっそく行くかリグルド」
「だな」
「上手いことやれよ」
エイリーとリグルドは先に動いていた。
念のためにたまたまを演出するためだけに
「それじゃ俺たちも行くか…ってどうした?」
「いや~いろいろあってなにがなんだか」
「なにゆっくり整理すればいいさ」
ダンリはそう言うと移動を開始する。
「皆ゆっくり整理できそう?」
「「「「「「「無理!!!!!!!」」」」」」」
「だよね~」
ノード達はゆっくりでも整理なんてできそうに思えなかった。
「あれか、確かに食ってんなうまいのか?」
「知らん、魔物なんて食ったことなどあるか」
「それにしてもいろんな魔物が混じった感じがするぞ見た目的にも」
エイリーとリグルドは即座に変異しだした魔物たちのもとにたどり着く。そこでダンリが言っていた魔物が食う魔物光景を発見する。
それは普通とは異なり混じった存在になっていた。鷲のような翼に背中からは剣山を想像させる無数の針、鋼鉄で出来上がったかのような手足、他に特徴を上げればきりがないほどにバラバラな体をしていた。
「周りに誰もいなさそうで良かったな」
「あいつらから逃げていく魔物たちがサイグル方面に移動してきたお陰だ」
逃げていく魔物たちがサイグル方面に移動してきた為にサイグルにいたもの達が来ている魔物たちの討伐に向かったのである。
「サイグル方面にいった奴らはそこにいる連中だけで大丈夫だろ」
「さて、ダンリの方にぶつけに行くか」
ハイザの言ったとおりにする為に二人は行動を開始した。
「ダンリ先生移動しているのはいいですけど合流する場所決めてないですよね?」
「大丈夫、俺たちはたまたま巻き込まれ、たまたまその場にいた、そうする為に移動は適当にする。エイリーがいれば探知魔法で俺たちの居場所はわかるしな」
エイリーの探知魔法の範囲内はとんでもなく広い。普段は索敵をおこたることなく切らさないように立ち回る。街中でダンリに声をかけられた時あんなに驚いたのは探知魔法に索敵を頼っていたからであった。
「先生も探知魔法使えるんじゃないですか?普通に私達の居場所把握してたし」
ダンリは街中でも平然と特別科の居場所やあの二人の居場所を把握していた。
「いや俺は使ってないぞ」
「ルーちゃん先生全然使ってないよ。先生から魔力が出ている感じがしないから」
「そういえば感じないかも。先生ってやっぱり化け物?」
「これぐらい鍛練を積めばお前達でも出来るようになるさ」
((((((((絶対無理!!!!!!!!))))))))
探知魔法が存在しているのに広範囲を鍛練だけで索敵できるようにするのは無理がある、というより普通はしない。
やっぱり化け物と思われても仕方なかった。
「意外と早かったなそろそろ移動して来るぞ」
ダンリの声に反応して全員が身構える。
そしてハイザの言ったとおりにたまたま巻き込まれ、たまたまその場に居合わせた。
「来たか」
「げ、なんか気持ち悪い」
「いっぱい魔物がくっついているみたい」
「キメラ的と言うのが正しいかもな」
「うん、あんなの見たことない」
特別科が口々に感想を言うがノードとカラスだけは違った感想を抱いていた。
「おいカラスあれは霊峰の」
「変容すれば確定だろうな」
「なったら仕方ないだろうがこれが終わったら調べないとな。なんで霊峰の魔物がサイグルにいる」
それはノードとカラスが霊峰にいた頃に見た魔物に似ていた。
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