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何が起きてるのか理解できなかった。いや…、理解はしていた。ただ、それを受け入れたくなかった…。天宮が…アダムに負けて、殺されたという事実を…。
力なく、まるで糸が切れた操り人形のように、地面に崩れ落ちる天宮。自分にとって大切な人間が、ただの肉の塊になってしまった…。もはや、あそこで倒れている人間は、天宮じゃない。天宮だったモノだ…。
(天宮…、君を守りたい!)
守れなかった!畜生、畜生畜生畜生!!!
あの時、学校の屋上で叫んだ言葉が、頭の中で繰り返し響いている…。
(お腹がバコバコなの。)
(谷川君!)
今までの天宮との思い出が、頭の中で鮮明に浮かんでくる。
うううぅぅ……、天宮。まだ…、俺は君に告白してないじゃんかよ…。自分の気持ちを伝えてないじゃないか…。くそっ、情けなくて…、悔しくて…、涙が止まらねぇ…。
「ヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!これで最大の障害は消し去ったぞ!ギャハハハハハハハハハ!」
〜祖なる者〜
能力発動!
HP全回復!
HP 99999999999999999999/99999999999999999999
「クックック…、なーにがランク1位だ!こーの雑魚野郎が!ギャハハハヒャヒャヒャヒャヒョッハー!!!」
ベキッ!!!
……なっ!?天宮の顔を、まるでボールのように蹴飛ばしやがった!
「………ゴミめ。」
……プッツーン!
俺の頭の中で、何かが弾けた。
「うがあああああああああああああああああああああ!!!アダム、テメェは絶対に許せねえ!」
「ああ?なんだ?」
〜そらとぶユパ様〜
ナウシカ鎮魂歌!
蘇生!
覚醒!
LV 2174
HP 3000/3000
職業 皇帝ニート
武器 聖天自堕落巨神剣
防具 青き血で染まった衣
能力 ニート・THE・END
「なんだ?死んでなかったのか…、大人しく寝てればいいものを…。起き上がった事を後悔するがいい!」
〜そらとぶユパ様〜
VS
〜祖なる者〜
「その蘇生効果は、能力によるものだね?じゃあ、無効化すれば、また君は戦闘不能になるわけだ♪」
〜そらとぶユパ様〜
祖なる者能力発動!
能力無効化!
「じゃあね〜。」
〜そらとぶユパ様〜
能力無効化を無効化!
「はあ!?無効化を無効化!?なんだそれは…。」
「………天宮。」
「あ?」
「………よくも、天宮を!!!」
……天宮。君の敵は、絶対に討つ!力を貸してくれ…。
〜そらとぶユパ様〜
超激鋼鉄槍・斬炎を拾い上げた!
武器 聖天自堕落巨神剣
武器 超激鋼鉄槍・斬炎
「剣と槍の二刀流?ハハハッ、そんなんでまともに戦えるのか?」
「うおおおおおおああああああああああ!!!」
「なっ、何をしてるんだ!?」
〜そらとぶユパ様〜
武器融合!
武器 超激自堕落聖天剣・地獄斬焔
「………アダム、お前を倒す!」
「武器融合!?初めて見たよ…。じゃあ、僕も武器を使わせてもらおうか!」
〜祖なる者〜
武器 撃神槍・神殺し
「直ぐにあの女の所に送ってやるヨ♪」
〜そらとぶユパ様〜
祖なる者の攻撃!
撃神槍・神殺し!
突き!
「………フッ。」
受け流す!
MISS!!
HP 3000/3000
「ムッ!?受け流した?」
〜そらとぶユパ様〜
祖なる者の攻撃!
乱れ突き!
……何故だろう?さっきまで、恐ろしい速さで攻撃していたアダムが、急に鈍く、そして…のろく感じる。アダムの斬撃を難無くかわし、反撃に移る!
MISS!!
MISS!!
MISS!!
MISS!!
MISS!!
そらとぶユパ様は回避した!
足元からの強襲!
切り上げ!
いっけえええ!
「喰らうか!」
なに!?まるで棒高跳びのように槍に捕まり、俺の斬撃をアクロバチックな動きで回避しやがった!そのまま空に跳ね飛んだアダムは、俺に向かって落下しながら、勢いをプラスして槍を振り下ろしてきやがった!
MISS!!
アダムは回避した!
アダムの反撃!
空からの襲撃!
「うおおお!」
俺は空中にいるアダムに向かって、薙ぎ払うように剣を振るう!槍の矛先の部分と、剣の刃が火花を散らしながらぶつかり合い、鈍い音をたてて衝突する。
MISS!!
そらとぶユパ様は防御した!
アダムは空中で一回転して、体制を立て直して地面に着地する。さりげなく、あの空中で一回転しながら姿勢を直して着地する技に、憧れている俺…。え?なんでかって?カッコイイじゃん!ナウシカもサンも、あれを軽々とやっている…。子供の頃に、挑戦して頭から墜落したのは秘密だぜ!
「驚いたな…君、かなりの腕だね。」
「お前に何を言われても、嬉しくなんかないね。」
「ふふふっ、生意気BOYだね♪ムカついたから、本気で相手してあ・げ・る!」
……ヤレるもんならヤッて見ろ!俺は絶対に負けねえ!
〜谷川大和〜
覚醒中♪
触れるな危険!