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【完結】死んで目が覚めたら過去に逆行転生、超能力も手に入れたので良い機会だから復讐をする、お前ら邪魔をするんじゃねえ  作者: よぎそーと


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68回目 根本的に何かが違う者達

「まあ、こういう奴等だよな」

 あらためて敵がどういう連中なのかを理解する。

 今までの復讐とか。彼らの行動原理の確認と言っても良いかもしれない。



 そもそもとして、根本的な部分で何かが違う。

 トシキなどは、いわゆる悪事や悪行というものを否定している。

 暴行や傷害といった物理的なものだけでなく。

 暴言や挑発といった悪口も含めて。

 人を害する行為などを嫌っている。



 だが、敵はそうではない。

 加害者に付いて、加害者を支持する。

 それがどれだけ人を傷つけていてもだ。

 加害者、言ってみれば強い者についていく。



 結果として被害がどれだけ出てもかまわない。

 被害者がどうなろうと全く気にしない。

 むしろ被害者が何かする事に嫌悪感すら抱いていく。



 何故そうするのか、というのは謎だ。

 心を読みあさっても、はっきりとした事は分からない。

 全く分からないというわけではないのだが。

 それでも理解しがたいものがあった。



 なんというか、精神や心というか。

 その根本的な部分。

 それが加害者に協力するように出来ている。

 言い換えると、次のようになるだろう。

 人を傷つける事は何一つ気にしない。



 あるのは強弱だけ。

 善悪は全くない。

 だから善悪を理解できない。

 自分の中に無いから、善悪がどういうものか実感できない。



 そういう者達だから、話し合いにはならない。

 全く違う考えで動いてるのだ。

 すりあわせようがない。



 生まれ変わる前の、前回の人生でも感じていた事だ。

 どうにも話が合わない。

 何故か言いたいことが通じない。

 そもそも、相手は話を聞こうとしない。

 自分の言いたいことを押しつけるだけ。

 妥協点などを見つけようとしない。



 だが、今なら分かる。

 それが敵にとっての、加害者とその仲間の普通なのだ。

 強いか弱いか。

 それだけで判断する。

 極端な話、利害すらも全く関係がない。

 自分のやりたいことを通せるかどうか。

 それだけしかない。



 ならば、やるべき事は一つ。

 脅威にしかならないこれらを徹底的に殲滅する。

 そうでなければ、安全地帯を手に入れる事は出来ない。

 超能力が使えるようになり、相手の考えが読めるようになってよく分かった。

 こうするしかないのだと。



 面倒な事だ。

 こういう人間を探り当てて処分しなければならないのだから。

 だが、やらねばもっと面倒な事が蔓延したままになる。

 残念だがやるしかなかった。

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