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EARTH・PERIOD


GAMESTART

新規キャラ作成/転送

UNDERCORD

逆転送!

アバターのデータを現実世界にインストール中………。

2%完了……


「うまくいってくれ…。」


……店員こと、大橋進おおはしすすむ。初めて私の視点で物語が進むので、緊張しているのはスルーしてもらいたい。アダムは、神に等しき力を持っている。EARTH・PERIODの内部に潜り込むなど、奴にとっては朝飯前だろう…。アダムに、不可能は無い。それほどの力を、奴は秘めているからだ。既にアダムは、EARTH・PERIODのメインシステムの70%を掌握。転送装置を思いのまま操り、モンスターを現実世界に送り込む。何故、そんな面倒な事をするか?おそらくアダムは、楽しんでいる…。奴がその気になれば、2秒で地球は滅ぼせるのだ。どうやって?簡単さ…。アダムの楽園にある、地球をテキトーに壁にぶつければ、めでたく地球は壊れ、世界滅亡。スケールが違い過ぎる話しだ…。アダムの楽園にある地球は、野球ボール程の大きさのプラモデル。チャンピオンが言うのだから、間違いはなかろう…。だが、人類も黙ってやられる訳にはいかない。EARTH・PERIODのアバターを、現実世界にインストールして、本人の身体に直接ダウンロードする方法を、私はあみだした。……………ってか、U.S.Aの研究所から教えてもらった。あとは、プレイヤー達が来るの待つだけなんだが…、外は酷い有様で、まだ誰一人として入店してこない。






「ヤバイ…、やばいヤバイ矢婆伊!とにかく、爆遊会館にいかないと!」


必要最低限の荷物をまとめ、爆遊会館へ急ぐ。町は、既に以前の面影はなく、舞い降りたヘルドゥ竜によって、壊滅的な被害がでている。逃げ惑う人々に、阿鼻叫喚の叫び声。ヘルドゥ竜から吐き出される炎が、それに、より一層拍車をかける。まさに、地獄絵図!


キィーーーーーン!


自衛隊の戦闘機?いや、アメリカ?よくはわからんが、爆音を大空に響かせ、どんどん数が増えていく。だが、ヘルドゥ竜の攻撃によって、呆気なく撃墜されていく戦闘機…。


「そこの少年、どきなさい!」

「…え?」


後ろを振り返えれば、住宅の路地にひしめくような自衛隊の戦車が列を成して、キャタピラを唸らせ、ヘルドゥ竜に向かって突き進む。

………無茶苦茶だ。

戦車の後を追うように、銃を担いだ兵隊が行進していく。


「……駄目だ。恐すぎる!腰が抜けた…。」


そう、ここはEARTH・PERIODの中じゃなく、現実世界なのだ。一撃でも喰らったら……、死ぬ!無理だ!爆遊会館に行っても、どうにもならない…。


………どこか、安全な場所に避難しよう。


〜谷川大和〜

HP 10/10

ヘタレ発動!

大和は逃げ出した!

テンションダウン!

不安度MAX!!

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