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第二話 にやにやにやにや

貴方は第一話で消し忘れていた今回の話は見たことが無い。


いいね。見たことが無いんですよ。


すみません、第一話にくっついてましたよね……本当にすみません。

4話ぐらいまでくっつけて乗せてしまいました……


 どうやらこの世界にも昼夜があるみたいだ。

 白人間君が地面に寝ていたので安物だけどベットを出してあげた。

 ピョンピョンと飛び跳ねて喜んでいる姿に思わずにやける。

 家がにやけるってどうなるんだろうね……

 

「床では寝たくない。が達成されましたポイントが与えられます」


 ポイントは37ポイントになっている。

 一番最初の家具はだいたい1ポイント、なんらかのクエスト達成で5ポイント入るみたいだ。


『まぁ、今までのセメズっぽくやっていこう、といってもキッチンとか冷蔵庫はないんだな……照明もろうそくしかなかったし……これ、技術開発していくと出てくるんかな……やば、これ、楽しすぎ』


 背筋がぞくりとした。これ、時間を延々と盗んでいく系のゲームだよ。

 怖さとワクワクによって肌が粟立つような気がした。無骨な壁ですが……


かまどとトイレは汲み取り式じゃぁ部屋の中はまずいよな、外に少し壁を作って……扉をつけて……こっちにも照明か……床でつないで……水は井戸か……こっちにおいてっと』


「自然に帰ろう。新しい部屋!。渇きからのさよなら。が達成されましたポイントが与えられます」


 7ポイント使って15ポイントゲット。

 45ポイントだ。


『おーおー水を飲んでる飲んでる……ん? こいつごはんどうするんだ?

 竈はあるけど材料が無いよな』


 セメズなら冷蔵庫を買えばお金さえあれば食材は無限にある。

 しかし、この白人間は一人だし買い物もできないよな……


『やっぱり技術のこれか……』


 技術を取りたいと思ってもボタンが押せない。

 試しに採取に意識を集中すると説明文が出てくる。

 

【周囲からいろいろなものを集めてくる。籠が必要】


『なるほど、必要な道具があったりするのか!』


 すぐに籠を出してあげて採取を取得する。10ポイントは大きいが、飢え死にしたら悲しくて泣いてしまう。34ポイント。

 部屋に籠が現れると白人間、今からお前の名前はシロだ!

 シロが籠を抱えて外に出て行く。そのまま森へと入っていく。

 残念ながら追尾は出来ない。

 それでも部屋が増えたせいかその周囲まで視点が移動できるようになる。

 

『なるほど、こうやって俺が大きくなれば見えるところも増えていくのか……

 それにしても、シロがいないと暇だな……色々調べるか……』


 技術のアンロックの仕方や白人間の能力強化、それらを眺めているとシロが戻ってくる。


『おお? 増えてる!』


「森の恵み。素晴らしい出会い。一目ぼれ。ボディランゲージ。が達成されましたポイントが与えられます」


 20ポイントゲット。

 さらにほかの人に出会って技術の言語をアンロックするキーのボディランゲージが解放した。


『早速取るしかないでしょ! 言語、まずは原始言語か……なに、これも発展してくの!

 勉強とかも必要なのか、す、凄すぎるぜ!』


 原始言語を取得するとシロがもう一人の白人間に一生懸命話しかけている。はじめは反応が薄かったが、家に招き入れて色々見せるとどうやら二人は一緒に住むことになったようだ。


『おーおー、喜んじゃってまぁ……ニヤニヤ。

 よしよし、ベッドを大きくして、机と椅子と簡単な戸棚を買ってあげよう』


 ダブルベッドにしたのに新しい白人間は寝ることを拒否するような態度を取っている。


『うっわ、これ関係を築かないと一緒のベッドじゃ寝ないとかあるのかな?

 凄いな、これ』


 処分するつもりだったベッドを離しておいてあげると、シロがシングルベッド、新しい白人間がダブルベッドを使って眠りだした。……哀れシロ。新人はハクにしよう。


「一つ屋根の下。おしゃべり好き。床に座るのはやめよう。物が置ける!。が達成されましたポイントが与えられます」

 

『ちゃんと籠も棚にしまうんだな。どれどれ、キノコに木の実、薬草、木切れに丸太か……

 こりゃ斧とか鉈もあったほうがいいな、薬草……将来的には薬とかも作るのかなぁ……』


 手持ちは59ポイント、斧、鉈、調理器具、皿などを購入して、技術、伐採を取得する。

 石製の粗末な物しかなかったが、これで木々を切ったりできるはずだ。45ポイント。


 翌朝ハクが採取に、シロが木を切っている。

 小さな体で一生懸命斧を振るっている姿を見るのは可愛いけどハラハラしてしまう。

 一生懸命斧を振るってようやく木が倒れる。

 同時にハクが帰宅する。

 どうやらこういう行動には決まった時間経過が必要みたいだね。


「斧の音。文明開化の火。が達成されましたポイントが与えられます」


 これで55ポイント。


「あちちっ。が達成されましたポイントが与えられます」


 ターニャの声で二人を確認すると、食事を準備していたハクが竈で火傷したみたいだ。

 痛そうにしていて可愛そうなので解決策を探す。


『これだな、植物学、基礎』


 20ポイントと大きいが仕方ない。選択する。

 するとシロが薬草でハクの手当てをしている。

 可愛らしい。

 ふと棚を見るとキノコの表記が分かれていた。


『大丈夫そうなキノコ、怪しいキノコ……このゲーム、凄すぎだろ……』


 感動で家肌が立った。

 家なのでね。

 ポイントは40ポイント。


『これ積極的に技術取っていかないと詰みそうだな……』


「雨だぁ!。屋根があるって幸せ。が達成されましたポイントが与えられます」


 50ポイントです。なるほどなるほど。

 二人はすやすやと眠っているので俺は技術と買うものを考える。

 結局、弓、くわを買って、狩猟と農業を選択した。

 28ポイント。ある程度余裕を持っておかないといざって時に怖い。

 それにシロとハク二人だからそこまでいろいろは出来ないだろう。


 次の日事件が起こった。農作業を終えて水浴びをしていたハク。

 そこに狩猟から帰ってきたシロが帰ってきてしまい。水浴びを見てしまったのだ。

 ハクはすっかりおかんむり。シロは必死に謝り倒している。

 シロには悪いがコメディチックで笑ってしまった。家が笑うって何それ怖い。


「キャッ! エッチ!。ドキドキドキドキ。が達成されましたポイントが与えられます」


『お前らすっぽんぽんじゃんか!』


 突っ込みも忘れないのであった。

 命を狩る。植物の芽吹き。肉だ!!。も同時に達成してポイントは53になっていた。


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