表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
54/74

52

「じゃあ、転送するわ。」


一瞬、目の前の視界が歪んだかとおもうと、次の瞬間、私とアダムはあの地下闘技場に転送された。アダムの能力、瞬間移動・転送。自由に現実とEARTH・PERIOD、さらにアダムの楽園にと行ったり来たり出来るのは厄介だな…。

爆遊会館の地下闘技場。ふだんは、ランク昇格戦や、有名な政治家・芸能人など、選ばれた人間が集い、プレイヤー同士の戦いを観戦したり、大金を賭けて遊んだりする。EARTH・PERIOD唯一の観戦施設ともいえる。それゆえに、一般人は絶対に入り込めない。


「……アマちゃん、雰囲気かわった?」


「…しゃべんな。」


「まるで、空腹で殺気を剥き出しにする狼のようだ…。何かあったの?」


アダムのこの言葉に、頭の中で何かが弾けた。何かあった?……何かあっただと?貴様、美咲さんを殺しておいて、何かあった?だと…。


「……殺す!」


「おー、恐い恐い♪」


〜AMAMIYA〜

LV 208763514209

HP 390541238712/390541238712

職業 女神

武器 勝利の神弓・バ

防具 女神の衣

能力 極楽殺弓

戦績 587412365勝0敗0引き分け

アダム挑戦歴 16回目に挑戦中!


「んんん!?なんだその桁外れのLVは?」


「お前がご丁寧に、EARTH・PERIODから地球に送り込んだ世界中のモンスターを、ほぼ全て私一人で倒し続けた。」


それだけじゃない。世界中を飛び回ったついでに、その国にいる有力なプレイヤーに、戦闘を吹っ掛けながら、この一ヶ月間を過ごした。そのおかげで、LVは桁違いに跳ね上がり、職業も最上級職業にLVUPした。もちろん、能力と武具もだ。……全ては、アダムを倒す為に!


「これはおもしろくなりそうだ。僕もちょっとリキまないと、やられるかも♪」


〜アダム〜

亜空間の武器倉庫!

血塗られた槍!

地獄槍・デーモン!

武器 地獄槍・デーモン!


「ふふふ…、僕が武器を使うなんて、滅多にないんだよ?」


「……それがどうした?」


〜アダム〜

AMAMIYAの攻撃!

神速のアロー!

CRITICALHIT!!

HP −/−


「…むっ!?」


神速のアロー!

滅亡のアロー!

神速のアロー!


HIT!!

HIT!!

HIT!!

HIT!!

HIT!!

HIT!!

HIT!!

HIT!!

HIT!!

HIT!!

HP −/−


「はっ、速い!攻撃モーションが、まるで見えない!クソッ!」


「黙れ、死ね。」


〜AMAMIYA〜

防具オート能力発動!

女神転生!

能力攻撃無効化!

攻撃力・速度アップ!


「アダム…、お前は今日、ここで私に倒されな。」


「……いい気になりやがって、やれるもんならやってごらん♪」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ