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【完結】死んで目が覚めたら過去に逆行転生、超能力も手に入れたので良い機会だから復讐をする、お前ら邪魔をするんじゃねえ  作者: よぎそーと


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66回目 敵の活動理念、行動の原理、なんでこんな事をしたのかという部分

 今回の敵の動き。

 それは意味のあるものではなかった。

 少なくとも、抵抗する事で何かが得られるというものではない。



 ただ、人を少しでも救わねば。

 そんな思いだけで行動してる。

 立派は立派だ。

 ただ、実現できるだけの力が無いのが問題なだけで。



 それならそれで、少しでも被害を減らすよう努めるべきだっただろう。

 起こってしまう事態はなくせなくても、それで失われる被害が無くなるように。

 それも、出来るだけ目立たずに。

 姿が見れば攻撃されかねないのだから。



 しかし、そういった慎重さもない。

 ただまっすぐにトシキの仲間に攻撃を仕掛けてきた。

 力の差が無いならそれも良いだろう。

 だが、トシキの仲間も力をつけている。

 少なくとも、敵の超能力者よりは強い。

 そんな所に真っ正面からぶつかっても粉砕されるだけだ。



 無謀で無茶な行動をしている。

 そうとしか言えない。

 いったい何故そんなことを、と思ってしまう。



 その理由も頭の中を覗いたのですぐに分かる。

 なんの事は無い、いわゆる正義感だ。

 人道的な配慮とも言える。



 多くの人が殺されている。

 それらを止めねばならないという思い。

 それで敵は行動している。



「なるほどね」

 その考えには納得がいく。

 健全で健康な考え方だ。

 トシキもそこに同調する。



 正義感で動いてるのは良い。

 人道的に見過ごせないというのも当然だろう。

 とても思いやりがあり、人として素晴らしいものだ。

 おなじように正義感で動き、人道的な思いから行動してるトシキにはよく分かる。



 ただ、それが間違ってるのが大問題だった。

 殺された者達がなんで殺されたのか。

 どうしてそうなったのか。

 そもそもの原因はなんなのか。

 こういった部分を全て無視している。



 敵のそんな思考に呆れた。

 よく見る加害者の共犯者によく見られる思考だった。

 そんな考えで敵対してるのかと思うと頭が痛くなる。

 正義感や人道に基づいてるつもりで、それらを思い切り踏みにじってる。



「被害者はやっぱりどうでもいいのか」

 あらためてそんな事実を突きつけられた気分だった。



 目の前の連中は加害者を擁護している。

 加害者の味方でしかない。

 被害者の事など全く考慮しない。



「駄目だな、お前ら」

 相手の事がよく分かった。

 何を考え、どういうつもりでいるのかが。

 そんな連中なので、生かしておくつもりにはなれなかった。

「この場で死んでいけ」

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