思考少女は床の上 “普通”
普通ってなんだろう? 「普通に考えてそれはありえないっしょ」「えっ? それ普通じゃね?」……よくわかんない。普通とはあまねく通じること、大根底であり周知の事実ってことなのかな? ならばそれはどういうことだろう? 私の振る舞いが普通ではない基準はどこだろう? 基準なんてあるのかな? 私は十人十色という言葉が好きだ。しかしそれは個性に関してだろう。でも個性ってなんだろう。どこまでが個性なのかな? 個性にも普通ってあるのかな?
私は普通というのが個性だと思う。正義も個性。普通の基準なんて個人個人で違うもの。自分の個性を普通という言葉で守っているだけ。他人を責めるために普通という言葉でつつくだけ。普通なんてないんじゃないかな? 私はそう思いたい。そう思っていないとダメ。
でも、もしかすると私は普通に縛られたくないから、個性という言葉で自分を守っているだけかもしれない。自分が特別でありたいからそう思っているだけかもしれない。それでも普通を気にするってことは、私は普通でありたいのかな?
……明日も普通を求めて私は行動するのかな? そうしてまた……。
明日のことを考えても分かんないよね。そのときどきを行動してまた考えよう。
だからもう今日は寝よう。寝なきゃ。もう寝なきゃだめだ。