草津温泉ホテル櫻井 続き
1時間程休憩し、もう何処へも寄らず草津温泉ホテル櫻井に到着したのは3時、勿論温泉にゆっくり浸かりたいから。広々とした玄関とロビー、志賀高原から軽井沢を通ったときこのホテルを見ていたが、こんな立派なホテルだとは思わなかった。
部屋も落ち着いた和風、さあお風呂へ、いや広い、露天風呂もある、ゆっくり浸かって部屋に戻りあとは夕食を待つばかり。バイキングだが、品数が豊富であることは事前でチェック、楽しみ、楽しみ。
会場の前はもう大勢の人が、その中で小さな男の子が父親の両手を梃子にでんぐり返りをしている、2,3回上手く出来た時、ふとした弾みで父親と子供の手が離れ、子供は強かにおでこを打って大きな声で泣き出した。
それを見た母親が抱きかかえたが暫く泣きやまず、少しうるさかったがそれも束の間、豪華な会場の扉が開くと、宴会場は眩い光に包まれ、入り口近くにバイキングコーナーの色鮮やかな風景が飛び込んでくる。
さあ楽しみな夕食、品数の何と多いことか、刺身も沢山ある、勿論デザートも。皆、頻繁に取りに行く、我々も負けてはならない。大いに堪能し部屋に戻りまたお風呂へ。
8時半から草津名物湯もみショーがある、ホテル内の土産物コーナーでは試飲もある、何と飲み放題、5本程並べてあるので、試してみるが結構美味い、群馬の酒もやるなあと感心し2本購入。
会場に着けばもう人だかり、幸い席が取れたので待っていると、男の人がショーの説明を、床にはお風呂場に見立てたセットが用意され名物の湯もみ板が、参加者にはホテル内で使える500円の商品券が出るというので、響子ちゃんが私を促す。
並んで待っていると順番がきたので、説明を聞きながら4、5回板を裏返すともうそれで終了、目出度く500円ゲットしました。因みに、ショーの始まりで湯もみしていたのは男衆。
しかし楽しみはこれからが本番、草津に来たからには何と言っても湯畑を見ないと、幸いホテル櫻井では定期的にバスが出ているので宿泊客はそれを待つだけ、宏ちゃんは部屋で待っているというので3人で。
湯畑の廻りはもう大勢の観光客で溢れている。もうもうと白煙を上げ、豪快に流れ落ちる豊富な温泉の周囲に柵が取り囲んでいるが、その支柱ひとつひとつにここを訪れた人達の名が刻みこまれてある。戦国武将から著名人まで、まさに此処は皆が愛した桃源郷だ、そんな感慨に浸りながら宿に戻りいつものように寝酒を、こうして1日は終了。
朝風呂に入ってから、朝食のバイキング会場に向かうともう人で溢れている。広々して明るく、解放感が身も心も包む、それぞれに好きなものを運びゆったり食事すれば、もう出発の時間だ。
フロントで哲也がチェックアウトの手続きをしている間に、係の人が玄関まで乗用車を準備してくれている、挨拶して乗り込み、宏ちゃんだけ見ていない湯畑を一周すれば、昨日に引き続き快晴の下、ハンドルも軽く今日は再び志賀高原を越える絶景コース。
それぞれの道の駅で楽しみながら新津インターチェンジから新潟自動車で家に着いたのは予定通り6時半、夕食では湯畑の話で盛り上がり、もう次何処に行こうかといつものように日が暮れて今回の旅も無事終了。