表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【完結】死んで目が覚めたら過去に逆行転生、超能力も手に入れたので良い機会だから復讐をする、お前ら邪魔をするんじゃねえ  作者: よぎそーと


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

70/126

70回目 無謀を無理して実行して無茶を続ける

 何も考えてない。

 そうとしか言えない事をしている。

 記憶を見たトシキの感想はこれしかなかった。



 敵も色々考えてこういった決断を下したと思ったのだが。

 そうではなく、最初から表に出てくるつもりだった。

 記憶の中にある敵はそんな態度をとっている。

「このままじゃ被害が広がる」

「すぐに助けにいかないと」

といった声ばかりが上がっている。



 もう少し考えて行動しないのかと思った。

 しかし、そんな声しか上がらず、作戦らしい作戦も立てない。

 効果的に動き、損害を抑える。

 そういう考えはどこにもない。



「誰かが死ぬ前に助けないと」

 確かにその通りだ。

 だが、その為に何をするのかが無い。



「とにかく、急いで助けにいこう」

 急ぎたいのは分かるが、どうやって急ぐのか。

 車を使うのか、走っていくのか。

 だいたい、助けるにしても、どうやって助けるのか?



 トシキとその仲間を戦って倒すのか?

 出来るならそれが一番だろう。

 だが、能力の差がありすぎる。

 普通に戦ったら勝ち目はない。



 また、戦って撃退する事が出来なければどうするのだ?

 守らねばならない者達をどうやって守るのか?

 その場から逃がすのだろうか?

 だとして、その方法は?



 こういった事を何一つ考えてない。

 作戦も何もなく、ただ危ないから助けにいこうという思いだけがある。

 それしか考えてない。

 それで突撃して、トシキに捕まって倒されていく。

 いったい何がしたいのか分からなかった。



「思いつきだけで行動してるな」

 そうとしか言いようがなかった。

 何をやるかはもう少し考えるべきではないかと思う。

 仮に思いつきを実行するにしてもだ。

 それを成功させる方法は考えた方が良いと思う。

 なのに、それすらないのだ。



「何を考えてんだ?」

 そう思ってしまう。

 何も考えてないのだろうとが。

 それにしたって考えがなさすぎる。



 これで成功したら奇跡というものだろう。

 もちろん、成功などするわけがない。

 トシキに見つかった者達は全滅。

 貴重な要員を失ってしまっている。



 これが陽動ならまだ分かる。

 あえて捨て石にしてるのかもしれない。

 そして本命の作戦を成功させる。

 そういう事ならまだ分かる。

 捨て石にされた者はかわいそうだが。



 その可能性も考えて、他の所に出向いた敵の所に向かう。

 そちらでもっと違った情報が得られるかもと。

 しかし、それも結局は無駄に終わった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。




活動支援はこちら↓

あらためて支援サイトであるファンティアの事でも
https://rnowhj2anwpq4wa.seesaa.net/article/501269240.html
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ