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〜???〜

飛躍する力!

攻撃スピードアップ!

敏捷効果!

移動スピードアップ!


「なっ!?」


これまでとは、桁外れの速度で攻撃してくる触手達…?………達?なんか、おかしくない?

……なんて事を考えていたら、隙をつかれ、右足を絡め取られて、空中から無理矢理引きずり落とされた…。すさまじい速度で落下しながら、地面に叩き落とされる。全身を襲う衝撃に堪えながら、なんとか逃げ出そうとするが、ありえないくらい強い力で右足を絡められ、どうする事もできない。


〜AMAMIYA〜

???の攻撃!

絡め取る!

HIT!!

叩きつける!

飛行能力強制解除!

墜落!

HIT!!

振り上げる!

叩きつける!

HIT!!


そのまま何度も地面に叩きつけられ、HPがどんどん減っていく…。クソッ!このままじゃ…、負ける!なんとか…、なんとかしなきゃ!







「着いたぜ。」


「………はぁ。」


日本最大級のEARTH・PERIODの施設、EARTH・FANTASYのヘリポートに降り立った訳なんだけど、なんだか人が全然いない…。どうなってんの?


「あっれー?っかしいな…。出迎えがいる筈なんだけど…。」


「勝手に入っていい訳?」


ズンズンと施設の中を突き進む優柔不断。つーか、マジ誰もいねえ…。すっげえ不気味なんですけど。すると、なんだか慌ただしく、通路を駆け抜ける人間が一人。優柔不断は、慌ただしい男に声をかけた。


「なんかあったのか?」


「あったなんてモンじゃねえ!アダムとチャンピオンが一騎打ちで戦ってんだ!」


……え?天宮が!?マジで!?


「「おい、それ本当か!?」」


……ハモった。優柔不断とハモった。見事なハモりっぷりにアッパレじゃ。


「今、モニタールームで中継されてる。みんなそこにいるんだ!お前らも来いよ。実質、チャンピオンがたおされたら、地球に未来はない!」


「すぐ案内しろ!早く!!」


それを聞いた俺は、自分の中の天宮に対する思いが、弾けるような感覚に陥った。長い事天宮と会ってなかったし、人類の運命を背負って戦ってる天宮の姿を思い浮かべたら、いてもたってもいられなくなった。さっきまでのテンションの低さは、もう既に吹き飛んでいた…。


〜谷川大和〜

テンションアップ!

やる気アップ!

天宮大好き!

行動スピードアップ!


「言われなくても案内するよ!こっちだ。」


慌ただしい男は、これまた慌ただしく俺達をモニタールームとやらに案内する。すると、歓声?というよりは、興奮を抑えられないような怒声が、先の通路から響いてきた。多分、あそこに人が集まっているんだろう…。

じゃあ、あそこがモニタールームな訳?


「うおっ!?マジでけえ!」


俺の視界に飛び込んできた物、それは、映画館のように巨大で、圧倒的な大きさのスクリーン!そのスクリーンに映し出されていたのは…。


「天宮!………と、祟り神?」


そう、もののけ姫に出て来る祟り神みたいな化け物が、天宮を何度も地面に叩きつけている!既に、天宮のHPは八割が減っていて、なすすべなくやられている…。


「チャンピオンが……。」

「もう駄目だ…。」

「地球は終わった…。」


悲壮な声が、周りから聞こえてきた。なんで、黙って見てる訳?なんで助けに行かない訳?恐いのか?まあ、ぶっちゃけ俺も恐いけど、気付いたんだ…。天宮がいない世界で、逃げ延びても意味はない。好きな子となら、例え死んでも本望だ。


「なあ?ゆうちゃん。」


「あん?ンだよ?」


「あそこに転送はできないの?」


「ばっ、馬鹿!チャンピオンが一方的にやられてんだぞ?今乱入しても、返り討ちに合う…。作戦を練る時間もないし……」


「俺が聞いてるのは、あそこに転送できるかどうかだ!!!」


辺りが静まり返る。ヤッベ、つい怒鳴っちゃった♪みんな俺を見てるし、マジ恥ずかしいんですけど…。


「……乱入ボタンって、あるだろ?」


「ヘッドスコープの?」


「ああ…、あそこは多分、EARTH・PERIODの地下施設のどこかだ。あそこに転送軸を合わせて、乱入ボタンを押せ。」


「わかった。ありがとなゆうちゃん。」


え〜っと、軸を合わせてっ……と。よし、こうだな?



〜AMAMIYA〜


VS


〜???〜

乱入しますか?

YES/NO

YES!

転送開始……

完了!


乱入者出現!

〜AMAMIYA〜


VS


〜???〜

〜AMAMIYA〜

〜そらとぶユパ様〜


VS


〜???〜


「……え!?谷川君?」


「フルガアッジヤアアアアアアアアアアア!」


……何あの化け物?威嚇ですか?マジキモい…。


「腐海一の剣豪を受け継ぐ者、そらとぶユパ様参上!」


……決まった!マジかっけ〜。









「なあ?さっきの奴は誰だ?見ない顔だったけど…。」


「あん?そうだな…、アダムに勝てるかもしれない可能性を秘めた、そらとぶユパ様だ。」


勝てよ、谷川…。









「祟り神もどきめ…、サンを…じゃなかった。天宮を離せこの野郎!」


〜谷川大和〜

気合いMAX

やる気MAX

最終決戦!

テンション超アップ!

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