第三話 人と会った
「?!」
「どうしたの?マユ?」
「、、、この世界にファーストウエポンが生まれた」
「えええええぇぇぇー、?!そのウエポンはいまどこに?」
「落ち着け、今探している。
、、、見つけた。ここから結構近いようだ。」
「ついに最後のウエポンが生まれたんだね」
「フブキ。必ず見つけてそして
、、、私たちの仲間にするんだ。」
「分かったよ。マユ」
「それにしても、この世界は平和だね。まこちゃん
あ、そういえば、いまさらだけどまこちゃんの燃料って水なの?」
(はい、私の燃料は基本的は水です。ほかにも人間が食べる食糧でも燃料を補給できます。ユイちゃんが吸収エネルギー量は減らないのでご安心を)
まじか!それだったら私がご飯を食べればその分燃料にも回せるのか。
「なるほど、説明ありがとう。他にもなにか使える能力ってあるの?」
(私の能力は、すこしのホバリング、探知、鑑定が出来ます。)
以外とすごいな。
(?!)
「どうしたの?まこちゃん」
(人を数人探知しました。半径100m以内に6人います)
「え?その人たちってもしかして盗賊とそんな感じの人達じゃないよね?」
(悪意をすごく感じます。ユイちゃん、今すぐファーストウエポンをアンロックしてください!)
「え、それってどうやるの?」
(ファーストウエポンアンロックっと言うだけで大丈夫です。)
「う、うん、分かった。」
「ファーストウエポンアンロック」
(ファーストウエポンアンロック、システムオールグリーン、レベル1機動)
その瞬間、私の体は装甲に覆われたこの前見た翼みたいのが背中についていた。そして武器も出てきた。刀みたいなを気づいたら持っていた。
「これで戦えばいいんだよね?」
(そうです。できるだけサポートします)
すると、数人めちゃくちゃ目付きの悪い人達が出てきた。
いかにも盗賊っぽい格好をしていた。
「あれがファーストウエポンか、人類を破滅させるという。」
「こいつは殺さないと、人類の敵だ!お前らやっちまえ!」
「うおおおおおおおおお」
やばい一斉にかかってきた。私はホバリングを使ってよけた。
私が人類の敵?なんのことだ?そして私はすこし空中でまこちゃんと相談していた。
「まこちゃん、あの人達、どうする?」
(殺しましょう)
「そっか殺すのか。ってええええええ。私、人を殺したことないよ!あとなんで殺す必要があるの?」
(あの人達は私たちを殺すつもりです。ならばあちらも殺される覚悟を持って私たちを襲ったと考えました。それにユイちゃんを殺すつもりようなやつは生かして置けません。」
「おい、はやく降りてこい!卑怯だぞ!」
(ホバリングが切れそうなので降りますね。では殺戮を始めましょう。)
「いや、ちょっとまって私、人を殺したくないよ」
(、、、、)
「お前らウエポンの力をもつ少女たちがどれだけひどいことをしたのか分かっているのか?」
「俺らの家族や友人を殺しておいて、なんて顔してやがるんだ。」
お前ら?他にも私と同じ能力を持つものがいるのか?私と同じ能力を持つ人が他人の大切な人を奪ったってことなのかな?
許せない。
「まこちゃん、なんとか気絶ぐらいはさせられないかな?」
(あなたは優しいですね。分かりました。戦闘データは最低限頭にインストールしておいたので頑張ってください)
え、インストール?
「この外道がああああああ」
一人の男が剣を振りかぶり、その瞬間、私はものすごい速さで腹パンをお見舞いした。
「ごはあぁぁぁ」
そしてうなじを叩き気絶させた。
「ほい、一人完了」
「やばい、リーダーが殺られた。おい、お前らリーダーの敵をとるz」
どこからミサイルが降ってきた。そして私以外の人達はみんな体が消し炭になっていた。
私を気絶させた人も、
「まこちゃん、どこからミサイルが発射されたか探知出来る?」
(ごめんなさい、探知の範囲外です)
「分かった」
偶然にも私だけが生き残っていた。どうして人は争うをするのだろう。どうして殺さなきゃいけないのだろう。私は涙を流していた。そして私は泣きながら、もう遺体の消し炭に向かって
「ごめんなさい、あとは任せてください。私が必ず、、」
(まこちゃん、、)
私と同じ能力を持つ人を探すことにした。あの人達とは分かりあえると思っていた、話し合えると思っていた。すごく悲しい気持ちになった。前世では人に対して悲しいとかそういった感情をしてこなかったからなのだろうか、私はすごく悲しかった。気づいたら夜になっていた。