『用語解説・その2』
≪用語≫
「魔術系」
・『守護方陣』
前世界から存在する万能防御術。
あらゆる電波を遮断し、物理攻撃や魔術を跳ねのけることができるが、展開し続けるには膨大な魔力を必要とする。
障壁と結界が広まったことで徐々に世界で使われれることがなくなっていったが、一部の者たちの間では根強く使われている。
・『瞬』
防衛兵団など、世界中の軍隊で活用されている高速短距離移動術。
自らの魔力で体全体を一瞬だけ急激に強化することによって高速移動を行うというもので、戦闘には必須なものと認識されている。
転移術とは違い、高速で移動するだけなのでコツを掴めば一般人でも使用することは可能。しかしながら使い過ぎによる魔力切れには注意が必要。
鍛えていけばさらに速く、距離も長くすることができる。徹底的に鍛え上げれば世界一周を1日で終わらせることもできる。
・『二大闘技』
使いこなせば絶大な力となる『流動』と『砕動』の2つの闘技のこと。
便利な分、異常と言えるほどに制御が困難であり、四強のレオとアルフレッド以外に使用できる者が確認されていない。
欠点は、使用者以上の魔力精製能力を持った者には通じないということ。しかしながら、この闘技を使える時点で使用者の精製能力は群を抜いて高いので、まず無力化されることはない。
ちなみに2人の話によれば、この闘技はとある者に伝授されたらしい。その人物に関しては2人が明かさないこともあり、謎のままなのが現状。
・『流動』
自らの周囲の魔力を自在に操り、時には攻撃に、時には防御に転用する万能闘技。
瞬と重ね合わせてさらに速度をあげたり、魔力を押し固めて足場を作るなど、使用者の想像力次第で凄まじい力を発揮する。
砕動と組み合わせて使うことも可能で、その際には目に見えない圧倒的な攻撃を叩き込むことが可能となる。
・『砕動』
ありとあらゆる物を原子レベルで破壊し、残滓の欠片も残さずに消滅させる波動を送り込む凶悪闘技。
生物だけでなく、無機質な物質にも有用。確実に対象物を消し飛ばすその様は圧巻。
波動の範囲は使用者から1mと短いものの、流動と組み合わせることでそれを補うことができる。
・『代償』
召喚術の行使者が体の一部を差し出すことで、使役する精霊たちの魔力や能力を飛躍的に向上させる方法。
部位によってその後の結果が大きく変わる。ちなみに最も向上できるのは目玉で、それに次いで四肢だとされている。
差し出した部位はその場で精霊に取り込まれることとなるが、その時には激痛が伴う。残滓も残らないため、後に再構成術による再生も不可能となる。
力を与えたはいいが、その結果精神状態が不安定となって精霊たちを操ることができなくなる可能性があるため、よく考えて決断する必要がある。
・『分体術』
魂を複製し、新たに作り上げた体にそれを取り入れることでもう1人の自分を生み出す術。
ログネスが以前から研究していた術式で、施設におけるウィンたちの分離現象を基にして完成させた。
同一人物を複製するだけでなく、その能力を強化させることも可能とした。しかしながら、急激な変化には悪影響が出る。
実験をする間もなく実行した結果、ログネスはただでさえ不安定だった情緒が完全に崩壊してしまった。
研究を重ねれば安定することもできたかもしれないが、本体のログネスによって残滓すら残さずに情報は消されている。
「道具、兵器など」
・『シュバルツ』
様々な生物の特徴を併せ持つ黒い量産型生物兵器。
魂を持っていないため、何かしらの肉、そして設備が整っていれば簡単に量産が可能。
巨大な爪や硬質な尾などを持ち、対象となる者を執拗に攻撃する凶暴性は生物兵器としては優秀。
ログネスが考案したこの生物兵器の情報はレギオンズに協力の証として提供されている。
・『第25複合体』
第25遊撃特務実行部隊の団員をログネスが1つにまとめて作り上げた人間に近い何か。
中心となる副隊長のロン・ワイズマンの体にその他の団員の魂を詰め込み、結合させることで圧倒的な戦闘力を有する怪物となった。
顔面に空いた大きな黒い穴からは呪詛を含んだ霧を吹き出し、団員たちの分身を作り上げることができる。
ログネスに忠義を誓った第25の面々が自ら進んでこの姿となったため、異様なまでの結束力と揺るぐことのない亜人への恨みを持っている。
・『絶望邪神像』≪追加内容≫
アダムス・フォン・ロンギヌスが妻であり妹であるイブを中核として作り上げた生物兵器。
進行するだけでも被害がでるが、その体と跡に残る黒い空間が何もかもを飲み込んでいく。多種多様な攻撃方法を持ち、人類を絶望に叩き落す化身として圧倒的な完成度を誇っている。
ロンギヌス家の一族の魂に遺産として語り継がれ続けているため、ロンギヌス家の血が完全に途絶えない限り、どこかで製造される可能性がある。
アダムスと同等の力を持たない限り、本当の結末を見ることができない。力の至らない者には、最後は爆発して世界もろとも消えるという情報が見えるらしい。何故アダムスがそんな設定をしたのかは今のところ不明。
基本的には製造者の命令を聞くが、中核のイブの判断で独自に動くことがある。それでも脅威であることに変わりはない。
灰色の体色の形態からさらに進化を遂げることも可能。どの形態においても、全長100mを超えた時点で世界を崩壊させることができる。
行動に際しての動力源はイブと邪神の魔力と負の感情に、取り込んだあらゆる存在そのもの。その全てを内包した黒い球体は、力を蓄えるほどに強度を増していく。
「その他」
・『ダッサイ』
獺祭。おいしい日本酒。
ニポーン地域限定生産のお酒。ギリアムのお気に入り。
・『共鳴』
同調を超え、繋がって補うのではなく、お互いに魂を奮い立てることで無尽蔵に魔力と存在の力を生み出す現象。
ウィンとレインが初めて発生させ、圧倒的な力を見せつけることとなった。
生み出される力に武器がついていくことができず、最終的には己の肉体こそが最強の武器となる。
現在この不思議な現象を解明しようとアイザックとオズワルドが名乗りを上げているらしい。
・『聖人』
ウィンとレインの荒ぶる感情が表現された姿。
魔人の亜種、またはその上位種だと考えられ、見た目に反して何故か禍々しいものを感じられない。
寄宿舎とプレザントにおいてブレントに襲われた時に、この姿へと変貌した。
この姿からさらに新たな境地を切り開くたびに姿を変えていった。それらの姿は、ウィンたちの心の成長の過程を表していると、後にアイザックが推測している。
・『創造主』
ロンギヌス家の一族とそれにつながりを持つ魔術師たちが崇拝している存在。
世界の未来を選ばれた者を通して伝えていたとされ、絶対的な存在として崇められていた。
この存在によって予言された世界の崩壊未来が捻じ曲げられたことが、ロンギヌス家が激怒する原因となったらしい。
・『六強』
カダリアにおける最高クラスの戦闘能力を有する6人に与えられた称号。
新たに2人のメンバーが加わり、四強から六強へと改められた。
構成メンバーは以下の六人。
『ウィン・ステイシー』
『レイン・クウォーツゲル』
『レオ・ガーフィールド』
『アルフレッド・ヒューストン』
『シノン・ヴァーンスタイン』
『クラン・エイカー』
・『レギオン』
新世界の記憶の中に現れた博士が、世界に新しく付け加えた因子。
新世界の力を無理矢理に引き出すためだとして、全人類に現在この因子が組み込まれている。
因子には博士の思想と知識が含まれており、選ばれた者だけが覚醒して行動していく。その中でも真の目的にたどり着くのは限られているらしい。




