第四話 復讐計画
あのとんでもない裏切りが判明した後。
俺とニック、オリビアの三人は俺の部屋に集まっていた。
「で、報告があるんだって?」
「ああ。俺たちにとっては最悪のバッドニュースだ。早速単刀直入に言うが、女王は俺たち勇者の裏切るつもりだ。」
「ほんとか!?じゃあ今すぐ奴らを殺しに行こうぜ!」
「おい、やめろ。俺たち経験レベルが1なんだからたくさんの兵士に勝てるわけないだろう。」
走り去ろうとするニックの肩をつかむ。
本当にバカだな、ニックは。もう少し考えて行動しろよ。
「言いたかったことって、それだけなんですか?」
「んなわけないだろ。これから、勇者三人での復讐計画会議を始める。」
「「復讐計画!?」」
「そんなこと一言も聞いてませんが。って言うかほんとに女王に復讐するつもりなんですか?」
「ああ、そうだ。ニック、お前も入ってんぞ、復讐計画に。」
本音はろくなことが起こらない気がしたからあまり参加させたくなかったが、彼も一応勇者だ。やむを得ずだが入れた。
「俺も?だったら今すぐやろうぜ。早く終わったほうが楽だろ。」
「無理無理無理無理!無理です、絶対。」
「なんでだよ、オリビア。俺たち勇者だろ?レベル1でも覚醒したらいけるはずだ。」
「だってあの人周りに兵士百人以上いましたよ。あんなに守られた人を襲撃するのはたとえ奇襲でも不可能に近いじゃないですか!」
っていうかそんな簡単に覚醒できないぞ、勇者でも。
「ニック、お前本当に女王に直接攻撃することしか考えてないな。別に女王を襲うつもりじゃない。平和的に攻撃するんだ。」
「平和的に?」
「そうだ。平和的に復讐する。すなわち、裏で暗躍するってことだ。」
「裏で暗躍するってことは、ケイヤさんが女王を裏切る、ってことですか?」
「いや、ちがう。国を滅ぼすんだよ。それも気づかれないように。」
「でもどうやって滅ぼすんですか?そんなの気づかれずにできるわけないじゃないですか、絶対。」
「俺の考えでは、内部の腐敗から始めるつもりだ。それが一番気づきにくいし、そして仲間を増やすことが可能だ。それももちろん金で、な。」
「とても正直に言うとケイヤさんも十分腐敗してると思うんですが…」
「ま、まあとにかく最初にするのは内部の腐敗を起こすぞ。明日から俺とオリビアは今持ってる金で誘惑するから、ニックは女王と楽しくおしゃべりでもしていろ。」
「はあ!?なんで俺だけのけものなんだよ!俺もやりてえ!」
「ニック、お前はろくな事をしないからやめとけ。じゃあ今日は寝るぞ。明日決行だ。」
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