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宣言

誤字脱字あったら連絡お願いします。


…ん?


授業が始まりノートを取り出そうとしたら机の中にみおぼえの無い紙を見つけた。


…こんなんさっきあったっけな―――


ガサガサと先生に見つからないように手紙を開くと…


〔放課後後者裏で待ってます。〕


…こ…これは…


俺はキタ━━━(゜∀゜)━━━!!と叫びそうになるのを必死に堪えながら、ウルトラスーパーハイパーウキウキで放課後を待っていた。


――――――――


「蓮、ホントにこれでいーのか?なんか巷で言う女子の告白みてーじゃないのか?この放課後法…。」


「いいじゃん。女子なんだし。」


「お前が隠せっつってんだろーが。つーかさっきからずーっとおもってたんだけどよ…なんでオレがこんなカッコするワケ…?必要性あんのかコレ…。」


「女子だとなかなか近づけないだろ。お前顔は超綺麗なんだから。」


「なッ…///」


「あ、褒めたわけじゃないぞ。目立つから厄介と言ってるんだ。」


「…てめぇぇええッ!!!ふっざけんな!!すっげぇイラっと来た!!」


「…来たぞ。」「ハッ?!…あ、あぁ…了解。」



「…は?」


「来たな。」


「は?!え?!なんなの?」


すると浪川は朝原に近づいてボソっと何かを言っていた。


(…アイツなんなんだ?すっげーもやし男ってヤツじゃねぇか…)


…丸聞こえなんだがな。


「…おーい。今もやしとかなんとか言ったか?」


「((ギクッ」


聴き間違いじゃなかったっぽいなぁ…。


「ま…まぁ、お前をここに呼んだのは他でもねぇ。」


そして俺の脳裏には今近所の姉ちゃん(フジョシってやつ)にむりやり見せられた漫画がよぎる。


ま…まさかあんな気持ち悪い展開にはならんよな…?


少し冷や汗をかいた後、浪川から発せられた言葉を聞いて更に青ざめた。


「取り敢えず上脱げ。」


「…マジっすか…」


俺はどぉぉおおおおしよぉぉぉおおおお?!と戸惑っていた。


「オイ!!聴いてるのか?早く脱げ!脱げないのなら脱がすぞ!」


「うぇええ?!」


仕方が無いからTシャツを脱いだ。


…が、完璧には脱がなかった。


ボタンを開けて。腹までで「もういい。」と言われたのだった。


すると突然腹を触られる。


「ちょッ…マジな方…?!」


「…はァ?お前は何言って…オイちょっと手邪魔。」


――――――――


腹部をみるとたしかにあった。


「…お前…いや、楠木。腹部のこの黒いものはなんだ?」


お腹に不可思議な模様が描かれていた。


「しッ…知らねえよ。気づいたらあったんだよ。」


「…嘘じゃないな?」


「嘘付く必要もねぇだろ…!」


浪川は何かわかったかのように頷くと、蓮の方ヘ行った。


「本物っぽいな。」


「もう、すぐに持ってくのか?」


「そうだろ。」


「ちょっと…なんの話デスカ?」


俺がとまどっていると、突然浪川がとんでもないことを言い出した。


「今から、お前を盗む。」

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