第一話 私は死んだあとなぜか落下していた。
ここはどこだろう?まだ意識が回復してないので何が起こっているのかまったく分からない。なんか下に落ちているように思うんだけどこれは夢だよね?うん夢だと思う。それにしても風の感覚がやけにリアルだし、てか私さっき死んだし。そして私はめちゃくちゃ高いところから落下していることに気がつきました。え、うそでしょ、まじで言ってる?そして私の顔はすごく青ざめました。
「きゃあああああああああああああ」
叫ばずにはいられなかった。
私は高所恐怖症で気絶しそうだった。今度は落下して死ぬのかよ。
そして、地上100mになったとき声が聞こえた。
(ファーストウエポン機動、落下ダメージを最小限に抑えます。)
え、だれ?てかファーストウエポンってなに?すると私の体は機械に覆われた。硬い装甲にすこしカッコいい翼みたいなのが私の体から出てきた。
「ぎゃあああああなんじゃこりゃあああああああ」
恐怖しか感じなかった。いきなり体から鉄塊が出てきて異常だと感じない人はいないでしょ。そして私の背中についている翼から青い光みたいなのが出て落下スピードがだんだん落ちていった。
そして無事地上に着地したのだった。めでたしめでたし。
じゃないよ。さっきはなに?いや、普通に考えて非現実な出来事が今起こったけど、あれは一体なんなのだろう?
まず一旦この状況を整理しよう。私は前の世界で死んで違う世界に転生した。そしてなぜか高いところからのスタートだったんだけど、それがいまいちよく分からない。死んだときに見えた光あれはなんだったんだろう?そしてさっき起こったファーストなんちゃらってやつ。ファーストウエポンだっけ?あれは一体なんなのかこれも謎である。あたりを見渡す限り、近くに村も町も見当たらないし、しかもめっちゃ良い天気。晴天じゃん。そして私はこのよく分からない世界を歩いて行こうと思う。この世界はどういった世界なのかがすこしでも分かるように探索をしようと思う。前世ではなんにも楽しいことがなかったもん。すこしぐらい良い天気の中、散歩をしても神様は起こらないと思うので、さっそく私は歩き始めた。