121回目 内部問題から外部へ 3
在日米軍基地を制圧した段階で、そこにあった核兵器は取り上げた。
持ち込まれていたこれらは、後で有効活用するつもりでいた。
それと同時に、日本近くにいる核ミサイル搭載潜水艦を処分していった。
これらが核ミサイルを発射したら面倒な事になる。
探して搭乗員を処分し、潜水艦ごと持ち帰る。
海に捨てるのはもったいないし、汚染も気になる。
出来るだけそれを避けて、持ち帰れるものは持ち帰った。
そうしてからアメリカ本土に渡る。
各基地をまわり、核ミサイルを確保していく。
最低限、発射が出来ないようにしておく。
そうしてから、主要都市や軍事基地で核爆弾を爆破させていった。
騒ぐと面倒なので、元を絶っていく。
これで大幅に核の脅威は消えた。
あとは海外展開してるアメリカ軍の基地を巡って破壊するだけになる。
在日米軍がそうであったように、そういった所に核兵器が保管されてる可能性がある。
それらも取り除かねばならなかった。
これらが一通り終わったところで、ようやく落ち着けた。
核攻撃を受ける可能性が大幅に減った。
それだけでも十分だった。
まだ通常兵力は残ってるが、それも問題は無い。
核兵器の対処はさすがに難しい。
数十キロから数百キロと言われる効果範囲はさすがに大きい。
それだけの威力を止めるのは難しい。
だから爆発する前に処理していった。
残るイギリスとフランスの核兵器も処理していく。
これで世界から核の脅威は無くなった。
トシキが回収した分を除いて。
これらはトシキが有効活用していく。
脅威が近づいた時の為に。
超能力があれば、核兵器もそうそう必要ない。
だが、使えば疲れるのが超能力だ。
並外れた能力を持つトシキでも、使い続ければ限界がくる。
そうなった時の為に強力な武器を確保していった。
使えばたいていの敵を殲滅出来る。
しかも、超能力者でなくても使える。
この便利さが大きい。
それらを適切な場所に配置して、住居である日本の安全を確保する。
攻め込んでくるなら、それで迎撃出来るように。




