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【完結】死んで目が覚めたら過去に逆行転生、超能力も手に入れたので良い機会だから復讐をする、お前ら邪魔をするんじゃねえ  作者: よぎそーと


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4回目 身につけた能力

 1992年。

 トシキが10歳の時の年だ。

 なぜそんな数値が頭に浮かんだのか分からない。



 だが、それは確かな確信と共に浮かんできた。

 妙な実感がある。

 それで正しい、間違いはないと。



 そして。

 妙な予感があった。

 今の自分なら、色々な事が出来るという。

 試しに、転がってるランドセルを引き寄せる。

 手で掴んだりしないで。

 腕を伸ばしてたぐりよせるつもりで意識を動かす。



 そう念じた瞬間に、ランドセルは動いた。

 宙に浮いて、トシキの方に引き寄せられる。

 そのまま上半身だけ起き上がったトシキの手の中に飛び込んできた。

「…………」

 呆然と手の中におさまったランドセルを見る。

 


 念動力。

 そんな言葉が頭に浮かんだ。

 念じただけでそれだけ働く力。

 超能力といわれるものの一つだ。

 それは今、トシキは使った。



「…………嘘だろ」

 我が事ながら信じられなかった。

 なんでそんな事が出来るのか、さっぱり分からない。

「まぐれ…………じゃないよな」

 念のためにもう一度やってみる。

 今度は、積み重なってる漫画雑誌。

 それを動かしてみる。



 雑誌はランドセルと同様に、簡単に浮かび上がった。

 他にも、椅子や鉛筆なども。

 部屋の中にあるものは簡単に浮かびあがった。



 ついでとばかりに、学習机も上げてみる。

 こちらは重さもあるから簡単にはいかないと思ったが。

 呆気ないくらい簡単に浮かび上がった。



 呆然としながら部屋の中を見渡す。

 さして大きくもない4畳半程度の空間。

 その中には様々な物体が浮かび上がっていた。

 その全てが、トシキがそう念じた結果である。

 手に取り、持ち上げるように意識した。

 そうしたら全てが浮かび上がった。



「…………」

 無言で呆然とする。

 なんでこんな事が出来るのかと。

 自分でもその理由や原因がわからない。

 そのはずだった。



 しかし、すぐにその答えが頭に浮かんでくる。

 なぜこんな事が出来るようになったのか。

 いったい自分はどうしたのか?

 何が起こってるのか。

 その答えが頭の中に浮かんでくる。

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