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俺のパーティー全員遊び人だった件

作者: 外天ハク

俺の人生は、輝いていた


有名幼稚園、小学校、中学校、高校、大学を


トントン拍子に卒業しアメリカの著名な大学までも


首席で卒業した


日本へ帰ってきてベンチャー企業を興し、成功を


掴もうとした矢先の事だった


予期さえできなかった脳内出血が起こりあえなく


命を落としたのだ


あまりに順調過ぎて神もが嫉妬したのかと怒りを


神へ向ける程だ


その神の気まぐれか勘違いなのかベンチャー企業を


興した俺は、アドベンチャー世界へ転生された


しかし俺の身分は勇者、この世界でも頂点を目指せる気が


してきた


早速職安(ここでいう職安とは、職業案内所ではなく職人


案内所である。職人、つまりその特性を持つ者※戦士や僧侶、


魔法使いなど※へ対して条件を開示しパーティーへ誘い入れる


事ができる公的施設)へ出向きパーティーを募る旨を記した


便りを張り出してきた


3日後再び職安へ訪れた俺は、唖然とした。集まった奴全員


遊び人という結果に


普通に戦士、魔法使い、僧侶、格闘家あたりの妥当なパー


ティーを組めると確信していたのに。これでは現世で突然


起こった脳内出血と同じではないか


これは、神が与えた試練なのか苛めなのか。一度ならず


二度までも。もう我慢ならない、こうなったら何が何でも


このクエストを攻略してみせる!。何たって俺の人生は


輝いてるのだから


集まった遊び人を迎えに職安へ出向いたが空振りに終わった


あいつら何処行ったんだと散々探し周るも一人とさえ見つける


事が出来なく宿へ戻った。その宿のカウンターで再び俺は


唖然とする事になる。俺の探してた奴等全員が既にチェックイン


してやがる!。ある奴の部屋前からはエロビデオの音量が恥ずか


しいレベルで漏れ、ある奴の部屋前からはマージャンじゃらじゃら


音が漏れ、またある奴の部屋からは既にイビキが・・・なんて


自由な奴等なんだ、怒りを通り越して呆れる程だった


すっかり心労し倒れる様に眠りに就いた。翌朝奴等へ説教すべく


朝一で部屋を出た。が何と既に奴等全員チェックアウト済


あいつ等勇者の俺を何だと思ってんだ。それから武器屋、防具屋、


道具屋をハシゴし一通りの装備を備え、国王の元へ向かった


きっとどこかで見聞きした覚えのあるドラゴンに姫がさらわれた


ので、助け出して欲しいとか何とかの流れが待ってるのだろう


だが待っていたのは、国王の怒り。というのも俺を出し抜いて


先に訪れてた遊び人の連中が俺を遅刻野郎に仕立て上げてたから


散々叱られようやく旅に出る事になった俺のパーティー。正直


不安しかない


町を出た処で早速敵のスライムに出くわした。レベル1のスライム


相手ならいくら遊び人でも余裕で勝てる相手だと振り返ると


すでに姿はなく一目散に逃げ出していた。さすが遊び人、何の


役にもたたねー


仕方なく一人で旅を続けるも街から遠ざかる度に敵レベルは


上り俺を苦しめた。持っていた薬草も残り僅かになるも一向


に街らしい街が見つからず仕方なくスタート地点の街へ


引き返す羽目になった


街に着いた頃はすっかり陽が沈み夜の客で盛り上がる店からは


明かりが漏れていた


どうせあいつ等もう宿へチェックインしてるんだろうなと帰路に


つくも何と一人として宿には戻っていなかった。意外すぎて逆に


不安になり職安を訪れる。あいつ等全員が俺のパーティーを


一方的に離脱していた事実を知る事になった



かくして遊び人の気質を知り学び悟った俺が最終的に遊び人へ


成り下がった事はいうまでもない。今は何処かの阿呆な勇者の


張り出すオイシイ募集紙を探す日々である



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