変異しだした魔物?
「おい剣帝なにやってんだよ!!!おもいっきりミスってんじゃねーか」
「いやいやミスってはないって、言ったろ想像以上だって」
「ダンリ先生」
「お前達ちょっと伏せてな」
「えっと」
「いいからいいから」
ダンリが剣を構える。
その光景だけで何をしようとしているか理解した。
「残空」
魔力を纒い横に居合い抜きの一振、ただそれだけで逃げている魔物たちが一掃された。
「すっご」
「これで逃げて来ている魔物たちの一部は倒せたかな」
「これでって」
「規格外過ぎるだろ」
「やっぱり化け物」
「とりあえず全員移動するぞ、他の魔物たちも狩りつつな」
何かが起こっていると理解したため即座にダンリについて移動する。
「他の魔物たちも狩りつつって言ってるけど」
「大体先生の一振で終わってる」
「いやいやまだ残っているぞ」
「それより剣帝ミスってないって言っていたが何が起きた。お前なら大体のことには対処できたはずだ」
「私達に変わって見張ってたんじゃねーのかよ」
「いや流石にあれは」
「先生何かあったんですか?」
「兄さんのやることが出来た。それに関することだと思いますが」
「エイリー話ても大丈夫か?」
「いいぞ。なんなら私が話す」
エイリーは特別科の面々に今回のことを話出した。自身のことを含めて
「一ヶ月ほど前の話だがサイグルには活発化している魔物たちが現れ出した。それ自体はいたって普通、この時期のサイグルにとってはあたり前の変わらんいつものことだが、その中で今までとは違う魔物たちが存在していた」
「今までと違うですか?」
「あぁ変異しだした魔物たちがいた。私とリグルドはその変異しだした魔物たちの監視をバルエド王家から依頼さてサイグルにいる」
「王家から依頼されている?」
「俺たちは傭兵団に所属している」
「落底のサソリっていう所のな」
エイリーとリグルドは傭兵団落底のサソリの傭兵であり、今回二人にバルエド王家からサイグルにいる魔物たちの監視を依頼されていた。
「でも剣帝に見つかって今回の依頼を話した」
「協力してくれるのはありがたかったがな」
「先生の手紙にやることができたって書いてあったけど二人を手伝っていたんだ」
「協力しないと何しでかすかわかったもんじゃないからなこの二人、特にエイリーは」
「そこには俺としても同意だな剣帝」
「なんで肯定的なんだよリグルド!!!!!って今はそんなことより結局の所私達の変わりに監視していたんだ何があった?」
ダンリは少し困った顔をしつつ答えた。
「他の魔物を食いだした」
「何を言ってんだダンリ魔物が魔物を食いだしたって」
魔物が魔物同士で暴れやり合うことはあれど魔物が魔物を食うことはない。
「だから言ったろ想像以上だって、俺も見たとき困惑したよ。俺に目もくれず他の魔物に向かって行ったし」
「他の魔物たちが逃げていくのって」
「あいつらに食われないためにだろうな」
「魔物が逃げていくってどれだけヤバイんだよ」
魔物は基本的に暴れているだけで逃げるといった思考自体をしない。知性を持つ魔物でもない限り、それが逃げている。
「いや、討伐することは簡単だろうな。俺とお前達二人がいればな。それでお前達の依頼人に確認したい。このまま監視を続けるか討伐をするか。連絡はとれるんだろ」
ダンリは王家がこの二人のみに依頼を任せていない気がした。
王家が今回のことを二人に任せ依頼したのは何かあった時実力で対処できるだろうという目算があってのこと。落底のサソリはそれだけ実力を買われていた。もしダメならダンリに討伐の依頼をするほどに。
「街に着けば連絡はとれる」
「連絡なんてせずに討伐しちまっていいじゃあ
ねぇかそんな面倒臭い魔物なんて」
「難くせをつけさせないために確認しておきたい」
「あいつが難くせなんてつけるか?」
「その取り巻き連中たち」
「なるほど納得した」
街に着けば連絡がとれることがわかったダンリはサイグルに急ぐのだった。
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