『甘えん坊なツインテール』
なんてことだ、この僕が苦戦を強いられるなんて。
相手が強過ぎる、気をしっかりがっちりもっちり持て、ガッツだ。もっちりは余計だったか。
苦しい、こんなに苦しいなんて。
今、僕は敵と戦っている真っ最中だった、その強敵の名は睡魔。
「ね、眠いですね……」
遅くても夜の12時には寝るようにしているのだが、昨晩はそれが出来ない理由があったのだ。
僕の恋人、鮎原夢と昨日電話でおしゃべりしたのだが、まさか夜中の2時にもつれ込むと誰が予想したか。
昨日の彼女は男勝りな娘だった訳で、か弱い僕は何も言えなかったのだ。
「どうしたんだ白原、眠そうだな?」
「いえ、大丈夫です先生」
不思議そうに顔を覗き込んで来る御仁がいた。僕が助手をさせてもらっているカメラマンだ。人物、野鳥、自然、どのジャンルの写真も高い評価で指示されている方だ。ちなみに写真集も売れている。
「今日は珍しく多忙では無いから部屋の片付けよろしく。昼から仕事入ってるから出かけるぞ?」
「分かりました。……あの先生、着替えた方が良いですよ」
「ん~面倒い」
先生はこの事務所で良く寝泊まりをしている。どうも自宅に帰るのが面倒臭いらしい。まあそこまでは良いとして、先生の格好が問題だ。上は大きめのシャツ一枚に、下半身は下着のみ。シャツで下は見えなくてワンピースのようになってはいるが、一応先生は女性なのだからどうにかして欲しい。
うん、目のやり場に困るんだよね。だけど、普段なら肩に掛かる長さの栗色の髪はサラサラなのだが、頭の上で爆弾でも爆発したかのようなグチャグチャな寝癖のオンパレードだ。
尚且つ、分厚い眼鏡でガリ勉学生に見えてしまい、せっかくのシャツ一枚なのに色気が無い。
本当に残念だ。
またやっちゃった。頭の中で穴を掘って叫ぶ。恥ずかしくて。
しかし、ちゃんと髪を整え、眼鏡をコンタクトにすればそれはそれは絶世の美女クラスに変身だ。仕事先に行く時のみ、その姿を拝めることが出来る。
そんな彼女の名は空月九十九、決してきゅうじゅうきゅうでは無い、ちなみに。
「ね、ね、わたしさ、お腹減ったんだよね。近くのコンビニにパシられて欲しいな~」
「先生、やっぱり毎日家に帰った方が良くないですか?」
「うるさいな~。ほれお金、サンドイッチとおにぎりね」
聞く耳無しか。仕方が無い、ここでは先生がボスなのだから逆らう訳にはいかない。
事務所を出ると目の前には木々がずらりと並ぶ。道は整備されて無く、農道になっている。目の前には山が聳え、近くには田んぼや畑が並ぶ。ここは都心を離れた田舎だ。しかしド田舎ではない、何故なら直ぐ近くにコンビニがあるのだ。
言うなればプチ田舎。ネーミングセンスが無いな。恥よ僕の脳みそ。
良い写真を撮る為に自然は欠かせないそうだ、それに眺めているだけで癒されると。うん、そこは共感するのだが、格好だけはなんとかしてもらいたい。
歩いて10分、丁度舗装された道路に変わる場所にコンビニがあり、目的のものの購入に成功。後は帰るのみなのだが、阻むように携帯が鳴り響く。こんな田舎でも使えるとは素晴らしい。
「はい」
『質問があるの』
前置き無しだな、そしてこの声は彼女だ。鮎原夢、僕の彼女。
さて、今日はどの彼女か。
「……えっと、なんですか?」
『あのね、あんことキムチどっちが良い?』
「……はい?」
なんだその脈絡がないクエスチョンは。ま、甘い物と辛い物なのは分かるが、どういう経緯でその質問になったのか教えてほしい。
とりあえずなんのことかを訊くのが良いだろう。
「えっと、それは一体なんのことでしょうか?」
『良いから答えてぇ! 答えないと電話切っちゃうぞ!』
別に構わないのだけど、そう言ったら後が怖いからね、仕方が無いどちらかを答えようか。
あんことキムチ、謎のクエスチョンに挑む僕の選んだ答えはこれだ。
「それではあんこで」
『あんこだね、分かった、じゃあ後でね!』
そして通話は終わった、謎のまま。うん、気になる。少しの間訳が分からずフリーズ。とりあえず戻ろうか、きっと後で分かるさ、そう願いたい。
だがこの時の僕は知らないのだ、この選択が僕の運命を変えるということに。と、大袈裟にしてみた、面白半分で。
それから事務所に戻り仕事に集中。終わったのは午後4時、今日はもう帰っていいそうだ。いつもより早い、大抵は6時くらいなのに。ま、良いかたまには。
僕の愛車、青色の軽自動車に乗り込み家を目指す。事務所まで車で20分くらいで着く、車だと近いけど歩いたらとんでもなく時間が掛かってしまう。
さすがは僕の愛車、君のおかげで楽させていただいてます。
寄り道もせずにアパートに到着した。2階建で部屋は4つ、僕の部屋は上の右側。一階には大家のお婆さんが住んでいて、その隣りは空室らしい。
僕のお隣りさんは姉妹が住んでいる、美人なお姉さんと中学生くらいの女の子。ボロアパートの住人情報はこんなものかな。
駐車場に車を止め、自分の部屋を目指す途中に見知った顔を発見。そう、彼女だ。黒髪のツインテール、そうか今日は“彼女”か。
「あ! 十夜~おっ帰りぃ~!」
走り寄り僕に抱き付いて来た。うん、可愛いな。
と次の瞬間、彼女の唇が重なる。はい、キスです。
「ぷはぁ! えっへへ、お仕事ご苦労様のチューでしたぁ! 早くお部屋に行こ!」
「は、はい」
腕に抱き付かれながら部屋を目指すが、柔らかな感触が押して来る。気持ち良いねって、僕の馬鹿野郎。頭の中で穴掘って叫ぶ、恥ずかしくて。
部屋に到着し、明かりを点けてゆっくりまったりとすることに。今日も頑張りました。
さてと、さっきからずっと僕にしがみついて離れない御方に話を訊こうじゃないか。
今朝の謎めいた質問を。
「夢ちゃん、今朝の話しなんですが……」
「ああ! 忘れてたぁ~。あのね、あのね、十夜があんこが良いって言ったからこれ買っといたよ~! はい!」
手渡して来たのは小さなコンビニ袋で中に何か固体が世界に出現するのを静かに待機していた。それに冷たい、なんだろう嫌な予感がセール実施中って感じだ。
意を極限にまで決し、袋に手を突っ込む。ああ、神よ僕を守りたまえ。
手に冷たい感触が、そして細長い。うん、僕の直感が嫌なことが起きますよご覚悟をと助言を申請。行くぞ、潔く逝こうじゃ無いか。
袋からそれを取り出す、現れた中身はアイスだった。
その味はとは……。
ゴーヤあんこ、ぬか漬け風味。
「十夜があんこが良いって言ったからこれにしたんだよぉ~。えっへへ、夢、偉い?」
「はい、素晴らしく偉いでしょう」
満面の笑みで答えた、気持ちと表情は相容れないけど。また妙なアイスを。ゴーヤあんこ、ぬか漬け風味か。ちょっと待て、もしキムチを選んでいたならどんな物が。
何気にアイスの袋を眺めると、妙で怪しい味を気合いで食べ切ろうシリーズその5、と表記してあった。
「そっか、シリーズ5なんですか」
「食べて、食べて!」
「は、はい、頂きます」
袋から出すと、何やらドブ川みたいな色。気合いで頂くことに。いざ逝かん。
一囓り。うん、気合いで食べないととても食べられそうに無いお味だ。舌を動かす度に涙がポロリ。シリーズ5と言うなら、意外に売れている?
「……これって売れてるんですか?」
「うん! 大人気商品なんだってぇ~! えっとね~、合コンとかでぇ、何かのゲームの罰ゲームでうけてるんだって!」
納得した。こんなものが売れるなんて何か理由があると思ってたよ。普通は美味しいから売れる。それを逆に不味さを追究し、ヒットした。発想の転換と言うべきか。
「ちなみにキムチだったらどんな味だったんです?」
「えっとね、イチゴジャムキムチ、酢醤油風味だよ!」
あははは、どちらを選んだとしても地獄は地獄か。ちなみに彼女は美味しそうなバニラを食べていた。羨ましい視線を食らえ。
「ダメだよ! バニラあげないもん!」
「……撃沈」
あはは、美味しいアイスを堪能して数分、僕達はまったりむっちりとテレビを観賞する。あ、むっちりは余計だったか。
ただ、胡座をかく僕の足は今動かせない状況に晒されている以外は。
「えっへへ、十夜の太股枕は柔らかいね~」
太股辺りに彼女が頭を乗せている訳だが、ごろごろと良く頭を動かすからこそばゆい。でもその仕草は子猫みたいで可愛らしい。うん、食べちゃいたいくらい……やっちまった。穴掘って、あーー! と叫ぶ。恥ずくて。
「ねぇ十夜、今日泊まって行って良いかな?」
何? 今なんと言ったのだこの子猫は。
「えっと、お家の方が心配されるのでは?」
「大丈夫、友達の家に泊まるって了解済みだよ!」
それって最初から泊まる気だった訳であって、僕の有無は関係ないと?
「どうしたの困った顔して……ああ分かった! 大丈夫、着替えはちゃんと持って来てるんだから!」
大きなバックを取り出し、中に手を入れてゴソゴソと。何かを探しているらしいが何だろう。
数秒後、お目当てに巡り合うことが出来たらしい、嬉しそうに取り出したものを僕に手渡す。
「ん? なんですかこれは。柔らかくて、布らしき……な!」
我が手に封じられし物を開け放ち、広げてみてあらびっくり。そこには直接肌に触れて穿く物が。特に下半身に。
簡潔に言おう、それぱパンツだった。白と水色の縞パンという奴。
「ほらね、着替えだってちゃんとあるんだから。あ! 後ね……ほら!」
黒色のニーソックスを取り出し、次は白いシャツを。
「今日はこの格好でいるからね! 男の人ってこんなのが好きなんでしょ?」
「一部ですよ、一部!」
「一部? じゃあ十夜はどうなのかなぁ? よし実験だ! シャワー借りるね! で、この格好してくる!」
と言ってすたこらさっさとシャワーを浴びに行ってしまった。
うん、実は結構楽しみで……馬鹿野郎! 穴掘れ、そして叫べ!
シャワーの音が聞こえて、来なかった。どうしたのだろうと心配を捕まえたところで彼女がシャワー室からひょっこりと顔を出した。いやはや、可愛いな。などと思っていたのが間違いだった、彼女の爆弾発言が殴り掛かって来たのだから。
「あのね十夜、一緒にお風呂入ろ?」
鉄砲で頭ズキュン、的な衝撃が襲って来たのだ。
上目遣いのウルウルとした瞳が堪りません。
「ど、どうしてですか?」
「だって1人だと淋しいんだもん。十夜が横にいてくれたら夢、嬉しいのぉ! ねぇ、良いでしょ?」
ふふふ、嫌々なんて小悪魔な台詞を。僕がそんな魔の手に落ちる訳が無いじゃないか。本当は入りたいけど、って僕のお馬鹿! 穴掘れ、そして以下同文。
「うう~、十夜は夢が嫌いなの? 夢なんかいらないんだ」
「そんな事はありません! 夢ちゃんは大切です!」
「じゃ一緒に入ろぉ!」
がっちりと腕に抱き付かれてふくよかな二つの凸が誘惑を開始。ま、負けない、僕は負ける訳にはいかないのだ。
そして僕が苦しみの果てに見出だした答えは。
「えっへへ、シャワー室狭いから十夜との距離が近くて嬉しい~!」
「そうですか」
負けちゃいました。だって僕は男なのだから。
だが、僕はある秘策を実行している真っ最中だ、これならいろいろと大丈夫なはず。
「十夜足元気をつけてね、あ、そこ段差」
秘策とは視野を閉ざし、完全に視覚を絶つ方法だ。簡単に言うならタオルで顔を縛って目を隠した訳だが。
今、彼女(裸)に手を引かれている訳だ。うん、全然見えないや。
「えっへへ~、十夜とシャワー~、十夜とシャワー! はい、十夜も歌って!」
「へ! あう……ゆ、夢ちゃんとシャワー~、夢ちゃんとシャワー……」
なんだこの状況は、裸の男女が狭い狭いシャワー室でオリジナルソングを歌う。内容はこうだが、傍から見れば羨ましい映像だろう。
とにかく早く体を洗って出なければならない、そうしなければ理性が。
「十夜、十夜、夢が体を洗ってあげる~! えっへへ、ゴシゴシ~!」
「ひっ! ちょ、ちょっと待って下さい! そ、そこは……」
「背中ゴシゴシ~! 腕もゴシゴシ~! 手もゴシゴシ~! ……あれ? ここは……」
「だ、ダメです! そこだけはーー!」
何処かは内緒という方向で、それからは天国と地獄の同時攻撃に死にそうになりながらどうにかシャワーを終了。
本当に死ぬかと思った、どっと疲れてしまう。
「はあ、生きてる……」
「ねぇねぇ十夜、こんな服はどうかな?」
「はい? ……な、なんですかその格好は!」
目の前に現れたツインテールはとんでもない格好をし、驚かせる。上は男物の大きな白いシャツを悪戯っぽく纏い、胸の谷間がちらほら。ここまでならまだ理性は生きているが問題は下半身だ、青と白の縞々が美しいショーツをしていてズボンもスカートも穿いてない。それプラス黒いニーソを穿いていて、目茶苦茶エッチな姿に発情しそうだ。
て、僕の馬鹿野郎、穴掘って叫んでやる。
「どうかな十夜、ムラムラするぅ?」
「あ、えっと、その、つまり……し、下を、ズボンかスカート穿いて下さい!」
「え……十夜はこの格好じゃムラムラしないの? もっときわどいのが良かったかな~?」
もっときわどいのってどんなのだろうか。見てみたい。
違う、違う、これでは僕が変態みたいじゃないか。どうにか説得し、スカートを穿くことを了承してくれた。
一時はどうなるものかと冷や冷やしたがなんとかなった、あのままでいられたなら僕は今頃理性を失った動物と成り果ててただろう。
「そっか~、十夜は縞々が好きなんだ~。今度からはなるべく付けて来るからね!」
「ち、違いますよ! 僕が好きなのは……えっと、なんでもありません」
「ん~? 気になるなぁ、教えないとこうだよ! えい!」
ドンと突き倒されて馬乗りになった彼女、なんとも危なげでやらしい光景だ。
おもむろに彼女は万歳するように腕を天に向かわせる。
「行っくよ~、夢必殺の脇こちょ!」
スルリと僕の脇に侵入を容易く許してしまい、指が暴れ出す。
耐え切れずに脇から脳に指令を下し、脳は笑えと命令を。
「ぎゃはははは! や、止めて下さい夢ちゃ……ぎゃはははは!」
「えっへへ、どうだ参ったか!」
それから数分後、僕は生ける屍となったのだった。三途の川がちらほらと垣間見たような気がする。なんとか落ち着きを取り戻した彼女はお腹減ったと主張し、野菜炒めを作って二人で食べた。
「えっへへ、ちょっと焦げてるけど十夜が作ってくれたから美味しいよ!」
「そうですか、それは良かった」
「じゃあ~、十夜にご褒美あげるね!」
テーブルから身を乗り出し彼女に唇を奪われた。
だが、いつもと違いなんと彼女は舌を侵入させて来たのだ。
「んっ……」
絡み合う中、僕は頭がどうにかなりそうな程興奮を覚えて固まるしかなかった。
数秒後に糸を引きながら唇が離れ、彼女のウインクが僕を焼く。
「どうだったかな?」
「えっと……その……」
「えっへへ、もう十夜はウブさんなんだから、ここは最高だったって言わなきゃダメ」
「……さ、最高でした」
恥ずかしい、頭の中に穴を掘って叫ぼうとすると……。
「えっへへ!」
バズーカ程の威力を兼ね備えた笑顔に胸を貫かれてしまう。こんなに可愛い人が彼女だなんて、幸せ者だな本当に。
照れ隠しにおかわりはいるかと訊くとまたあの笑顔。
嫌々、素晴らしい。
食事を終えた後が大変だった、食器を洗っていると左腕に彼女が抱き付いて来て洗いにくい。食器を洗ってるから離れてと言うと「やだ! 十夜の側にいるの!」とを言われてしまう、可愛いから仕方ないかと間抜けなことを言ってしまう始末。
どうやら僕は情けない話だが、彼女に逆らえないらしい。
毎日が楽しくて仕方が無い、こんなこと幼い頃の僕には想像も出来なかっただろう。
笑顔と言うものを……。
時計の針がいつの間にか全て天辺を示そうとしていた、もう寝なければ明日に支障を来すな。そんな訳でテーブルを片付け布団を敷く。もう一枚敷こうとした時だった、彼女が妙なことを口走る。
「十夜、布団は一枚で良いんだよ?」
「え? でも夜は寒いですよ?」
「あ、そういう意味じゃないの! 一緒に寝れば一枚で良いのです! えっへへ、夢は天才だよ!」
はい? えっとつまりあれだ、一つの布団で健全な男女が狭い空間で一夜を。
待て待て待て、それはさすがにやばいのでは?
嫌々、僕らは恋人同士ではないか、一緒の布団で寝るなんてことで動揺するのはおかしいのだ。おかしいの? おかしいの!
「えっと、でもそれは……」
「十夜は夢のこと嫌いなの?」
「そんな馬鹿な、大好きですよ」
「じゃ一緒に寝よ!」
そんな訳で一緒に寝ることになったのだが、やはり緊張してしまう。当たり前だ、可愛い彼女が隣りで添寝してくれることに興奮と感動を覚えない男がいようか。
覚えないならそんな奴男じゃない! って落ち着け僕よ。
穴掘って、その中に氷を流し込む。頭を冷やせ。
「えっへへ、お邪魔するね! それ!」
「…………うう」
僕の左腕を枕とし、チョコンと可愛らしくて頭を乗せる夢ちゃん。彼女はそれから胴体に手を回し、抱き付く形で寄り添う。
柔らかな感触(特に胸)が僕を刺激し、興奮を生産させた。
やばい、やばい、やばい、彼女の甘く良い香りが嗅覚を殴る。
「夢信じてるから、十夜のこと信じてるから……だからお休みなさい」
「はい、お休みなさい」
深まる夜の片隅で、眠りにつく彼女の横で僕はなかなか眠れなかったがどうにか就寝できた。
可愛らしい彼女の寝顔を脳裏に焼き付けながら……。