表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【完結】死んで目が覚めたら過去に逆行転生、超能力も手に入れたので良い機会だから復讐をする、お前ら邪魔をするんじゃねえ  作者: よぎそーと


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

32/126

32回目 無理をすれば相手を破壊しかねない、だからといってやる事を躊躇わない

 超能力者は超能力にかかりにくい。

 それをトシキは感じていた。

 そんな超能力者に念を送り込むには、より強い力が必要になる。

 そうなると、一つ問題が出てきてしまう。



 一般人より強い力を使わねばならない。

 当然、受ける側の負担が大きくなる。

 それを妨げるのが超能力になる。

 だが、その防御を突破した場合、通常より大きな力が体や精神にかかる。



 そうなった場合、悲惨な結果がもたらされる。

 これが肉体に作用するものならば、大けがは免れない。

 骨や内臓が吹き飛ぶ事もありえる。

 精神の場合、崩壊して自我を保てなくなる可能性がある。

 超能力が壁になってくれるとしても、肉体や心は変わってないのだ。

 そこに巨大な力が加われば、大惨事になる。



 既にその事をトシキは察知していた。

 目の前にいる超能力者の頭の中を覗くと、確実に精神が破壊されるだろう。

 それを避けるには、力を使うのをやめるか。

 それか、細心の注意を払う必要がある。



 だが、トシキはそのどちらも放棄した。

 相手を逃すつもりはない。

 相手がどうなろうと知った事でもない。

 欲しいのは相手の考えである。

 相手の健康や生命ではない。



「一応、先に言っておく」

 最後の情けとして、事前に警告はしておく。

「抵抗しないで、素直に頭の中身を読ませるか。

 拒んで精神崩壊を起こすか。

 どちらがいいか選べ」



 それを聞いて、相手は力を抜いていく。

 瞬時に悟ったようだ、トシキには勝てないと。

 まがりになりにも超能力を使うのだ、トシキの強さも察したのだろう。



 そんな相手の頭のなかを、トシキは遠慮する事無く覗いていく。

 相手が無遠慮に自分たちを覗いていたように。

「全部ぶちまけてもらうぞ、何を考えてるのかを」

 言いながら相手の思考の中に入っていく。



 その瞬間、相手の体が引きつる。

 体の中をかき乱されるおぞましさを感じて。

 気にすることなくトシキは、相手の考えや思いを探っていく。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。




活動支援はこちら↓

あらためて支援サイトであるファンティアの事でも
https://rnowhj2anwpq4wa.seesaa.net/article/501269240.html
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ