40回目 新たな手順で処理を進めていく
やり方を考えてから、あらためて悪人処分を進めていく。
いまだに問題はあちこちで起こってる。
放置したくない。
被害者が増える。
それらを解消するために、そうそう休んでいられない。
だが、一気に全部を片付けるのは避ける事にした。
それをやると死亡届が大量に発生する。
時間をかけてゆっくりとやる事にする。
そして、可能な限り自然に見える形で死んでもらう。
とはいえ、被害者の報復などはさせていく。
遣られた分をやり返さないと気が済まない。
気持ちは発散させていく。
これは借金だ。
負債というのが良いのだろうか。
加害者が被害者から巻き上げていた様々な物事。
金銭とは別の被害など。
それを支払わせなくてはならない。
復讐はむなしいとか無意味というのは、この借金を踏み倒すためのものだ。
それでは被害者は損失を受けただけで終わる。
まずはやられた分をきっちり支払う。
当たり前の事を当たり前にやる。
それらを終えてから処分をしていく。
あとは自殺や事故という事で片付けていけばいい。
そういう事になったと周りの者に思わせる。
第一発見者などには念入りに洗脳していく。
加害者には遺書も書かせておく。
何で死んでいくのかを。
そこには、やらかした事をつまびらかに書かせておく。
それがどれだけ悪いことなのか分かったから死ぬと。
そうして事件を表に出す。
もみ消されないように、あちこちに手紙を出させていく。
それはそれで不自然ではある。
いくらなんでも、遺書をあちこちに出すものかと。
だが、気にする必要もない事だ。
真相を確かめる手段などないのだから。
それよりも、加害者が行なってきた事を白日の下にさらす方が大事だ。
そうして事故や自殺に見せかけて処分を進めていく。
手間はかかるが、それほど不自然にならずに事を進めていける。
加害者だけでなく、家族やその地域なども処分する事にもなっていく。
親兄弟などは前から処分していたが。
どうもそれだけに留まらないという事も分かってきた。




