表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【完結】死んで目が覚めたら過去に逆行転生、超能力も手に入れたので良い機会だから復讐をする、お前ら邪魔をするんじゃねえ  作者: よぎそーと


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

18/126

18回目 戻ってきたあるべき自分

 学校から帰って、監禁場所にやってきて。

 思い思いに制裁を楽しんで。

 トシキと被害者達はようやく人間らしさを取り戻していった。



 ただ、トシキはそれを楽しんでるだけというわけにもいかない。

 事が露見しないように工作をしておかねばならない。

 それに、他にもいる加害者共を確保せねばならない。

 なので、ある程度のところで仕返しを切り上げる。



 被害者達は残念がったが、これは納得してもらうしかなかった。

 仕返しは明日も出来るし、そろそろ家に帰らないといけない時間だ。

 塾や習い事がある者もいる。

 それらに行かねばあやしまれると。



 仕返しを続けたいという気持ちは分かる。

 だが、それは明日も出来る。

 無理して続ける必要もない。

「こいつらは逃げられないし」

 そう言って縛り上げてる加害者共を指す。

 それを見て被害者達も納得した。



 被害者達が監禁場所から家に帰っていく。

 それを見送ったトシキは、一度加害者達の所に戻る。

 縛り上げられて涙を流してる加害者達。

 そいつらにトシキは、

「じゃあ、また明日。

 これで終わると思うなよ」

と告げていく。



 そのついでに、自殺しないように洗脳をしていく。

 舌をかむなどの行動をとられたら困る。

 そんな事で死んでしまったら、被害者達がかわいそうである。

 ようやく仕返しが出来るというのに、それがこれだけで終わってしまったら哀れだ。



「出来るだけ長く苦しんでくれ。

 それまではどんな事があっても死なさないから」

 トシキの言葉に加害者達は泣いた。

「ふざけんな!」

「なんでこんな事すんだ!」

 自分の事を棚にあげてトシキを責める。



 その口をふさいでトシキは監禁場所から出ていく。

 相手にしてやるほど暇ではない。

 これからあちこち巡って、関係者を集めねばならないのだから。



 それに。

 ここに来ても被害者ぶってる連中の口ぶりに付き合いたくもなかった。

 そこに母親と同じものを感じてしまう。

 どこまでも自分が正しいという自己愛を。

 聞いてるだけで腹が立つ。



 どこまでいってもこの調子なんだろう。

 だから相手にする必要がない。

 付き合うだけ時間の無駄になる。

 自分の何が問題だったのか理解することはないのだから。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。




活動支援はこちら↓

あらためて支援サイトであるファンティアの事でも
https://rnowhj2anwpq4wa.seesaa.net/article/501269240.html
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ