47回目 復讐と報復、その原因の排除
平穏、平和。
そんな言葉が似合う。
トシキが制圧した空間はそうなっていた。
問題を起こす者が消えるというのは、それだけ大きな影響がある。
トシキが作ってるのはそういった場所だ。
誰もが生きていけるわけではない。
平穏に生きていける者の楽園。
そこに悪党外道は含まない。
トシキが選んだ処分・抹殺対象ではない者達。
トシキに選ばれなかった者達。
それらだけが生き残った場所。
加害者と共犯者が入り込む余地はない。
当たり前だ。
平穏な暮らしを壊す元凶なのだから。
そんなのがいるから騒動が起こる。
その原因を人として扱うなど、平穏や平和の破壊でしかない。
この点でトシキは人を全く平等に扱っていない。
しっかりとした差別を行なっている。
危害を加える者は排除する。
それは単純な暴行や傷害だけではない。
窃盗や強奪などももちろん入る。
物の破壊なども含む。
そして、暴言や侮辱、挑発なども。
むしろ、暴言・侮辱・挑発などは徹底して潰していった。
これらが摩擦や衝突を生む原因になるからだ。
これらを行う連中は、文字通りに草の根かき分けて探していく。
そうして見つけて殲滅していく。
逆に、こうした暴言・侮辱・挑発などへの反撃としての暴力は推奨している。
手を出した方が悪いなどという事はない。
悪事を先に働いてる方が殴られるなど当然なのだから。
復讐や報復は全て認めている。
そんなことをやられるのは、やられる原因を作った方が悪い。
そうして世の中の浄化作業が進んでいく。
そうなれば、嫌でも疑問を抱く者が出てくる。
そういった者達も少しずつ動き出していく。




