84回目 誰もが幸せに
各地の加害者を処分して歩き、一年が経過する。
この間に県内の処理が完了した。
既に子供達だけではなく、大人の方の処理も済ませてある。
いわゆるブラック企業を代表とする各地の問題。
この原因になる人間。
それらを残らず抹消した。
おかげで、県内の人口は半減している。
それに伴う問題も発生したが、それよりも得られた利点の方が大きかった。
確かに、人は減った。
これによる収益や売り上げの減少は避けられない。
だが、必要経費なども半減してるので、それで帳消しになっていく。
各企業・事業の統廃合は発生したが。
そうした混乱もほんのわずかな間に終わっていく。
それよりも、問題を起こしてる人間が消えた利益の方が大きかった。
社内の雰囲気を悪くするだけではなく。
金銭や備品の横領。
特定業者との癒着、それにより見返りの受け取り。
無理で無茶な事業・作業による無駄の発生、経費の増大。
これらの原因が無くなったのだ。
業績が好転、上昇していく。
県内全域において、生産性が向上していく。
それに伴い、必要な場所においては改善改良が。
よりよい状態については保存保持が。
それぞれなされていく。




